
函館でゆっくり過ごせるカフェを知りたい



自家焙煎の名店や絶景カフェはどこ?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
函館は、1932年創業の北海道最古の珈琲店をはじめ、歴史的建造物を生かしたカフェが集まる街です。本記事では函館市内のカフェ13店を、自家焙煎の有無・エリア・営業時間・定休日・駐車場まで整理して紹介します。
冬期休業や不定休の店もあるため、掲載した営業情報は各店の公式サイトと函館市公式観光情報サイトで1店ずつ確認しました。
- 函館は1855年の記録から続くコーヒーの歴史を持ち、歴史的建造物を生かしたカフェが多い
- 自家焙煎の一杯ならピーベリー・函館美鈴・高島屋珈琲・箱館元町珈琲店の4店
- 景色で選ぶならティーショップ夕日・Cafe’ LAMINAIRE、和スイーツなら茶房 菊泉・茶房 ひし伊・茶房旧茶屋亭
- カフェ選びのポイントは「自家焙煎・エリア・営業時間・駐車場・予約と支払い」の5つ


日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。これまで3,000商品以上のコーヒー・関連商品を調査・比較し、その中から厳選して紹介しています。運営するコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」は最大月間約60万PVを記録し、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアでも紹介されています。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を累計3,000個以上販売しています。
函館がコーヒーの街と呼ばれる理由


函館とコーヒーの関わりは、観光地としてのイメージよりもずっと古くまでさかのぼります。
薬史学雑誌51巻1号に掲載された岡希太郎氏の論考によると、1855年から1856年にかけて、北海道沿岸を警備していた津軽藩士に壊血病と浮腫病の予防としてコーヒーが配給され、その冬は壊血病で亡くなった藩士が1人も出ませんでした(薬史学雑誌 51巻1号 珈琲一杯の薬理学)。
1859年には箱館が国際貿易港として開港し、横浜や長崎とともに西洋の文化を早くから受け入れました。コーヒーもその1つで、明治から昭和にかけて市内に喫茶店が広がっていきます。
そして1932年、鈴木商店として創業した函館美鈴が北海道で最も古い珈琲店として営業を始めました。今も大門店の店頭には1935年当時の焙煎機が展示されています。
現在の函館には、酒問屋の別邸・明治期の検疫所・海産商の店舗といった歴史的建造物を再生したカフェが集まる街になりました。建物の背景を知って訪れると、同じ一杯でも味わい方が変わります。
函館カフェの選び方


函館は魅力的なカフェが点在しているぶん、絞り込みの軸を決めておくと選びやすくなります。
自家焙煎かどうかで選ぶ
コーヒーそのものを目当てにするなら、自家焙煎の店を選びましょう。焙煎したての豆は香りの立ち方が違い、店ごとの味の狙いもはっきり出ます。
焙煎度によって味の方向は大きく変わるため、下の表で違いを押さえておきましょう。
| 焙煎度 | 味の傾向 | 向いている飲み方 |
|---|---|---|
| 浅煎り | 酸味が強く、果実のような風味が出る | ブラックで香りを楽しむ |
| 中煎り | 酸味と苦味のバランスが取れる | 食事と合わせる日常使い |
| 深煎り | 酸味が引いて苦味とコクが前に出る | ミルクを加えても味が負けない |
函館では、深煎りに絞った箱館元町珈琲店や、伝統の深煎りを守る函館美鈴のように、店ごとに焙煎の方向がはっきり分かれているのが特徴です。好みの焙煎度が決まっていれば、店選びはぐっと早くなります。




エリアで選ぶ
函館のカフェはエリアごとに性格が違います。その日の行き先に合わせて絞り込みましょう。
| エリア | 特徴 | 本記事で紹介する店 |
|---|---|---|
| 五稜郭・函館駅前 | 交通の便がよく、地元で長く続く店が多い | ピーベリー/函館美鈴 大門店 |
| 元町・函館山 | 坂と洋館の景観。歴史的建造物を生かした店が集まる | 箱館元町珈琲店/Transistor CAFE/café D’ici/茶房 菊泉/ティーショップ夕日 |
| 十字街・宝来町 | 市電で移動しやすく、海を望む店もある | 高島屋珈琲 銀座通り店/Cafe’ LAMINAIRE/茶房 ひし伊 |
| ベイエリア | 赤レンガ倉庫周辺。倉庫や洋館を改装した店が多い | MOSSTREES/ロマンティコ ロマンティカ/茶房旧茶屋亭 |
元町からベイエリアまでは徒歩でも回れる距離です。一方で五稜郭は市電やバスで20分ほど離れているため、同じ日にまとめるなら移動時間を計算に入れてください。


営業時間と冬期休業を確認する
函館のカフェは11時前後に開き、17時台に閉まる店が多くなっています。朝と夜はカフェの選択肢が一気に減るのが、この街の特徴です。
朝からコーヒーを飲みたいなら8時開店のピーベリー、夜に飲みたいなら23時まで営業する高島屋珈琲 銀座通り店が候補になります。
さらに注意したいのが冬です。ティーショップ夕日は12月上旬から3月下旬まで冬期休業し、Cafe’ LAMINAIREは12月から3月にかけて閉店が30分早まり、定休日も水曜と木曜の2日に増えます。
駐車場とアクセス手段で選ぶ
元町やベイエリアは道が狭く、一方通行も多いエリアです。車で回るなら、駐車場のある店を先に決めてから順路を組みましょう。
本記事で紹介する店のうち、無料駐車場が確認できるのはピーベリー(10台)、箱館元町珈琲店(7台)、café D’ici(5台)、ティーショップ夕日(8台)、Cafe’ LAMINAIRE(10台)、茶房 ひし伊(8台)、MOSSTREES(7台)、茶房旧茶屋亭(4〜5台)の8店です。
駐車場がない函館美鈴 大門店や茶房 菊泉は、市電と徒歩で回る日に組み込むと動きやすくなります。
予約の要否と支払い方法を確かめる
席数の少ない人気店では、予約が前提になっている場合も少なくありません。Transistor CAFEは予約優先で、電話またはInstagramのダイレクトメッセージから連絡できます。ロマンティコ ロマンティカも混み合うため、予約しておくと安心です。
支払い方法も事前に確認しておきましょう。カードや電子マネーへの対応が公式情報で確認できるのは、café D’ici・ロマンティコ ロマンティカ・茶房旧茶屋亭です。ほかの店は現金を用意しておくと安心して入れます。
函館のおすすめ人気カフェ13選
ここからは函館のおすすめカフェ13店を紹介します。まずは一覧表で特徴を比べてみましょう。
掲載の選定基準は、函館市内で現在も営業を確認できること、コーヒーまたは甘味に店独自の特徴があること、エリアが五稜郭から西部地区まで偏らないことの3点です。
検証方法は各店の公式サイトと函館市公式観光情報サイト・観光ガイドの照合で、店舗取材や実飲は行っていないため、味の断定は避けて公式一次情報による比較としてまとめています。メリットだけでなく、駐車場がない・冬期休業がある・現金しか使えないといったデメリットも各店の欄に記載しました。
| No. | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 店舗名 | ピーベリー | 函館美鈴 大門店 | 高島屋珈琲 銀座通り店 | 箱館元町珈琲店 | Transistor CAFE | café D’ici | 茶房 菊泉 | ティーショップ夕日 | Cafe’ LAMINAIRE | 茶房 ひし伊 | MOSSTREES | ロマンティコ ロマンティカ | 茶房旧茶屋亭 |
| エリア | 五稜郭 | 函館駅前 | 十字街 | 元町 | 元町 | 元町 | 元町 | 西部地区 | 宝来町 | 宝来町 | ベイエリア | 弁天町 | 末広町 |
| 自家焙煎 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ 深煎り専門 | ◯ | — | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業時間 | 8:00〜18:00 | 10:00〜18:00 | 12:00〜17:00 ほか夜営業 | 10:00〜17:30 | 11:00〜17:00 | 10:30〜19:00 | 10:00〜17:30 | 12:00〜日没 | 11:00〜18:00 ほか | 11:00〜17:00 | 11:45〜14:00 ほか夜営業 | 11:00〜20:00 | 11:30〜17:00 |
| 定休日 | 月・第2火 | 1月1日 | 不定休 | 火 | 月・火 | 木・第1,3水 | なし | 水・木+冬期休業 | 木(冬は水・木) | 水 | 月 | 火・水 | 木 |
| 駐車場 | 無料10台 | なし | 情報なし | 無料7台 | あり | 無料5台 | 専用なし | 無料8台 | 無料10台 | 無料8台 | 無料7台 | 情報なし | 無料4〜5台 |
| 向いている使い方 | 朝のコーヒー | 老舗の深煎り | 夜のコーヒー | 深煎りと散策 | パフェ狙い | 夜景の前後 | 和の体験 | 夕日を眺める | 海を眺める | 和スイーツ | 食事と甘味 | 夕方の食事 | 熟成珈琲 |
順番に解説します。
1. 五稜郭公園の緑を眺めて焼きたてパンと味わう「自家焙煎コーヒー ピーベリー」


自家焙煎コーヒー ピーベリーは、五稜郭公園の堀沿いに立つ自家焙煎の店です。窓際の席からは公園の緑や堀が見え、春は桜、冬は雪と、季節ごとに違う景色を眺めながらコーヒーを飲めます。
コーヒーは自家焙煎で、ブレンドとストレートの両方をそろえているのが特徴です。もう1つの看板が焼きたてのパンで、じゃがいもとチーズを包んだパンを目当てに通う人もいます。
見逃せないのは朝8時開店という早さです。函館のカフェは11時前後に開く店が多いなか、朝の観光前にコーヒーを1杯飲める貴重な選択肢になります。ただし11月から3月は9時開店に変わるため、冬に訪れるときは注意してください。
無料駐車場が10台分あり、車で五稜郭を回る日にも立ち寄りやすい立地です。
| エリア | 五稜郭 |
|---|---|
| 営業時間 | 平日・土曜 8:00〜18:00/日曜 8:00〜17:00(11〜3月は9:00開店) |
| 定休日 | 月曜日、第2火曜日 |
| 住所 | 北海道函館市五稜郭町27-8 |
| アクセス | 中央図書館前バス停から徒歩1分 |
| 駐車場 | 無料10台 |
| 自家焙煎 | ◯ |
| 特徴 | 焼きたてパンとセットで朝から利用できる |
2. 1932年創業で北海道最古の珈琲店「珈琲焙煎工房 函館美鈴 大門店」


函館美鈴は1932年に鈴木商店として創業した、北海道で一番の老舗珈琲店です。現在の大門店は1946年に開いた第一号の直営店舗にあたります。
店頭には1935年当時に使われていた焙煎機が展示されており、函館のコーヒー史をそのまま見られる場所になっています。
味の柱は伝統の深煎りです。コーヒーだけでなく、コクのある珈琲ソフトクリームや、焙煎した豆の風味を生かした焙煎珈琲カリーもあり、食事と一緒に楽しめます。
函館駅から徒歩3分と近い一方、専用駐車場はありません。市電や徒歩で回る日の1軒目に向いています。休みは1月1日だけなので、旅程を組みやすいのも利点です。
| エリア | 函館駅前・大門 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00〜18:00 |
| 定休日 | 1月1日 |
| 住所 | 北海道函館市松風町7-1 |
| アクセス | JR函館駅から徒歩3分 |
| 駐車場 | なし |
| 自家焙煎 | ◯ |
| 特徴 | 1935年当時の焙煎機を店頭に展示 |
3. 豆を選んで100gから買える自家焙煎店「高島屋珈琲 銀座通り店」


高島屋珈琲 銀座通り店は、店主が焙煎した豆を1杯ずつ淹れる専門店です。カウンター中心のこぢんまりとした造りで、目の前に並ぶ豆から好みを相談しながら選べます。
豆の種類が多く、気に入った銘柄は100gから購入できます。どれにするか迷うときは、普段飲んでいる味を伝えておすすめを聞くのが早道です。
特徴的なのが営業時間です。昼の12時から17時に加えて、19時から23時まで夜の営業があります。夕食後にコーヒーで一息つきたい日に選べる、函館では数少ない店です。
定休日は不定休のため、訪問前に電話で確認しておきましょう。
| エリア | 十字街・宝来町 |
|---|---|
| 営業時間 | 12:00〜17:00/19:00〜23:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 住所 | 北海道函館市宝来町22-13 |
| アクセス | 市電宝来町電停から徒歩3分 |
| 駐車場 | 情報なし(周辺の有料駐車場を利用) |
| 自家焙煎 | ◯ |
| 特徴 | 豆は100gから購入可能/夜23時まで営業 |
4. 八幡坂の途中で深煎り一本に絞った「箱館元町珈琲店」


箱館元町珈琲店は、観光名所の八幡坂の途中に2013年4月に開いた深煎り専門の自家焙煎店です。坂を上り下りする途中の休憩に使いやすい一軒家で、散策の合間に立ち寄る観光客が多く訪れます。
深煎りは焙煎時間が長いぶん酸味が引き、苦味とコクが前に出ます。ミルクにも負けないため、カフェオレにしても味が薄まりません。コーヒー豆研究所で3,000商品以上を試してきた経験から見ても、深煎り一本に絞った店は味の方向がぶれにくく、初めてでも好みを伝えやすい構成です。
コーヒーは650円からで、カボチャのケーキは500円。テイクアウト専用の深煎り珈琲ソフトクリームも人気があります。
元町エリアでは貴重な無料駐車場7台を備えた立地です。車で坂の上まで行きたい日にも使えます。
| エリア | 元町・函館山 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00〜17:30 |
| 定休日 | 火曜日 |
| 住所 | 北海道函館市元町31-11 |
| アクセス | 市電末広町電停から徒歩7分 |
| 駐車場 | 無料7台 |
| 自家焙煎 | ◯(深煎り専門) |
| 価格の目安 | コーヒー650円〜/カボチャのケーキ500円 |
5. 築90年の古民家で味わう季節のパフェ「Transistor CAFE」


Transistor CAFEは、築90年ほどの古民家を改装した元町のカフェです。看板は季節のフルーツをたっぷり使ったパフェで、桃やいちごなど旬の果物を主役にした一杯が並びます。
自家焙煎のドリップコーヒーと窯焼きピザもあり、甘いものと食事の両方を1軒で済ませられるのも利点です。パフェの果物は季節で入れ替わるため、訪れる時期によって違う味に出会えます。
席数が限られており、予約が優先されます。電話またはInstagramのダイレクトメッセージで予約できるので、確実に入りたいときは事前に連絡しておきましょう。ラストオーダーは16時で、材料が売り切れると早じまいになる日もあります。
| エリア | 元町・函館山 |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00〜17:00(ラストオーダー16:00) |
| 定休日 | 月曜日、火曜日 |
| 住所 | 北海道函館市元町28-18 |
| アクセス | 市電十字街電停から徒歩4分 |
| 駐車場 | あり |
| 自家焙煎 | ◯ |
| 予約 | 予約優先(電話・Instagramのダイレクトメッセージ) |
6. 南部坂の途中でコーヒーに合う焼き菓子を選ぶ「café D’ici」


café D’iciは、函館山ロープウェイ乗り場へ続く南部坂の途中にある18席のカフェです。茶色の壁に蔦が絡む外観が目印で、大きな窓から南部坂と函館山を眺められます。
菓子はコーヒーとの相性を考えて作られており、季節のフルーツを使ったケーキやタルト、スコーン、看板のカヌレが並びます。コーヒーはブレンドのほかにビター、特上フレンチと苦味の強さで選べる構成です。
19時まで営業しているため、函館山の夜景に上がる前後の時間調整にも使えます。カードや電子マネー、QRコード決済に対応しており、現金を持ち歩きたくない旅程でも安心です。
駐車場は店の斜め向かいに2台、隣に3台の計5台分が用意されています。
| エリア | 元町・函館山 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:30〜19:00 |
| 定休日 | 木曜日、第1・第3水曜日 |
| 住所 | 北海道函館市元町22-9 |
| アクセス | 市電十字街電停から徒歩7分 |
| 駐車場 | 無料5台(斜め向かい2台・隣3台) |
| 自家焙煎 | — |
| 支払い | カード・電子マネー・QRコード決済に対応 |
7. 大正時代の酒問屋別邸で自分で焼くおだんご「茶房 菊泉」


茶房 菊泉の建物は、1882年に創業した酒問屋の主人一家が暮らしていた別邸です。1944年に酒問屋を廃業した後も1990年までは住居として使われ、伝統的建造物に指定されたことをきっかけに甘味処へリノベーションされました。
名物は自分で焼くおだんごセットです。小さな七輪で好みの焼き加減に仕上げ、みたらしやあんこで味わいます。座って待つだけではない体験ができるので、子ども連れでも間が持ちます。
八幡坂から近く、元町散策の途中に組み込みやすい立地です。定休日がなく、ラストオーダーは17時。専用駐車場はないため、車なら徒歩3分の元町観光駐車場を使いましょう。
| エリア | 元町・函館山 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00〜17:30(ラストオーダー17:00) |
| 定休日 | なし |
| 住所 | 北海道函館市元町14-5 |
| アクセス | 市電末広町電停から徒歩7分 |
| 駐車場 | 専用なし(元町観光駐車場まで徒歩3分) |
| 自家焙煎 | — |
| 特徴 | 七輪で自分で焼くおだんごセット |
8. 明治期の検疫所を生かした夕日の名所「ティーショップ夕日」


ティーショップ夕日は、函館湾を見下ろす高台に建つ明治時代の検疫所を再生したカフェです。海側の窓際に5つのテーブルが並び、日が落ちるまで湾と空の色の変化を眺められます。
豆乳と本くず粉で作るくずプリンや自家製レアチーズケーキと、甘さを抑えたメニューがそろう構成です。閉店時刻が日没に合わせて動くのが特徴で、夏と冬では滞在できる時間が大きく変わります。
冬期は休業します。12月上旬まで営業し、再開は翌3月下旬の予定です。また、店主1人で接客する体制のため、入場者数や滞在時間を制限する場合があります。天気の良い週末の午後は混み合うので、ゆっくり過ごしたいなら開店直後が狙い目です。
無料駐車場が8台分あり、坂の多い西部地区でも車で向かえます。
| エリア | 元町・西部地区 |
|---|---|
| 営業時間 | 12:00〜日没 |
| 定休日 | 水曜日・木曜日(12月上旬〜3月下旬は冬期休業) |
| 住所 | 北海道函館市船見町25-18 |
| アクセス | 市電函館どつく前電停から徒歩13分 |
| 駐車場 | 無料8台 |
| 自家焙煎 | — |
| 注意 | 1人での接客のため入場者数・滞在時間を制限する場合あり |
9. 三面ガラス張りで津軽海峡を望む「Cafe’ LAMINAIRE」


Cafe’ LAMINAIREは、目の前に津軽海峡が広がる三面ガラス張りのカフェです。海に向いたカウンター席があり、1人でも景色を独り占めできます。テーブル席もあるため、グループでの利用にも対応できる造りです。
ランチは週替わりのパスタプレートやワンプレートが人気で、デザート付きのセットも選べます。ハワイアンコーヒーやハーブティー、チャイなど飲み物の幅が広いのも特徴です。
季節で営業時間と定休日が変わります。4月から11月は11時から18時で木曜定休、12月から3月は11時から17時30分で水曜と木曜が定休です。ラストオーダーはいずれも閉店30分前なので、夕方に向かうときは余裕を持って入りましょう。
| エリア | 十字街・宝来町 |
|---|---|
| 営業時間 | 4〜11月 11:00〜18:00/12〜3月 11:00〜17:30(ラストオーダーは30分前) |
| 定休日 | 4〜11月は木曜日/12〜3月は水曜日・木曜日 |
| 住所 | 北海道函館市宝来町14-31 |
| アクセス | 市電宝来町電停から徒歩5分 |
| 駐車場 | 無料10台 |
| 自家焙煎 | — |
| 特徴 | 海に面したカウンター席あり |
10. 明治の建物で和スイーツを味わう「茶房 ひし伊」


茶房 ひし伊は、明治38年に建てられ大正10年に増築された重厚な建物を使う甘味処です。1階はカウンターとボックス席、2階は小上がりの和風席という造りで、アンティーク雑貨や骨董品のショップも併設しています。
コーヒーは550円、自家製クリームあんみつは770円、ひし伊風パフェは830円と、和洋の甘味がそろいます。あんみつやおしることコーヒーを合わせられるのは、和スイーツの店ならではの楽しみ方です。
宝来町電停から徒歩2分と近く、無料駐車場も8台分あります。市電でも車でも寄りやすい立地です。
| エリア | 十字街・宝来町 |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00〜17:00 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 住所 | 北海道函館市宝来町9-4 |
| アクセス | 市電宝来町電停から徒歩2分 |
| 駐車場 | 無料8台 |
| 自家焙煎 | — |
| 価格の目安 | コーヒー550円/自家製クリームあんみつ770円 |
11. 明治末期の船具店を改装したカフェレストラン「MOSSTREES」


MOSSTREESは、明治時代末期に建てられた船具店を改装したカフェレストランです。モスグリーンの壁が目印で、ベイエリア散策の途中に食事とデザートをまとめて取れます。
ランチは1,200円前後、チーズハンバーグは1,580円、デザートは550円から750円ほど。夜は2,000円前後の予算で使えるため、観光の締めのディナーにも向きます。
昼と夜で営業が分かれているのが注意点です。平日は11時45分から14時と、17時30分から21時30分の二部制で、土日は昼の営業が16時まで延びます。定休日は月曜日で、火曜日が不定休になる場合もあるため注意しましょう。無料駐車場は7台分用意されています。
| エリア | ベイエリア |
|---|---|
| 営業時間 | 11:45〜14:00/17:30〜21:30(土・日曜は昼の営業が16:00まで) |
| 定休日 | 月曜日(火曜日は不定休) |
| 住所 | 北海道函館市大町9-15 |
| アクセス | 市電大町電停から徒歩3分 |
| 駐車場 | 無料7台 |
| 自家焙煎 | — |
| 価格の目安 | ランチ1,200円前後/ディナー2,000円前後 |
12. ロマロマの愛称で親しまれる大正期の建物「ロマンティコ ロマンティカ」


ロマンティコ ロマンティカは、ロマロマの愛称で地元客に親しまれる弁天町のカフェです。大正時代に建てられた水色のレトロな建物と、カラフルな雑貨で彩られた店内が特徴です。
看板メニューは具材を選べるピタパンとキッシュのセット。ボリュームのあるランチプレートや自家製ケーキ、種類豊富なパフェもそろい、食事にも甘味にも使えます。
11時から20時までの通し営業で、ラストオーダーは19時。夕方に開いているカフェが少ない西部地区では貴重な存在です。定休日は火曜日と水曜日で、人気店のため予約しておくと確実です。カードと電子マネーが使えます。
| エリア | ベイエリア・弁天町 |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00〜20:00(ラストオーダー19:00) |
| 定休日 | 火曜日・水曜日 |
| 住所 | 北海道函館市弁天町15-12 1F |
| アクセス | 市電大町電停から徒歩3分 |
| 駐車場 | 情報なし(周辺の有料駐車場を利用) |
| 自家焙煎 | — |
| 支払い | カード・電子マネーに対応 |
13. 和洋折衷建築で三年熟成珈琲を味わう「茶房旧茶屋亭」


茶房旧茶屋亭は、明治末期に海産商の近藤商会として建てられた店舗と居室を再生し、1992年に開いた甘味処です。その後に伝統的建造物へ指定された、函館らしい和洋折衷建築を今も使っています。
看板は665円の三年熟成珈琲です。熟成させた豆は角が取れ、酸味が落ち着いてまろやかな口当たりになります。昔ながらの固めプリンやかぼちゃのおしることも合わせやすい味わいです。
アンティークの調度品が並ぶ店内は、大正ロマンの雰囲気そのもの。無料駐車場が4台から5台分あり、十字街電停から徒歩2分と歩いても近い立地です。
| エリア | ベイエリア・末広町 |
|---|---|
| 営業時間 | 11:30〜17:00(時期により11:00開店の案内あり) |
| 定休日 | 木曜日 |
| 住所 | 北海道函館市末広町14-29 |
| アクセス | 市電十字街電停から徒歩2分 |
| 駐車場 | 無料4〜5台 |
| 自家焙煎 | — |
| 価格の目安 | 三年熟成珈琲665円 |
函館のカフェ巡りで失敗しない4つの注意点


函館ならではの事情を知らないまま歩くと、着いたのに入れないという事態が起こります。
冬は休業と時短が増える
海沿いや高台の店は、冬に営業を縮小します。ティーショップ夕日は12月上旬で営業を終え、再開は翌3月下旬の予定です。Cafe’ LAMINAIREも12月から3月は閉店時刻が早まり、定休日が1日増えます。
冬に函館へ行くなら、訪問予定の店の冬期営業を出発前に確認しておきましょう。
現金しか使えない店がある
歴史的建造物を使う小規模な店では、キャッシュレス決済に対応していない場合があります。カード払いを前提に現金を持たずに歩くと、支払いで困ることになります。
1日のカフェ巡りで使う分の現金は、あらかじめ用意しておくのが安全です。
元町とベイエリアは駐車場が限られる
元町は坂が急で道幅も狭く、路上に停める余地はほとんどありません。専用駐車場のない店を目指すなら、元町観光駐車場などの公共駐車場に停めて歩く前提で計画しましょう。
茶房 菊泉のように、徒歩3分の公共駐車場を案内している店もあります。
人気店は予約と滞在時間の制限を確認する
Transistor CAFEは予約が優先されるため、当日に空席がない日もあると考えておきましょう。ティーショップ夕日は1人での接客体制のため、入場者数や滞在時間を制限する場合があります。
長く過ごしたいなら、開店直後を狙うか、あらかじめ電話で状況を聞いておくと確実です。


函館のカフェに関するよくある質問
- 駐車場があるカフェはどこ?
-
無料駐車場が確認できるのは、ピーベリー(10台)、箱館元町珈琲店(7台)、café D’ici(5台)、ティーショップ夕日(8台)、Cafe’ LAMINAIRE(10台)、茶房 ひし伊(8台)、MOSSTREES(7台)、茶房旧茶屋亭(4〜5台)の8店です。
茶房 菊泉には専用駐車場がなく、徒歩3分の元町観光駐車場を利用します。函館美鈴 大門店も駐車場がないため、市電や徒歩での訪問が前提です。
- 冬に休むカフェはある?
-
ティーショップ夕日は冬期休業します。12月上旬まで営業し、再開は翌3月下旬の予定です。
Cafe’ LAMINAIREは12月から3月にかけて閉店が17時30分に早まり、定休日も水曜日と木曜日の2日になります。
- 朝からコーヒーが飲めるカフェは?
-
本記事で紹介する店のうち、最も早いのは8時開店の自家焙煎コーヒー ピーベリーです。ただし11月から3月は9時開店に変わります。
次に早いのが10時開店の函館美鈴 大門店・箱館元町珈琲店・茶房 菊泉です。
- 夜まで営業しているカフェは?
-
高島屋珈琲 銀座通り店は19時から23時まで夜の営業があり、コーヒーを飲みたい夜に使えます。
食事も取るならMOSSTREESは21時30分まで、ロマンティコ ロマンティカは20時までの営業です。café D’iciは19時までなので、函館山の夜景に上がる前に立ち寄れます。
- 予約したほうがよい店は?
-
Transistor CAFEは席数が限られており、予約が優先の店です。電話またはInstagramのダイレクトメッセージから予約できます。
ロマンティコ ロマンティカも人気があるため、確実に入りたい日は予約しておくと安心です。
- 自家焙煎のコーヒーが飲めるのはどの店?
-
自家焙煎コーヒー ピーベリー、珈琲焙煎工房 函館美鈴 大門店、高島屋珈琲 銀座通り店、箱館元町珈琲店、Transistor CAFEの5店です。
このうち箱館元町珈琲店は深煎りに絞っており、苦味とコクをしっかり感じたい人に向きます。
- 1人でも入りやすいカフェは?
-
カウンター席のある高島屋珈琲 銀座通り店とCafe’ LAMINAIREは、1人でも過ごしやすい造りです。Cafe’ LAMINAIREのカウンターは海に向いており、景色を独り占めできます。
ティーショップ夕日も窓際のテーブルから日没まで景色を眺められるため、1人の時間を過ごすのに向いています。
函館のカフェ巡りをコーヒーから楽しもう!
本記事では、函館のおすすめカフェ13店と、失敗しないための選び方を紹介しました。
- 函館は1855年の配給記録から続くコーヒーの歴史を持ち、1932年創業の北海道最古の珈琲店が今も営業している
- 自家焙煎で選ぶならピーベリー・函館美鈴 大門店・高島屋珈琲 銀座通り店・箱館元町珈琲店・Transistor CAFEの5店
- 景色で選ぶならティーショップ夕日・Cafe’ LAMINAIRE、和スイーツなら茶房 菊泉・茶房 ひし伊・茶房旧茶屋亭
- 冬期休業・現金のみ・駐車場・予約の4点を出発前に確認しておく
歴史的建造物を生かした店から、自家焙煎にこだわる専門店まで、函館のカフェは1軒ごとに背景が違います。行き先を決めたら、営業時間と定休日をもう一度確かめてから出かけてください。
本記事の営業情報は各店の公式サイトと函館市公式観光情報サイトを照合したものですが、小規模な個人店では臨時休業や時間変更も起こります。遠方から向かう日ほど、前日に電話やSNSで最終確認をしておくと安心です。
コーヒー豆そのものを持ち帰りたいなら、豆売りに力を入れる専門店を回るルートもおすすめです。北海道全域の豆専門店は別記事でまとめています。


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