
カフェジャポーネって何?エスプレッソとどう違うの?



対応機種も知りたい
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
カフェジャポーネはデロンギが日本人の好みに合わせて独自開発した抽出メニューです。エスプレッソの旨みとドリップのすっきり感を融合した、日本限定のコーヒーとして注目を集めています。
この記事では、カフェジャポーネの仕組みや味の特徴、エスプレッソとの違い、対応機種、さらに美味しくする設定方法まで徹底解説します。
- カフェジャポーネはデロンギが日本向けに開発した「蒸らし抽出」メニュー
- エスプレッソのコクとドリップのすっきり感を両立した味わい
- 対応機種はマグニフィカSを含む5シリーズ以上
- 中煎り〜中深煎りの豆+濃度やや濃いめ設定が美味しさの鍵


日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。累計3,000商品以上をカッピングスコア基準で評価した上で、厳選して紹介しています。運営する国内最大級のコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」(月間60万PV)は多くの読者に支持され、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアにも出演。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を累計3,000個以上販売しています。
カフェジャポーネとは?デロンギ独自の日本向け抽出メニュー


カフェジャポーネとは、イタリアの家電メーカー「デロンギ」が日本市場向けに独自開発した抽出メニューのことです。
一般的なエスプレッソは少量を濃く短時間で抽出します。一方、日本ではマグカップでたっぷりのコーヒーをゆっくり楽しむ文化が根付いているもの。この飲み方の違いに着目し、デロンギが「日本人の日常に合うコーヒー」として生み出したのがカフェジャポーネです。
カフェジャポーネの仕組み(蒸らし+ダブルグラインド)
カフェジャポーネの抽出には2つの独自技術が使われています。
1つ目は「蒸らし抽出」です。ハンドドリップのように少量のお湯を注いで蒸らす工程を自動で再現します。コーヒーが少し落ちては止まり、また落ちては止まるという断続的な抽出を繰り返すのが特徴。この工程により、豆の風味をしっかり引き出せる仕組みになっています。
2つ目は「ダブルグラインド」。豆を二度に分けて挽くことで、より均一な粒度を実現しました。この2つの技術の組み合わせにより、香り豊かでコクのあるドリップ風コーヒーが完成します。
カフェジャポーネが開発された背景
イタリアでは30mlほどのエスプレッソを短時間で飲むスタイルが主流です。一方、全日本コーヒー協会の調査によると、日本人1人あたりのコーヒー消費量は年間約340杯。200〜300mlのコーヒーを時間をかけて楽しむのが日本の飲み方です。
デロンギはこの文化の違いに注目しました。エスプレッソマシンの高圧抽出技術を活かしつつ、日本人が求める「すっきりしているのにコクがある」味わいを追求。その結果誕生したのがカフェジャポーネです。日本導入モデル限定の機能であり、本国イタリアのマシンには搭載されていません。
カフェジャポーネとエスプレッソ・ドリップの違い


カフェジャポーネの味を正確に理解するには、他のコーヒーとの違いを知ることが大切です。ここでは代表的な3種類のコーヒーと比較していきましょう。
エスプレッソとの違い
エスプレッソは高圧で短時間に少量を一気に抽出する方法です。濃厚で苦味が強く、1杯あたり約30mlが一般的。
一方、カフェジャポーネも高圧抽出ですが、抽出時間がやや長く湯量も多めに設定されています。苦味とコクを残しつつ、尖りを抑えたまろやかな味が特徴。量は120〜180ml程度で、マグカップ1杯分をしっかり楽しめます。
| 項目 | カフェジャポーネ | エスプレッソ |
|---|---|---|
| 抽出圧 | 高圧(9気圧) | 高圧(9気圧) |
| 抽出時間 | やや長め | 約25〜30秒 |
| 湯量 | 120〜180ml | 約30ml |
| 味わい | すっきり+コク | 濃厚・苦味強め |
| 蒸らし工程 | あり | なし |
ドリップコーヒーとの違い
ドリップコーヒーは重力を利用してお湯を落とす「透過式」の抽出法。すっきりとクリアな味わいが魅力です。
カフェジャポーネは高圧抽出のため、ドリップと比べて香りが立ちやすく、コクと厚みのある口当たりに仕上がります。「ドリップでは物足りないけど、エスプレッソは濃すぎる」という方にぴったりのポジションといえるでしょう。


アメリカーノとの違い
アメリカーノはエスプレッソを抽出した後にお湯を足して薄めるコーヒーです。手軽ですが、後からお湯を加えるため風味がやや単調になりがち。
カフェジャポーネは抽出段階で湯量を調整しているため、味に一体感があります。蒸らし工程も加わることで風味の奥行きが生まれ、アメリカーノとは明確に異なる仕上がりです。
【比較表付き】カフェジャポーネの対応機種一覧
カフェジャポーネ機能はデロンギの全自動コーヒーマシンの一部に搭載されています。ボタン1つで豆の計量・グラインド・蒸らし・抽出まで全自動で完了するのが大きな魅力。
ここでは代表的な3機種を紹介します。
| 機種名 | 型番 | ミルク機能 | 参考価格(税込) |
|---|---|---|---|
| マグニフィカ S | ECAM22112B | 手動フロッサー | 約57,000円 |
| マグニフィカ スタート | ECAM22020 | 手動フロッサー | 約70,000円 |
| マグニフィカ イーヴォ | ECAM29081TB | ラテクレマ(自動) | 約160,000円 |
※2026年3月時点
マグニフィカ S(ECAM22112)


- 約57,000円とカフェジャポーネ搭載機で最安
- ボタン1つで挽きたてコーヒーが完成
- コンパクトで置き場所に困らない
- メニューは2種類のみ
- ミルクフロッサーは手動
デロンギの全自動コーヒーマシンで最もコスパに優れたモデルです。カフェジャポーネ搭載機の入門機として圧倒的な人気を誇ります。
エスプレッソとカフェジャポーネの2メニューをワンタッチで抽出可能。手動のミルクフロッサーも付属しているため、カプチーノも作れます。豆の量や濃度、抽出量を細かく調整できるダイヤル式のインターフェースを採用。
Amazonや楽天でも星4.5以上の高評価を獲得しており、「初めての全自動マシンに最適」という口コミが多数。約57,000円という価格は、毎日カフェで買うことを考えれば半年〜1年で元が取れる計算です。初めてカフェジャポーネを試すなら、まずこの1台から始めてみてください。
マグニフィカ スタート(ECAM22020)


- タッチパネルで直感的に操作できる
- 3種類のコーヒーメニューに対応
- マグニフィカSより洗練されたデザイン
- マグニフィカSより約1.3万円高い
- ミルクフロッサーは手動
マグニフィカSの後継にあたるモデルで、タッチパネル式の操作パネルを採用しています。アイコンをタッチするだけでメニューを選べるため、機械操作が苦手な方にもおすすめ。
エスプレッソ・カフェジャポーネに加え「スペシャルティ」メニューも搭載されており、合計3種類のコーヒーメニューから選べるのが特徴です。スペシャルティモードは豆を贅沢に使い、より濃厚な一杯を抽出してくれます。
マグニフィカSとの価格差は約1.3万円。デザインの洗練さとタッチパネルの操作性に魅力を感じるなら、十分に価値のある差額でしょう。長く使うマシンだからこそ、見た目と使い勝手の満足度は重要なポイントです。
マグニフィカ イーヴォ(ECAM29081TB)


- ラテクレマシステムでミルク泡を自動生成
- 6メニュー対応でドリンクの幅が広い
- ワンタッチでラテ・カプチーノも楽しめる
- 価格が約16万円と高め
- 本体サイズが大きい
ラテクレマシステムを搭載した中〜上位モデルです。ボタン1つできめ細かいミルク泡を自動生成できるため、カプチーノやカフェラテもワンタッチで楽しめます。手動フロッサーで泡立てる手間がないのは大きなメリット。
コーヒーメニュー3種類とミルクメニュー3種類の合計6メニューに対応しています。朝はカフェジャポーネでブラック、午後はカプチーノでリフレッシュ、といった使い分けが1台で完結するのが魅力。
約16万円と価格帯は上がりますが、ミルク系ドリンクを毎日カフェで買うことを考えれば長期的にはコスト削減になります。カフェジャポーネだけでなく、ラテ系も日常的に飲みたい方に最適な一台でしょう。


カフェジャポーネがまずい・薄いと言われる理由と対策


「カフェジャポーネ まずい」「薄い」という口コミを見かけることがあります。しかし多くの場合、味そのものの問題ではなく設定や期待値のズレが原因です。
まずいと感じる4つの原因
- 期待とのズレ:ドリップコーヒーを想像して飲むと、エスプレッソ寄りの香りに違和感を覚えることがある
- 豆との相性:深煎りすぎる豆や鮮度が落ちた豆では「薄いのに苦い」というバランスの悪さが出やすい
- 初期設定のまま使用:濃度・湯量を調整せずにデフォルトのまま飲んでいるケースが非常に多い
- エスプレッソ香が苦手:高圧抽出特有の香りが合わない人も一定数存在する
コーヒー豆研究所で実際に検証した結果、設定と豆を適切に選べば満足度は大きく変わりました。以下の方法を試してみてください。
カフェジャポーネを美味しくする3つの設定方法
初期設定は控えめな濃度になっています。1段階上げるだけで味の輪郭がはっきりし、香りとコクが立体的に感じられるようになります。
初期設定の湯量は多めで、味が間延びしがちです。10〜20ml程度減らすだけで、コクと香りのバランスが一気に整うでしょう。
浅煎りでは酸味が強すぎ、深煎りでは苦味が前に出やすくなります。中煎り〜中深煎りがカフェジャポーネの良さを最大限に引き出せる焙煎度です。焙煎から2週間以内の鮮度の高い豆を選んでみてください。
カフェジャポーネに合うおすすめのコーヒー豆


カフェジャポーネの味を左右するのは、マシンの設定だけではありません。豆選びも味の仕上がりに大きく影響します。
焙煎度の選び方


カフェジャポーネに最も合う焙煎度は中煎り(ハイロースト)〜中深煎り(シティロースト)です。
浅煎りだと酸味が前面に出すぎて、カフェジャポーネ特有のコクが打ち消されてしまいます。逆にフレンチロースト以上の深煎りだと苦味が強調され、バランスが崩れやすくなるもの。フルシティロースト程度の深さであれば、味が安定しやすいでしょう。
ライトローストとシナモンローストは、浅煎りの焙煎度合いになります。
黄色から茶色へと変化する程度の焙煎度合いです。
コーヒーの風味はかなり弱い状態。
中煎りはミディアムローストとハイローストです。
この状態では茶褐色とまだ色は薄いものの、軽やかな風味を楽しめます。
特にハイローストは深煎りに近いため、コクと若干の苦味がありながら飲みやすいのが特徴です。
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
以上の順番で焙煎度合いは増していきます。
シティローストは最も人気な焙煎度合い。
苦みやコク、甘みのバランスが丁度よいのが特徴で、カフェで提供されるコーヒーもシティローストが多いです。
イタリアンローストになると、コーヒー豆の見た目はほぼ真っ黒です。
味もかなり濃く、味わいも濃厚になります。
おすすめの産地・銘柄


筆者が3,000商品以上のコーヒーを飲み比べた経験から、カフェジャポーネと相性の良い産地を紹介します。
- グアテマラ:ナッツのような甘みとチョコレート感が蒸らし抽出と好相性
- コロンビア:バランスの取れた味わいで「すっきり+コク」を最大限に活かせる
- ブラジル:苦味と甘みのバランスが良く、毎日飲んでも飽きにくい万能タイプ
- キリマンジャロ:華やかな酸味と甘みが特徴で、中煎りならカフェジャポーネでも楽しめる
いずれも焙煎から2週間以内の鮮度の高い豆を選ぶのがポイントです。スーパーで売られている豆よりも、専門店やオンラインショップで焙煎日が明記された豆を購入すると、味の違いを実感できます。
より大きな地域ごとの特徴をタブでまとめています。クリックすると詳細が見れます
苦みと深いコクが特徴。いつもと違うコーヒーを飲みたい方におすすめです。
代表的な銘柄はインドネシアの「マンデリン」。
苦みが強く、深いコクが感じられます。また香辛料のような独特な香りも魅力でしょう。
そのため、少しクセのあるコーヒーを試したい際や、普段からミルクや砂糖と一緒に飲んでいる方などの甘党の方にもおすすめです。


カフェジャポーネが向いている人・合わない人


カフェジャポーネは万人向けのコーヒーではありません。自分の好みに合うかどうか、以下を参考に判断してみてください。
カフェジャポーネが向いている人
- マグカップでブラックコーヒーを毎日飲む習慣がある
- エスプレッソは濃すぎると感じる
- ドリップコーヒーでは物足りなさを感じる
- コンビニコーヒー以上の品質を自宅で手軽に楽しみたい
- 手間をかけずボタン1つで美味しいコーヒーを飲みたい
上記に2つ以上当てはまる方は、カフェジャポーネの満足度が高い傾向にあります。実際、デロンギのマグニフィカSは在宅ワーカーを中心に「毎朝の必需品」として愛用されています。
カフェジャポーネが合わない人
- ドリップ特有のすっきり感(クリーンカップ)を重視する
- 浅煎り・フルーティ系のコーヒーが好み
- 苦味は極力少ない方がいい
- エスプレッソの香り自体が苦手
これらに複数該当する場合は、ハンドドリップや通常のドリップコーヒーメーカーの方が好みに合うかもしれません。


カフェジャポーネに関するよくある質問
- カフェジャポーネとレギュラーコーヒーの違いは何ですか?
-
レギュラーコーヒーは一般的にドリップ式で抽出しますが、カフェジャポーネはエスプレッソマシンの高圧技術+蒸らし工程で抽出します。ドリップよりコクが強く、香りが豊かな仕上がりになるのが最大の違いです。
- カフェジャポーネは1杯あたりいくらですか?
-
使用する豆にもよりますが、1杯あたり約80〜100円程度です。カフェで注文する400〜500円と比べると、長期的に見て大幅なコスト削減になります。マシンの初期投資(約57,000円〜)は半年〜1年で回収できる計算です。
- カフェジャポーネの抽出量は変えられますか?
-
はい、対応マシンには抽出量の調整機能があり、好みに合わせて湯量を変更できます。「2×」ボタンを使えば倍量の抽出も可能です。濃度や豆の量も調整でき、自分好みの一杯に仕上げられます。
- カフェジャポーネにミルクを入れても美味しいですか?
-
ミルクとの相性は良好です。エスプレッソほど濃くないため、少量のミルクを加えるとまろやかなカフェオレ風の味わいになります。ラテクレマシステム搭載機種なら、本格的なラテもワンタッチで楽しめます。
- カフェジャポーネ非対応のデロンギマシンで同じ味は再現できますか?
-
完全な再現は難しいですが、近い味わいを出すことは可能です。エスプレッソを抽出し、別途お湯を足す「アメリカーノ」方式で代用できます。ただし蒸らし工程がないため、カフェジャポーネ特有の風味の奥行きは出せません。
カフェジャポーネの特徴を知って自分に合う一杯を見つけよう!


カフェジャポーネはデロンギが日本人の好みに合わせて開発した独自の抽出メニューです。
エスプレッソのコクとドリップのすっきり感を兼ね備えた味わいは、多くのコーヒー好きに支持されています。「まずい」「薄い」という声もありますが、豆の選択と設定の調整で解決できるケースがほとんど。中煎り〜中深煎りの新鮮な豆を選び、濃度をやや濃いめに設定するだけで味は大きく変わります。
まずはマグニフィカSなどのエントリーモデルから試してみてはいかがでしょうか。ボタン1つで挽きたて・淹れたてのカフェジャポーネを毎日の習慣にできます。
- カフェジャポーネはデロンギが日本向けに開発した「蒸らし+ダブルグラインド」抽出
- エスプレッソより飲みやすく、ドリップよりコクがある中間的な味わい
- マグニフィカS(約57,000円)が最もコスパの良い入門機
- 美味しく飲むコツは中煎り〜中深煎りの豆+濃度やや濃いめ設定
- カプセル式:キューリグ(定期便)
| ボタン1つで“いつでも同じ味”を最短で。忙しい朝でも失敗しにくく、 後片付けがラクなのが最大の魅力。 - ドリップ式(全自動):パナソニック NC-A57| 豆挽き〜抽出までお任せで、毎日のコーヒーを“習慣化”しやすい一台。 手軽さと味のバランスで選ぶなら定番。
- エスプレッソ式:デロンギ マグニフィカ| ラテ・カプチーノまで家で楽しみたい方向け。 「カフェっぽい一杯」を再現しやすく、 来客時にも強いモデル。
もっと比較して選びたい方は「コーヒーメーカー(器具)のおすすめ・選び方まとめ」をチェック!













