
風邪をひいた時にコーヒーは効くのかな?



風邪のときも飲んでよい?薬と一緒に飲む場合の注意点は?
コーヒーを風邪の治療目的で飲むことは勧められません。この記事では、成人が体調や服薬状況に合わせて飲むかどうかを判断するための注意点を整理します。
- コーヒーの効果と副作用
- コーヒーを風邪の治療目的で飲むことは勧められない
- カフェインの摂りすぎによる不眠、動悸、胃の不快感などに注意
- 風邪時のコーヒー摂取のポイント
- 休養を優先し、体調が悪いときは無理に飲まない
- 水など飲みやすいもので水分を補給する
- 服薬中は、薬の成分とカフェインに関する注意事項を確認する
- 風邪時のおすすめのコーヒーの飲み方
- 飲みたい場合も治療とは分けて考え、デカフェにもカフェインが残る点に注意


コーヒー豆研究所の運営者、げんた(@topcoffeelab)のプロフィールです。
運営サイトについて
コーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」を運営しています。各記事の情報源や検証内容は本文をご確認ください。コーヒー豆のブランド「ラボカフェ」の情報も公開しています。
風邪のときはコーヒーより休養と水分補給を優先


一般的な風邪は自然に回復することが多く、休養と水分補給が基本です。コーヒーで治そうとせず、体を休めましょう。
市販の風邪薬は、つらい症状を一時的に和らげるためのものです。薬を選ぶ際は、医師や薬剤師に相談してください。
風邪に似た症状でも、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の場合があります。重症化リスクがある人は、症状が軽くても早めに医療機関に相談しましょう。
治療や受診の目安は、米国疾病予防管理センター(CDC)の風邪の対処法も参考になります。
コーヒーを風邪の治療代わりにしないための4つの注意点


コーヒーに含まれる成分の働きを、そのまま風邪の治療効果と考えることはできません。次の4点を区別しましょう。
- 頭痛への対処をコーヒーだけで判断しない
- 咳や鼻づまりの薬の代わりにしない
- 解熱を目的に飲まない
- 尿が増えてもウイルスの排出とは結びつけない
頭痛への対処をコーヒーだけで判断しない
風邪に伴う頭痛を、コーヒーで治療しようとするのは避けましょう。
頭痛の原因は一つではなく、血管の変化だけで説明できるものではありません。
痛みがつらい場合は、飲んでいる薬や持病を伝え、医師や薬剤師に対処法を相談してください。


咳や鼻づまりの薬の代わりにしない
コーヒーを、咳止めや鼻づまりの薬の代わりに飲むことは勧められません。
「カフェインで咳やたんを抑え、気管支を広げる」という説明から、コーヒーの治療効果を判断しないでください。
息苦しさや呼吸が速いなどの症状がある場合は、飲み物で様子を見続けず、医療機関を受診しましょう。
解熱を目的に飲まない
コーヒーを解熱剤の代わりに飲まないでください。
「カフェインによる発汗で熱が下がる」「ホットコーヒーでも解熱できる」とする根拠は、今回参照した資料では確認できません。
熱が続く、いったん改善した症状が再び悪化するなどの場合は、医療機関への相談が必要です。



熱を下げるためにコーヒーを飲むのはやめておこう。
尿が増えてもウイルスの排出とは結びつけない
尿の量が増えることと、呼吸器のウイルス感染が治ることは別です。
コーヒーでウイルスを尿とともに排出し、増殖を防ぐという説明を裏づける根拠は、今回参照した資料では確認できません。
風邪のときに注意したいカフェインの影響


風邪のときは、カフェインによる不調や服薬との組み合わせにも注意してください。
- 胃の不快感や吐き気に注意する
- 服用中の薬との組み合わせを確認する
- 睡眠を妨げないようにする
胃の不快感や吐き気に注意する
米国食品医薬品局(FDA)のカフェインに関する解説では、摂りすぎによる胃の不快感や吐き気、不眠、動悸などが挙げられています。
普段飲める量でも、体調や服用中の薬によって判断は変わります。
胃の不快感や吐き気があるときは、無理にコーヒーを飲まないでください。
豆が新鮮であれば胃への負担を避けられる、とは言い切れません。
コーヒーと胃の関係性については「コーヒーで胃が荒れる?胃もたれ・ムカムカの原因と対処法を完全解説」の記事をチェック!


服用中の薬との組み合わせを確認する
飲み物を選ぶ際は、薬の注意事項も確認しましょう。
例えば、鼻づまりに使われるプソイドエフェドリンについて、英国の国民保健サービス(NHS)は、動悸や震えなどの副作用を避けるためにカフェインを減らすよう案内しています。
すべての風邪薬に同じ成分が入っているわけではありません。商品名だけで判断せず、成分と添付文書を確認し、薬剤師に相談してください。
カフェインはコーヒーだけでなく、茶類やエナジードリンク、一部の市販薬にも含まれています。
カフェインを含む飲み物は注意が必要
飲み物と薬を合わせたカフェイン摂取に注意しましょう。
風邪のときの水分補給は、水など飲みやすいもので行い、コーヒーを無理に選ぶ必要はありません。
睡眠を妨げないようにする
休養を優先したいときには、眠りを妨げない飲み方を考えましょう。
カフェインの影響で眠りにくくなる人は、就寝前のコーヒーを控えてください。
風邪のときにコーヒーを飲みたい場合の工夫


飲みたい場合も、治療効果を期待するのではなく、体調に合う範囲で味を楽しむものと考えましょう。
コーヒーに蜂蜜を入れる
蜂蜜を入れるのは、甘みを加えて味を楽しむためのアレンジです。コーヒーとの組み合わせで風邪が治るわけではありません。
蜂蜜は1歳未満の乳児には与えないでください。ここでは成人向けの飲み方を紹介します。
蜂蜜入りコーヒーの作り方
- お好みのコーヒー(1カップ)
- 蜂蜜(大さじ1)
淹れたコーヒーに蜂蜜を加え、よく混ぜます。
やけどをしない温度まで冷ましてから飲んでください。
蜂蜜の量はお好みで調整しましょう。
カフェインを減らすならデカフェも選択肢
カフェインを減らしたい場合は、カフェインレス(デカフェ)のコーヒーも選択肢です。
ただし、カフェインレスでも通常は少量のカフェインが残っています。カフェインが全く含まれないという意味ではありません。
不眠などの影響が絶対に起こらないとは限らないため、体調や商品の表示を確認してください。
カフェインレスコーヒーの選び方は、以下の記事で紹介しています。


風邪のときは体調と服薬状況に合わせて判断しよう


風邪のときは、コーヒーの効果を期待するよりも、休養・水分補給と必要な受診を優先しましょう。
- コーヒーの効果と副作用
- 解熱やウイルス排出を目的にコーヒーを飲まない。
- 不眠、動悸、胃の不快感などに注意する。
- 摂取のポイント
- 休養と水分補給を優先する。
- 体調と服薬状況を確認する。
- おすすめの飲み方
- 飲む場合は、やけどをしない温度で。
- 蜂蜜を加えても風邪の治療にはならない。
- デカフェにも少量のカフェインが残る。
息苦しさ、脱水、長引く症状など、気になる変化があれば医療機関に相談してください。
\ 約1分でぴったりの1杯を見つけよう /
コーヒー豆研究所の記事を根拠に、関連情報と一緒に回答します。
この機能の利用にはJavaScriptが必要です。













