
アイスのインスタントコーヒーってまずい?

美味しい作り方が知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
アイスコーヒーが飲みたいとき、手元にあればインスタントコーヒーで作ろうと考えた人は多いはずです。
でも、作ってみたはいいものの、思ったほど美味しくない。それどころか、まずいと感じてしまうこともあるでしょう。
本記事では、アイスのインスタントコーヒーがまずい理由と、美味しく作る方法について紹介します。美味しい作り方を知って、冷たいコーヒーを堪能しましょう。
- アイスのインスタントコーヒーがまずいと言われる理由
- 水だけで作っている
- 分量を気にしていない
- ホット用のインスタントコーヒーを使っている
- 最初にお湯で溶かすと美味しく作れる
- アイス対応のインスタントコーヒーを使うのがおすすめ

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年、専門家として活動しています。運営する国内最大級のコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」(月間60万PV)は多くの読者に支持され、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアにも出演。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を販売しています。
それでは早速見ていきましょう!
アイスのインスタントコーヒーがまずいと言われる理由

アイスで作ったインスタントコーヒーがなぜまずいと言われるのか、その理由について解説していきます。
水だけで作っている
アイスのインスタントコーヒーがまずいと言われる大きな理由は、水だけで作っていることにあります。
冷たい水ではコーヒーの粉がしっかり溶けず、味が薄くなりがちです。
特にフリーズドライ製法のインスタントコーヒーは粒が大きいため、冷水では完全に溶けきらずダマが残ります。

ダマができると口に含んだときに苦味が強く出る部分があり、「苦っ!」と感じやすくなります。
この味の薄さや味のムラが、まずいと感じる理由の一つです。
分量を気にしていない
アイスのインスタントコーヒーを作るとき、分量を量らずに作る人も多いでしょう。
水や粉の量を目分量で入れてしまうと、味にばらつきが出て、美味しくないと感じる原因となります。
しかもキンキンに冷やそうと思って氷を足すと、その分だけさらにコーヒーが薄まり、風味はぼやけてしまいます。
冷たい状態でもしっかりコーヒーの味を感じたいなら、スケールなどを使って分量をしっかり量って濃いめに作ることが大切です。

作ってみて薄いと思ったら、粉の量を少し多めにしたり、水の量を控えめにしたりすると、自分にとって美味しい一杯が作れるようになります。
ホット用のインスタントコーヒーを使っている
アイスコーヒーを作るとき、普段飲んでいるホット用インスタントコーヒーをそのまま使っている人もいるかもしれません。
ホット用のインスタントコーヒーは、お湯でしっかり溶くことを前提に作られています。
冷たい水では香りやコクが十分に引き出せない可能性が高いです。
アイス用や「ホット・アイス両用」と明記されたタイプであれば、粉末の粒径や焙煎度を調整してあり、冷たい状態でもしっかり味が立ちやすいです。
冷水で作る前提の商品を選べば、すっきりしながらも深みのある味わいを楽しめるでしょう。

アイスのインスタントコーヒーはまずい?口コミ・評判を確認

アイスのインスタントコーヒーはまずいのかどうか、他の人がどう感じているかは気になりますよね。
ここではアイスのインスタントコーヒーを作った人がどう感じたのか、一般的な評価を紹介していきます。
良い口コミ
まずは良い口コミから紹介します。
インスタントコーヒーでも十分美味しい、濃くて美味しいというような、味わいに満足している声がありました。
また、インスタントコーヒーは缶コーヒーより安いことで、経済的なメリットにも目を向けている方もいるようです。
悪い口コミ
反対に、悪い口コミも紹介します。
調査してみてわかったことは、まずいと感じている声はかなり多かったということです。
苦すぎる、薄くなるなど、味わいのバランスが上手くとれない人が多くみられました。
また、普段は豆を挽いて淹れている方からすると、インスタントコーヒーは単純にまずいと感じるようです。

インスタントアイスコーヒーの美味しい作り方

手軽に作れるのが魅力のインスタントコーヒーですが、ほんのひと手間でびっくりするほど味わいが変わります。
ここでは誰でも失敗せずに作れるオーソドックスな作り方や、ミルクを入れてカフェオレにする際のおすすめの作り方を紹介します。
オーソドックスなインスタントアイスコーヒーの作り方
誰でも簡単に美味しく作れる方法は以下の通りです。
- 耐熱グラスにコーヒー粉を3g入れる
- お湯を少量注いでよく混ぜる
- 氷をたっぷり入れて急冷する
最初に耐熱グラスにインスタントコーヒーの粉を3gほど入れます。
お湯を少量(30~40ml)注ぎ、粉が完全に溶けるまでよく混ぜてください。
お湯で溶かすことで、コーヒーの香りやコクがしっかり立ちます。
氷を4〜5個入れて素早く混ぜ、急冷させましょう。
氷をかき混ぜる音がなくなったら完成です。
香ばしさと冷たさのバランスが取れた、王道のアイスコーヒーが楽しめます。
映えるツートンのインスタントアイスコーヒーの作り方
見た目にもおしゃれなツートンカラーのアイスコーヒーは、カフェ気分を味わいたい方にぴったりです。
作り方は意外と簡単で、インスタントコーヒーでも美しく仕上がります。
- 通常の粉量(2~3g)を使い、水の量を少なめでコーヒーを作る
- 別のカップに牛乳を入れる
- 牛乳に氷を入れる
- 氷の上にゆっくりとコーヒーを注ぐ
まずは濃いめになるように、通常の三分の一ほどの量のインスタントコーヒーを作ります。
別のカップを用意して牛乳を入れます。
牛乳に氷を入れたら、作ったコーヒーをマドラーやスプーンの背などを伝わせてゆっくりと氷の上に注ぎます。
勢いよく入れると混ざってしまうため、慎重に注ぐのがコツです。
コーヒーの深い色とミルクの柔らかな白が層になり、写真映えするツートンコーヒーが完成します。
アイス向きのおすすめインスタントコーヒー5選!
アイスコーヒーを作るのに向いているインスタントコーヒーを紹介します。
ホットと兼用のものからアイス専用のものまであるので、きっと自分にピッタリのコーヒーが見つかりますよ。
| 商品名 | 価格 | タイプ | 内容量 | 1杯の価格 | 1個の容量 | カフェインレス | 産地 | 1杯あたりのカロリー | カフェイン量 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ドトール インスタントスティック ブラック 100P | 2,183円 | スティック | 100本 | 21.83円 | 2g | – | ブラジル | – | – |
| Blendy ポーション濃縮コーヒー無糖 | 729円 | ポーション | 24個 | 30.37円 | 18g | – | ベトナム、ブラジル、他 | 5kcal | 63mg |
| Blendy やすらぎのカフェインレス スティックブラック | 1,598円 | スティック | 32本 | 53.26円 | 2g | 〇 | メキシコ | 7kcal | 4mg |
| ネスカフェ アイスブレンド 80g | 1,170円 | 瓶 | 80g | 29.25円 | – | – | – | – | – |
| Blendy スティックブラック | 748円 | スティック | 30本 | 24.93円 | 2g | – | ベトナム、ブラジル、他 | 7kcal | 80mg |
詳しい調査・検証内容
検証項目
コーヒー豆研究所では、コーヒーの美味しさを以下の5つと定義し、各商品をレビュー・判断(スコアリング)しています。
- 苦味
- 酸味
- コク
- 香り
- 甘み
週に3回以上コーヒーを飲む「コーヒー好き」なモニターが、上記の5項目について「とても満足:5」〜「とても不満:1」の5段階で評価しました。
各項目の平均点をもとに、以下の計算式で100点満点に換算しています。
最終スコア(100点満点)= 各モニターの5項目の合計点 ÷ 25 × 100
たとえば、モニターの評価が「苦味:4」「酸味:4」「コク:5」「香り:4」「甘み:5」の場合、合計は22点となり、22 ÷ 25 × 100 = 88点 となります。
このようにしてモニター全員のスコアを平均し、最終スコアを算出しています。
編集部・代表による主観評価
味のスコアだけでは伝えきれない「体験価値」や「ブランド性」なども考慮するため、編集部および代表による主観的なブラインド評価も実施しています。
以下の5つの観点をもとに、編集部3名が5段階で採点。合計点(最大25点)を100点満点に換算し、平均値を「編集部スコア」として算出します。
- 香りの複雑さ
- 飲みやすさ
- 余韻(後味)
- パッケージの工夫
- ブランドのストーリー性
編集部3名による5項目の採点(最大25点)をそれぞれ×4倍し、100点満点に換算。その平均スコアが「編集部スコア」となり、総合スコアの5%として反映されます。
ユーザー評価に加えて、ブランド体験や設計の工夫まで含めた多角的な評価を実現しています。
順番に解説します。
1. ブラジル産豆でコスパも抜群「ドトール インスタントスティック ブラック 100P」

- 大容量で1杯あたりの価格が安価
- スティックタイプなので手軽に持ち運びができる
- すっきりとした軽めの味わいを好む人には向かない
ブラジル産の豆を使用した「ドトール インスタントスティック ブラック 100P」は、コスパと品質のバランスが優れた人気商品です。
ホットでも飲めますが、冷たい水や牛乳にも溶けやすく、アイスコーヒー用としても最適。
急いでいる朝や仕事中のひと息にも、スティック1本で手軽に香り高いコーヒーを楽しめます。
ブラジル産の豆を使っているので、まろやかで安定した味わいを求める方にぴったりです。
100本入りで1杯あたりにしても値段が安く、毎日アイスコーヒーを飲む人には頼れる定番といえます。
| 商品名 | ドトール インスタントスティック ブラック 100P |
|---|---|
| 価格 | 2,183円 |
| タイプ | スティック |
| 内容量 | 100本 |
| 1杯の価格 | 21.83円 |
| 1個の容量 | 2g |
| カフェインレス | – |
| 産地 | ブラジル |
| 1杯あたりのカロリー | – |
| カフェイン量 | – |


2. 簡単にコクのあるアイスコーヒーが楽しめる「Blendy ポーション濃縮コーヒー無糖」

- 水や牛乳を注ぐだけで簡単に作れる
- 深煎りコーヒーならではの豊かなコクと香りが楽しめる
- 水の量を調整して濃さを変えやすい
- 重さがあるためスティックタイプに比べて持ち運びには不向き
- 希釈タイプなのでブラックコーヒーとしてそのまま飲むことはできない
「Blendy ポーション濃縮コーヒー無糖」は、水やミルクを注ぐだけで深みのあるアイスコーヒーを楽しめる便利なポーションタイプのコーヒーです。
1杯分が個包装されているので、常備しておくと忙しい朝やランチの後にも手軽に楽しめます。
ベトナムやブラジル産の豆をブレンドしてあり、香ばしい苦味としっかりしたコクが魅力。深煎りなので、無糖ながらも満足感のある味わいが特徴です。
ミルクに入れれば簡単にカフェオレ風にもできます。
インスタント特有の軽さが気になる方にもおすすめできる、濃厚なアイスコーヒーが簡単に作れる一品です。
| 商品名 | Blendy ポーション濃縮コーヒー無糖 |
|---|---|
| 価格 | 729円 |
| タイプ | ポーション |
| 内容量 | 24個 |
| 1杯の価格 | 30.37円 |
| 1個の容量 | 18g |
| カフェインレス | – |
| 産地 | ベトナム、ブラジル、他 |
| 1杯あたりのカロリー | 5kcal |
| カフェイン量 | 63mg |


3. 夜でも気軽に楽しめる「Blendy やすらぎのカフェインレス スティックブラック」

- カフェインを気にせずいつでもアイスコーヒーを楽しめる
- スティックタイプなので手軽に持ち運びができる
- 他のスティックタイプのコーヒーに比べて高価
「Blendy やすらぎのカフェインレス スティックブラック」は、夜でも安心して飲めるカフェインレスのインスタントコーヒーです。
カフェインは約93%カットされていて、寝る前のリラックスタイムにぴったり。
お湯にも冷たい水にもすぐ溶けるので、これ一つあればホット・アイスどちらでも楽しめます。
豆はメキシコ産を使用していて、コーヒーらしい苦味というより、軽やかな酸味が特徴。
カフェインレスとは思えないしっかりとした味わいが楽しめるでしょう。
健康や睡眠を気にする方に優しいコーヒーです。

| 商品名 | Blendy やすらぎのカフェインレス スティックブラック |
|---|---|
| 価格 | 1,598円 |
| タイプ | スティック |
| 内容量 | 32本 |
| 1杯の価格 | 53.26円 |
| 1個の容量 | 2g |
| カフェインレス | 〇 |
| 産地 | メキシコ |
| 1杯あたりのカロリー | 7kcal |
| カフェイン量 | 4mg |

4. アイスコーヒーとしての美味しさを追求「ネスカフェ アイスブレンド 80g」

- ネスカフェ史上初のフリーズドライ技術「クリスタルフローズン製法」採用
- 紙やプラスチックゴミが出ず環境に配慮したい人に適している
- 計量の手間がある
- 持ち運びには不向き
「ネスカフェ アイスブレンド 80g」はアイスコーヒーのために開発された専用ブレンドです。
ネスカフェ独自の「クリスタルフローズン製法」を採用しています。
冷たい水やミルクにもパッと溶けるので、朝の忙しい時間帯でも手軽にすっきりとした香り高い一杯を楽しめます。
軽快な風味が特徴なので、夏場のリフレッシュタイムにもぴったり。
手軽さと美味しさを両立したプレミアムなインスタントアイスコーヒーを探している方におすすめです。
| 商品名 | ネスカフェ アイスブレンド 80g |
|---|---|
| 価格 | 1,170円 |
| タイプ | 瓶 |
| 内容量 | 80g |
| 1杯の価格 | 29.25円 |
| 1個の容量 | – |
| カフェインレス | – |
| 産地 | – |
| 1杯あたりのカロリー | – |
| カフェイン量 | – |


5. ミルクとの相性〇「Blendy スティックブラック」

- 1杯あたりの価格が安価
- スティックタイプなので手軽に持ち運びができる
- カフェイン量が高めでカフェインに敏感な人には不向き
- すっきりした味わいを好む人には向かない可能性がある
「Blendy スティックブラック」は、ホットでもアイスでも楽しめる万能タイプのインスタントコーヒーです。
冷たい水やミルクにもすぐ溶け、手軽に豊かな香りとまろやかなコクを感じられます。
暑い季節はアイス、寒い日はホットなど、シーンを選ばず活躍します。
ベトナムやブラジル産の豆をブレンドしていて、コクの深さと飲みやすさを両立。
毎日のリラックスタイムに寄り添う、定番の一杯です。
| 商品名 | Blendy スティックブラック |
|---|---|
| 価格 | 748円 |
| タイプ | スティック |
| 内容量 | 30本 |
| 1杯の価格 | 24.93円 |
| 1個の容量 | 2g |
| カフェインレス | – |
| 産地 | ベトナム、ブラジル、他 |
| 1杯あたりのカロリー | 7kcal |
| カフェイン量 | 80mg |

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本記事では、インスタントコーヒーをアイスで作るとまずいのかどうかと、美味しく作る方法について解説しました。
- アイスのインスタントコーヒーがまずいと言われる理由
- 水だけで作っている
- 分量を気にしていない
- ホット用のインスタントコーヒーを使っている
- SNS上の口コミでもアイスのインスタントコーヒーはまずいという声が多い
- インスタントアイスコーヒーの美味しい作り方
- 粉を入れたらお湯を少し注いでしっかり溶かす
- 氷を入れて急冷したら完成
インスタントコーヒーでもきちんと分量を量ったり、ちょっとした手間を加えたりすれば、美味しいアイスコーヒーが作れます。
ぜひ真似をして、手軽に作れるキンキンに美味しいインスタントアイスコーヒーを楽しんでくださいね。




























