正直、コーヒードリッパーの違いがよくわからない
メリタのコーヒードリッパーもらったけど使い方がよくわからない
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- メリタ式コーヒードリッパーは濃い味わいになる傾向がある
- メリタ式コーヒードリッパーは初心者向けである
- 数量限定のメリタ陶器ドリッパーがおしゃれ
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
メリタ式コーヒードリッパーの特徴
メリタ式コーヒードリッパーは、重めのボディ感がある濃い味わいのコーヒーを作ることが出来ます。
ほかメーカーとは異なり、出口側へのお湯が流れるスピードが決まっているため、湯量や注ぐスピードに影響されにくく、毎回安定した同じ味になりやすいです。
一方でその特徴があるおかげで、風味や味のアレンジがしにくいという欠点もあります。
メリット・デメリットをしっかりとおさえよう
メリタ製コーヒードリッパーの抽出口の歴史
コーヒーの中で、もはや当たり前となったペーパードリップシステムは1908年、ドイツのメリタ・ベンツによって考案されました。
当時、金属製・布製が自宅でのコーヒードリップは主流だったのですが、手間がかかり不衛生だったため、自宅でおいしいコーヒーを気軽に楽しむには程遠い存在でした。
そこで、メリタ・ベンツは「もっと手軽においしいコーヒーを淹れて、最愛の夫に飲ませてあげたい」という夫を思う気持ちからコーヒードリップの研究を開始しました。
結果、メリタは小さな穴をいくつか開けた真鍮製の容器に、1枚のろ紙とコーヒー粉をのせ、お湯を注ぐ方式を考え出しました。
それ以降、メリタ社では3つの穴、4つの穴の時代もありましたが、現在の1つ穴にたどり着きました。
これが、世界で最初のペーパー・ドリップシステムです
また1つ穴という特徴は、メリタ以外にもコーノ式やハリオでも受け継がれています。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
メリタ式とカリタ式ドリッパーの違い
ここではメリタと並んで人気が高いカリタのドリッパーとの違いを比較していきます。
形状
大きく2点違いがあります。
まず1点目はメリタ式は穴1つ、カリタ式は穴3つ大きく異なります。
次に2点目は、リブ(みぞ)の長さがメリタ式は中段、カリタ式は最上段という違いがあります。
リブだけを見るとカリタの方が味が濃そうですが、それ以上に穴の数の方が、味への影響は大きいです。
淹れ方
よく円や「の」の字を描くようにポットを回しながら、お湯を何回かに分けてコーヒーを淹れるのを見たことありませんか?
しかし、メリタはこの淹れ方を推奨しておりません。
理由は穴が1つのため、どんな方法でも誰が淹れても同じ抽出時間になるように予め設計されています。
そのため、どんなにお湯の注ぎ方のスピードや注ぐ回数を変えても味に違いはないというのがメリタ式です。
一方で、カリタ式は数回に分けてお湯を注ぐ標準的な淹れ方です。
味
メリタで淹れたコーヒーの味の特徴は、しっかりと濃い目の味です。
理由としては、抽出時間が他のメーカーよりも長いため、お湯とコーヒーが触れている時間が長いです。
一方で、カリタはバランスが取れたスッキリとした味です。
抽出時間が少ないため雑味が出にくい仕様となってます。
コーヒー、メリタに恋(濃)して、スッキリ借りた(カリタ)と覚えてください
メリタとカリタの違いについてより詳しく知りたい方は「【意外に知らない】メリタとカリタの違いとは?それぞれの特徴を完全解説」の記事をチェック!
メリタ式コーヒードリッパーがおすすめな人
メリタ式コーヒードリッパーがおすすめな人は以下の通りです。
濃いのが好きな人、初心者はメリタで決まりですね!
おすすめでない人
メリタ式コーヒードリッパーが向いていない人は以下の通りです。
スッキリめ、中級者以上はカリタがおすすめです!
おすすめのメリタ式コーヒードリッパー3選!通販で買える
続いておすすめのメリタ式コーヒードリッパーを紹介します。
まとめると以下のとおりです。
- アロマフィルター AF-M
- メリタ コーヒードリッパー 陶器フィルター SF-T
- メリタ コーヒー ドリッパー 陶器製
順番に解説します。
1. サイフォン式でより美味しさを追求できる「アロマフィルター AF-M」
レストラン向け業務用の商品でもあるので、自宅でレストランのような味わいを作り出せます。
また、抽出後のしずく切れが良いところもポイントです。
商品スペック
正式名称 | メリタ Melitta コーヒー ドリッパー 日本製 計量スプーン付き プラスチック製 1~2杯用 ブラウン アロマフィルターシリーズ AF-M1×1 |
メーカー | メリタ(Melitta) |
価格 | ¥517 |
色 | ブラウン |
サイズ | 1〜2杯用 |
素材 | AS樹脂(アクリロニトリルスチレン) |
2. ぬくもりが感じられる陶器のフィルター「メリタ コーヒードリッパー 陶器フィルター SF-T」
メリタの伝統と日本の伝統を掛け合わせた逸品です。
岐阜県多治見市で丁寧に焼かれた美濃焼とメリタ式の一つの穴が織りなすコーヒーは味わい深いです。
商品スペック
正式名称 | メリタ Melitta コーヒー ドリッパー 陶器製 日本製 計量スプーン付き 1~2杯用 ホワイト 陶器フィルターシリーズ SF-T1×1 |
メーカー | メリタ(Melitta) |
価格 | ¥800 |
色 | ホワイト |
サイズ | 1〜2杯用 |
素材 | 陶器 |
3. 数量限定の特別色「メリタ コーヒー ドリッパー 陶器製」
先ほど紹介しましたホワイトカラーも素敵ですが、このモダンなターコイズブルーも大人気です。
他にシトロングリーンも販売されています。
商品スペック
正式名称 | コーヒー 陶器フィルター 2~4杯用 ターコイズブルー メリタ 珈琲 SF-P-L 1×2 |
メーカー | メリタ(Melitta) |
価格 | ¥1,980 |
色 | ターコイズブルー |
サイズ | 2〜4杯用 |
素材 | 陶器 |
メリタ以外のおすすめコーヒードリッパーが知りたい方は「コーヒードリッパーのおすすめ15選!おしゃれに最高の1杯を淹れよう」の記事をチェック!
初心者の人はメリタのコーヒードリッパーを使おう!
いかがでしたでしょうか。
ペーパードリップの生みの親メリタのコーヒードリッパーの魅力をお届けしました。
本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- メリタの穴は1個で、濃いコーヒーがつくれる
- コーヒー初心者の人にメリタ式ドリッパーはおすすめ
- メリタの限定ターコイズブルーの陶器フィルターは大人気!
メリタのドリッパーはコーヒー初心者に優しい設計となっています。
ぜひ、メリタのドリッパーで自宅コーヒーデビューしてみてください。