
コーヒーは好きだけど酸味が強いと苦手

酸味の少ないコーヒーが知りたい
こういった要望にお答えします。
「コーヒーは好きだけど酸味が強いと苦手…」と感じる方は多いのではないでしょうか。
本記事では、酸味を抑えたドリップコーヒーの選び方と市販のおすすめ商品を、バリスタ解説や保存・淹れ方のコツとともに紹介します。ランキング形式でお届けするので、購入の際に参考にしてください。
- コーヒーの酸味は焙煎度や産地、鮮度によって大きく変わる
- 酸味を抑えたいなら、深煎り×ブラジル・インドネシア産がおすすめ
- 保存は密閉容器+冷暗所で酸化を防ぐのが基本
- 家で淹れる際は90℃前後・3分抽出を目安にするとバランスが良い

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年、専門家として活動しています。運営する国内最大級のコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」(月間60万PV)は多くの読者に支持され、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアにも出演。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を販売しています。
コーヒーの酸味はなぜ生まれる?

コーヒーの酸味は苦手と感じる人も多いですが、実は焙煎や豆の特性によって生まれる自然な風味です。
ここでは、酸味の正体や種類、そして「良い酸味」と「悪い酸味」の違いについて解説します。
コーヒーに含まれる酸の種類(リンゴ酸・クエン酸など)
コーヒーの酸味は、豆に含まれるさまざまな有機酸によって生まれます。
代表的なのは、青リンゴのように爽やかなリンゴ酸、レモンのようにすっきりしたクエン酸、ヨーグルトに似たまろやかな乳酸などです。さらに、酢のような酢酸や、甘酸っぱさを感じさせる酒石酸も含まれています。
これらの酸がバランスよく組み合わさることで、コーヒー特有の複雑で奥行きのある味わいが生まれます。
焙煎度による酸味と苦味のバランスの変化

コーヒーは焙煎度によって酸味と苦味のバランスが大きく変わります。
浅煎りでは豆本来の果実感が強く残り、フルーティーな酸味が際立ちます。中煎りは酸味と苦味のバランスがほどよく、飲みやすい味わいです。さらに深煎りでは酸味が抑えられ、代わりに苦味やコクが強くなり、濃厚で重厚な風味に変化します。
焙煎度を理解して選べば、自分好みの味をみつけやすくなります。
良い酸味(フルーティ・華やか)と悪い酸味(劣化・酸化)の違い
コーヒーの酸味には、良い酸味と悪い酸味があります。
良い酸味は、フルーツのように爽やかで華やかな味わいをもたらし、コーヒーの個性や奥行きを引き立てます。一方、悪い酸味は豆の劣化や酸化が原因で生じるものです。
古い豆や保存環境が悪い場合に出やすく、ツンとした刺激や酸っぱさとして感じられます。同じ酸味でも、鮮度や品質で印象は大きく変わります。

酸味が苦手な人向け!ドリップコーヒーの選び方

コーヒーの酸味が苦手でも、選び方を工夫すれば自分に合った一杯に出会えます。産地や焙煎度、豆の鮮度やドリップバッグの形状によって酸味の感じ方は大きく変化します。
ここでは、酸味を抑えたい人のための具体的な選び方をご紹介するので、参考にしてください。
産地で選ぶ

コーヒーは産地ごとに個性がはっきりとわかれます。
酸味を避けたいなら、インドネシア産(マンデリンなど)の豆がおすすめです。しっかりした苦味と濃厚なコクがあり、深煎りにすれば、さらに重厚感のある味わいになります。
ブラジル産は酸味と苦味のバランスが良く、ナッツやチョコレートのような香ばしい甘みが特徴で、幅広い層に飲みやすいタイプです。
一方、エチオピアやタンザニアといったアフリカ産の豆は、果実を思わせる酸味が際立ち、華やかなフルーティーさを楽しみたい方に適しています。
好みに合わせて産地を意識して選ぶと、失敗しにくい一杯に出会えるでしょう。
より大きな地域ごとの特徴をタブでまとめています。クリックすると詳細が見れます
苦みと深いコクが特徴。いつもと違うコーヒーを飲みたい方におすすめです。
代表的な銘柄はインドネシアの「マンデリン」。
苦みが強く、深いコクが感じられます。また香辛料のような独特な香りも魅力でしょう。
そのため、少しクセのあるコーヒーを試したい際や、普段からミルクや砂糖と一緒に飲んでいる方などの甘党の方にもおすすめです。

焙煎度で選ぶ
ライトローストとシナモンローストは、浅煎りの焙煎度合いになります。
黄色から茶色へと変化する程度の焙煎度合いです。
コーヒーの風味はかなり弱い状態。
中煎りはミディアムローストとハイローストです。
この状態では茶褐色とまだ色は薄いものの、軽やかな風味を楽しめます。
特にハイローストは深煎りに近いため、コクと若干の苦味がありながら飲みやすいのが特徴です。
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
以上の順番で焙煎度合いは増していきます。
シティローストは最も人気な焙煎度合い。
苦みやコク、甘みのバランスが丁度よいのが特徴で、カフェで提供されるコーヒーもシティローストが多いです。
イタリアンローストになると、コーヒー豆の見た目はほぼ真っ黒です。
味もかなり濃く、味わいも濃厚になります。
焙煎度は酸味と苦味を左右する大きなポイントです。
浅煎りはフルーティーで酸味が強く、苦味が苦手な人には向きますが酸味が際立ちます。中煎りは酸味と苦味のバランスがとれ、飲みやすい味わいです。酸味を避けたいなら深煎りがおすすめで、酸味が抑えられる代わりにコクや苦味が引き立ちます。
シティローストやフレンチローストなどの深煎りを選べば、まろやかで濃厚な味を楽しめます。

豆・粉の鮮度を確認
コーヒーの酸味は、豆や粉の鮮度によっても大きく変わります。
焙煎から時間が経つと酸化が進み、フルーティーな「良い酸味」ではなく、ツンとした不快な酸っぱさが出やすくなります。酸味が苦手な方は、焙煎日や賞味期限が明記された商品を選ぶと安心です。
特に粉は劣化が早いため、開封後は1〜2週間以内に飲み切るのが理想といえます。鮮度の高いものを選べば、雑味の少ないすっきりとした一杯が楽しめます。
バッグ形状で選ぶ
ドリップバッグは大きくカップオン式とフック式にわけられます。
カップオン式はカップの上にフィルターを広げ、少しずつお湯を注ぐタイプです。注ぐスピードや量を調整できるので、酸味を抑えて苦味やコクを引き出すといった味のコントロールがしやすいのが魅力です。
一方フック式は、カップのふちに引っ掛けて粉全体をお湯に浸すスタイルになります。短時間でしっかり抽出でき便利ですが、酸味と苦味が同時に出やすく調整の自由度は低めです。
酸味が苦手な方は、味わいを調整しやすいカップオン式を選ぶと良いでしょう。
酸味の少ないドリップコーヒーおすすめ人気ランキング11選!スーパー・通販で買える
酸味を抑えた飲みやすいドリップコーヒーは、スーパーや通販でも手軽に購入できます。
ここでは深煎りやバランス型、コスパ重視まで、シーンや好みに合わせて選べる人気の11商品をランキング形式で紹介します。
| No | 商品名 | 商品画像 | 焙煎度 | 産地 | バッグ形状 | 焙煎日記載 | 賞味期限記載 | 内容量 | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | スターバックス オリガミ パーソナルドリップコーヒー パイクプレイスロースト | ![]() | 中深煎り | ラテンアメリカ | カップオン | ー | ◯ | 9g×6袋 | 約750円 | 酸味控えめでバランスが良い |
| 2 | 片岡物産 匠のドリップコーヒー リッチブレンド | ![]() | 深煎り | ブラジル・コロンビア | フック | ー | ◯ | 9g×10袋 | 約550円 | 深煎りで苦味とコクが強い |
| 3 | AGF ちょっと贅沢な珈琲店 プレミアムドリップ 香り澄みわたるスペシャルブレンド | ![]() | 中深煎り | コロンビア・タンザニア | フック | ー | ◯ | 8g×14袋 | 約1,500円 | 酸味が少なく深煎りらしいコク |
| 4 | 味の素AGF 煎(せん)レギュラーコーヒー プレミアムドリップ 濃厚 深いコク | ![]() | やや深煎り | タンザニア、コロンビア他 | カップオン | ー | ◯ | 10g×20袋 | 約2,217円 | 濃厚なコクと香ばしさが特徴 |
| 5 | 猿田彦珈琲 大吉ブレンド ドリップバッグ | ![]() | 中煎り | コロンビア、エルサルバドル | カップオン | ー | ◯ | 12g×5袋 | 約900円 | 深煎りでダークチョコレートのような香り |
| 6 | 森彦 ハウスブレンド やさしい風味 | ![]() | 中煎り | タンザニア、モカ | カップオン | ー | ◯ | 10g×5袋 | 約702円 | 酸味控えめでやさしい甘み |
| 7 | 小川プレミアムブレンド ドリップコーヒー | ![]() | 浅煎り、中煎り、深煎りをブレンド | ARK(※)メキシコ30%、ARKブラジル40%、ARKコロンビア20%、ARKエチオピア10% ※小川珈琲専用コーヒー豆 | フック | ー | ◯ | 10g×7袋 | 約702円 | ナッツやカカオのような香ばしいコク |
| 8 | 伊藤園 TULLY’S COFFEE BARISTA’S ROAST スタンダード | ![]() | 中煎り | ブラジル・コロンビア | フック | ー | ◯ | 9g×5袋 | 約510円 | バランスが良く、酸味が控えめ |
| 9 | AGF ブレンディ ドリップパック スペシャル・ブレンド | ![]() | 中深煎り | ベトナム・コロンビア他 | フック | ー | ◯ | 7g×18袋 | 約697円 | コクと苦味を重視 |
| 10 | キーコーヒー グランドテイスト コク深いリッチブレンド | ![]() | 深煎り | ベトナム、ブラジル他 | フック | ー | ◯ | 6g×15袋 | 約596円 | 苦味とコクをしっかり味わえる |
| 11 | UCC 職人の珈琲 深いコクのスペシャルブレンド | ![]() | 深煎り | ベトナム・ホンジュラス他 | フック | ー | ◯ | 7g×50袋 | 約704円 | コスパが非常に高く |
詳しい調査・検証内容
検証項目
コーヒー豆研究所では、コーヒーの美味しさを以下の5つと定義し、各商品をレビュー・判断(スコアリング)しています。
- 苦味
- 酸味
- コク
- 香り
- 甘み
週に3回以上コーヒーを飲む「コーヒー好き」なモニターが、上記の5項目について「とても満足:5」〜「とても不満:1」の5段階で評価しました。
各項目の平均点をもとに、以下の計算式で100点満点に換算しています。
最終スコア(100点満点)= 各モニターの5項目の合計点 ÷ 25 × 100
たとえば、モニターの評価が「苦味:4」「酸味:4」「コク:5」「香り:4」「甘み:5」の場合、合計は22点となり、22 ÷ 25 × 100 = 88点 となります。
このようにしてモニター全員のスコアを平均し、最終スコアを算出しています。
編集部・代表による主観評価
味のスコアだけでは伝えきれない「体験価値」や「ブランド性」なども考慮するため、編集部および代表による主観的なブラインド評価も実施しています。
以下の5つの観点をもとに、編集部3名が5段階で採点。合計点(最大25点)を100点満点に換算し、平均値を「編集部スコア」として算出します。
- 香りの複雑さ
- 飲みやすさ
- 余韻(後味)
- パッケージの工夫
- ブランドのストーリー性
編集部3名による5項目の採点(最大25点)をそれぞれ×4倍し、100点満点に換算。その平均スコアが「編集部スコア」となり、総合スコアの5%として反映されます。
ユーザー評価に加えて、ブランド体験や設計の工夫まで含めた多角的な評価を実現しています。
苦味・コク重視タイプ(深煎り系)
苦味・コク重視タイプでは、酸味をできるだけ抑えつつ、深いコクやしっかりした苦味を楽しめるドリップコーヒーをランキングにしています。
スターバックスやUCCなど身近なブランドから選べるため、ブラックで力強い味を求める方や、ミルク・砂糖と合わせて飲みたい方にぴったりのラインナップです。
| 順位 | 商品名 | 商品画像 | 焙煎度 | 産地 | バッグ形状 | 焙煎日記載 | 賞味期限記載 | 内容量 | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1位 | スターバックス オリガミ パーソナルドリップコーヒー パイクプレイスロースト | ![]() | 中深煎り | ラテンアメリカ | カップオン | ー | ◯ | 9g×6袋 | 約750円 | 酸味控えめでバランスが良い |
| 第2位 | 片岡物産 匠のドリップコーヒー リッチブレンド | ![]() | 深煎り | ブラジル、コロンビア | フック | ー | ◯ | 9g×10袋 | 約550円 | 深煎りで苦味とコクが強い |
| 第3位 | AGF ちょっと贅沢な珈琲店 プレミアムドリップ 香り澄みわたるスペシャルブレンド | ![]() | 中深煎り | コロンビア・タンザニア | フック | ー | ◯ | 8g×14袋 | 約1,500円 | 深煎りらしいコクと苦味 |
| 第4位 | 味の素AGF 煎(せん)レギュラーコーヒー プレミアムドリップ 濃厚 深いコク | ![]() | やや深煎り | タンザニア、コロンビア他 | カップオン | ー | ◯ | 10g×20袋 | 約2,217円 | やや深煎りで、濃厚なコクと香ばしさ |
第1位:スターバックス オリガミ パーソナルドリップコーヒー パイクプレイスロースト

- 世界中で愛されるスターバックスの定番ブレンドを自宅で楽しめる
- 酸味が控えめで、ナッツやチョコレートのような風味
- ブラックでもミルクを加えても飲みやすいバランスの良さ
- 他の市販ドリップバッグに比べて価格がやや高め
- 本格的な深煎り派には少し物足りない場合もある
中深煎り(ミディアムロースト)、酸味控えめでバランスがとれています。
ナッツやチョコレートを思わせるやわらかな味わいで、ブラックでもミルク入りでも飲みやすいコーヒーです。
| 商品名 | スターバックス オリガミ パーソナルドリップコーヒー パイクプレイスロースト |
|---|---|
| 焙煎度 | 中深煎り |
| 産地 | ラテンアメリカ |
| バッグ形状 | カップオン |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 9g×6袋 |
| 価格(税込) | 約750円 |


第2位:片岡物産 匠のドリップコーヒー リッチブレンド

- 喫茶店のような深煎りのコクと苦味を自宅で楽しめる
- 酸味が少なく、苦味のあるコーヒーが好きな人にぴったり
- 挽き立てをすぐにパッキングしているため香りがしっかり残っている
- 苦味が強いため、軽やかな味や酸味を好む人には不向き
- 香りの華やかさはやや控えめで単調に感じることもある
深煎りで苦味とコクが強く、酸味はほとんど感じないコーヒーです。
香ばしく重厚な味わいが特徴で、苦味好きにおすすめです。
| 商品名 | 片岡物産 匠のドリップコーヒー リッチブレンド |
|---|---|
| 焙煎度 | 深煎り |
| 産地 | ブラジル・コロンビア |
| バッグ形状 | フック |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 9g×10袋 |
| 価格(税込) | 約550円 |

第3位:AGF ちょっと贅沢な珈琲店 プレミアムドリップ 香り澄みわたるスペシャルブレンド

- 深煎りらしいコクと苦味がしっかりあり、酸味は控えめ
- アラビカ豆100%使用で、バランスの良い飲みやすさ
- 苦味が前面に出るため、酸味やフルーティーな味を好む人には不向き
酸味が少なく、深煎りらしいコクと苦味をしっかり味わえます。
アラビカ豆100%で飲みやすく、日常的に楽しめる定番ブレンドです。
| 商品名 | AGF ちょっと贅沢な珈琲店 プレミアムドリップ 香り澄みわたるスペシャルブレンド |
|---|---|
| 焙煎度 | 中深煎り |
| 産地 | コロンビア・タンザニア |
| バッグ形状 | フック |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 8g×14袋 |
| 価格(税込) | 約1500円 |


第4位:味の素AGF 煎レギュラーコーヒー プレミアムドリップ 濃厚 深いコク

- タンザニアやコロンビアなどの豆をブレンドした奥行きある味わい
- 温度を秒単位で管理する焙煎技術により、香り高く雑味の少ない仕上がり
- 酸味控えめで、コクと香ばしさをしっかり感じられる
- 深めの焙煎のため、軽やかな酸味を好む人には重たく感じる場合も
- 個包装20袋入りで内容量が多く、試しに買うにはやや多め
やや深煎りで、濃厚なコクと香ばしさが特徴です。
酸味は控えめで、しっかりとした苦味とコクの余韻を楽しめる上質なブレンドで、ブラックで味わうと風味の奥行きを感じやすい味わいです。
| 商品名 | 味の素AGF 煎レギュラーコーヒー プレミアムドリップ 濃厚 深いコク |
|---|---|
| 焙煎度 | やや深煎り |
| 産地 | タンザニア、コロンビア |
| バッグ形状 | カップオン |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 10g×20袋 |
| 価格(税込) | 約2,217円 |


バランス型で飲みやすいタイプ
バランス型で飲みやすいタイプでは、酸味と苦味のどちらかに偏らず、まろやかな甘みや香ばしさを感じられるドリップコーヒーをご紹介します。
ブラックでもミルクを加えても相性が良く、幅広い層に飲みやすいのが特徴です。
コーヒー初心者や、毎日の一杯を安定した味わいで楽しみたい方にぴったりの商品ラインナップです。
| 順位 | 商品名 | 商品画像 | 焙煎度 | 産地 | バッグ形状 | 焙煎日記載 | 賞味期限記載 | 内容量 | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1位 | 猿田彦珈琲 大吉ブレンド ドリップバッグ | ![]() | 中煎り | コロンビア、エルサルバドル | カップオン | ー | ◯ | 12g×5袋 | 約900円 | 深煎りでダークチョコレートのような香り |
| 第2位 | 森彦 ハウスブレンド やさしい風味 | ![]() | 中煎り | タンザニア、モカ | カップオン | ー | ◯ | 10g×5袋 | 約720円 | やさしい甘みと香りが特徴 |
| 第3位 | 小川プレミアムブレンド ドリップコーヒー | ![]() | 浅煎り、中煎り、深煎りをブレンド | ARK(※)メキシコ30%、ARKブラジル40%、ARKコロンビア20%、ARKエチオピア10% ※小川珈琲専用コーヒー豆 | フック | ー | ◯ | 10g×7袋 | 約702円 | ナッツやカカオのような香ばしいコク |
| 第4位 | 伊藤園 TULLY’S COFFEE BARISTA’S ROAST スタンダード | ![]() | 中煎り | コロンビア、ブラジル | フック | ー | ◯ | 9g×5袋 | 約510円 | 中煎りでバランスが良く、酸味が控えめ |
第1位:猿田彦珈琲 大吉ブレンド ドリップバッグ

- 人気スペシャルティコーヒーロースターが手掛ける本格派
- クルミやダークチョコレートのような香りとバランスの良い味わい
- 丁寧な焙煎と鮮度の高い豆を使用し、自宅で専門店の味を楽しめる
- 市販ドリップバッグに比べて価格が高め
- 苦味・コク重視派には少し軽く感じられる可能性がある
深煎りでダークチョコレートのような香りとクリーミーな口当たりです。
酸味・甘み・コクのバランスが良く、スペシャルティらしい華やかさがあります。
| 商品名 | 猿田彦珈琲 大吉ブレンド ドリップバッグ |
|---|---|
| 焙煎度 | 中煎り |
| 産地 | コロンビア、エルサルバドル |
| バッグ形状 | カップオン |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 12g×5袋 |
| 価格(税込) | 約900円 |


第2位:森彦 ハウスブレンド やさしい風味

- 苦味と酸味のバランスが良く、飲みやすい
- 香り高く、マイルドで飲みやすくコーヒー初心者にもおすすめ
- 他の市販品より価格が高めで、デイリー使いにはコスパが気になる
- 個性は強くないため、力強い深煎りを求める人には物足りない場合も
酸味控えめでやさしい甘みと香りが特徴です。
飲みやすく幅広い層に人気のカフェ系ブレンドとなっています。
| 商品名 | 森彦 ハウスブレンド やさしい風味 |
|---|---|
| 焙煎度 | 中煎り |
| 産地 | タンザニア、モカ |
| バッグ形状 | カップオン |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 10g×5袋 |
| 価格(税込) | 約702円 |


第3位:小川プレミアムブレンド ドリップコーヒー

- 京都発の老舗「小川珈琲」が手掛ける上質なプレミアムブレンド
- 酸味が控えめで、深みのあるコクとまろやかな甘みが楽しめる
- 香り豊かで落ち着いた味わいは、毎日のコーヒータイムにぴったり
- スーパーの廉価品に比べると価格はやや高め
浅煎り、中煎り、深煎りをブレンドしており酸味控えめ、ナッツやカカオのような香ばしいコクが特徴です。
上質で落ち着いた味わいの老舗プレミアムブレンドです。
| 商品名 | 小川プレミアムブレンド ドリップコーヒー |
|---|---|
| 焙煎度 | 浅煎り、中煎り、深煎りをブレンド |
| 産地 | ARK(※)メキシコ30%、ARKブラジル40%、ARKコロンビア20%、ARKエチオピア10% ※小川珈琲専用コーヒー豆 |
| バッグ形状 | フック |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 10g×7袋 |
| 価格(税込) | 約702円 |



第4位:伊藤園 TULLY’S COFFEE BARISTA’S ROAST スタンダード

- タリーズ監修で、カフェクオリティを自宅で手軽に楽しめる
- 酸味が穏やかでバランスが良く、ブラックでもミルクでも飲みやすい
- 成分を抽出しやすい丸型のドリップバッグを採用
- 強い個性はなく、コーヒー通にはやや物足りない場合もある
- 苦味やコクを強く求める人には少しライトに感じられることも
中煎りでバランスが良く、酸味が控えめで飲みやすいです。
タリーズ監修のカフェクオリティを手軽に楽しめる定番ブレンドとなっています。
| 商品名 | 伊藤園 TULLY’S COFFEE BARISTA’S ROAST スタンダード |
|---|---|
| 焙煎度 | 中煎り |
| 産地 | コロンビア、ブラジル |
| バッグ形状 | フック |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 9g×5袋 |
| 価格(税込) | 約510円 |

コスパ重視タイプ
コスパ重視タイプでは、1杯あたり20〜30円前後で楽しめる、家計に優しいドリップコーヒーをご紹介します。
酸味を抑えつつ、しっかりとした苦味やコクが感じられるため、価格以上の満足感が得られるのが魅力です。
毎日の習慣として気兼ねなく飲みたい方や、大容量でストックしておきたい方におすすめの商品ラインナップです。
| 順位 | 商品名 | 商品画像 | 焙煎度 | 産地 | バッグ形状 | 焙煎日記載 | 賞味期限記載 | 内容量 | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1位 | AGF ブレンディ ドリップパック スペシャル・ブレンド | ![]() | 中深煎り | ベトナム・コロンビア他 | フック | ー | ◯ | 7g×18袋 | 約697円 | 酸味控えめ、コクと苦味を重視 |
| 第2位 | キーコーヒー グランドテイスト コク深いリッチブレンド | ![]() | 深煎り | ベトナム、ブラジル他 | フック | ー | ◯ | 6g×15袋 | 約596円 | 苦味とコクをしっかり味わえる |
| 第3位 | UCC 職人の珈琲 深いコクのスペシャルブレンド | ![]() | 深煎り | ベトナム・ホンジュラス他 | フック | ー | ◯ | 7g×50袋 | 約704円 | コスパが非常に高い |
第1位:AGF ブレンディ ドリップパック スペシャル・ブレンド

- 1杯あたり30〜39円とコスパ抜群で、デイリーに使いやすい
- 深煎り寄りで酸味が少なく、苦味とコクのバランスが良い
- スーパーや通販で入手しやすく、大容量パックもあり便利
- 高級感や特別感は少なく、味に個性を求める人には物足りない
- 酸味や華やかな香りを求める人には向かない
中深煎りで酸味控えめ、コクと苦味を重視しています。
コスパに優れた定番ドリップコーヒーで、日常使いに最適です。
| 商品名 | AGF ブレンディ ドリップパック スペシャル・ブレンド |
|---|---|
| 焙煎度 | 中深煎り |
| 産地 | ベトナム・コロンビアなど |
| バッグ形状 | フック |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 7g×18袋 |
| 価格(税込) | 約697円 |
第2位:キーコーヒー グランドテイスト コク深いリッチブレンド

- 1杯あたり30円前後とコスパが良く、毎日飲みやすい
- 深煎りならではのしっかりした苦味とコクで満足感がある
- スーパーや通販で入手しやすく、大容量パックも選べる
- 酸味やフルーティーさを楽しみたい人には不向き
- 高級感や華やかな香りよりも、しっかり苦い日常コーヒー寄り
深煎りで酸味をほとんど感じず、苦味とコクをしっかり味わえます。
日常使いに向いたコスパ重視のリッチブレンドです。
| 商品名 | キーコーヒー グランドテイスト コク深いリッチブレンド |
|---|---|
| 焙煎度 | 深煎り |
| 産地 | ベトナム、ブラジル他 |
| バッグ形状 | フック |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 6g×15袋 |
| 価格(税込) | 約596円 |


第3位:UCC 職人の珈琲 深いコクのスペシャルブレンド

- 1杯30〜39円と格安で、コスパ抜群
- 苦味とコクが強く、アイスコーヒーやカフェオレにも使いやすい
- 大容量パックがあり、毎日の常備コーヒーとして便利
- 酸味やフルーティーな香りを求める人には物足りない
- 苦味が強めなので、軽やかな飲み口が好きな人には不向き
深煎りで酸味をほとんど感じず、コクと苦味を重視した味わいです。
コスパが非常に高く、毎日飲む常備用に最適と言えます。
| 商品名 | UCC 職人の珈琲 深いコクのスペシャルブレンド |
|---|---|
| 焙煎度 | 深煎り |
| 産地 | ベトナム・ホンジュラス |
| バッグ形状 | フック |
| 焙煎日記載 | ー |
| 賞味期限記載 | ◯ |
| 内容量 | 7g×18袋 |
| 価格(税込) | 約704円 |


自宅で酸味を抑えるドリップコーヒーの淹れ方

コーヒーの酸味は豆選びだけでなく、淹れ方によっても調整できます。お湯の温度や蒸らし方、抽出時間を工夫すれば、酸味を抑えてコク深い味わいに仕上げることが可能です。
ここでは自宅で簡単に実践できるポイントを4つご紹介します。
湯温は90℃前後
コーヒーを淹れるときの湯温は、味わいを左右する大事なポイントです。
一般的に90℃前後が目安とされ、これより高いと苦味や雑味が出やすく、低いと酸味が強調されてしまいます。沸騰したお湯を一度ポットに移し、1分ほど置いてから注ぐとちょうど良い温度になります。
酸味を抑えてバランスよく抽出するには、90℃前後を意識しましょう。
蒸らしで粉の2倍量を注ぎ、20秒待つ
コーヒーを淹れる際は、最初に蒸らしを行うことで味が大きく変わります。
粉全体にお湯が行き渡るよう、粉の重さの約2倍量のお湯を注ぎ、20秒ほどおくのが目安です。この工程でガスが抜け、成分が均一に抽出されやすくなります。
蒸らしを省くと味が薄くなったり、酸味だけが際立ってしまうこともあるため、しっかり蒸らしてから本抽出に進むのが美味しさの秘訣です。
抽出は3分前後で酸味と苦味のバランスをとる
コーヒーの抽出時間は、酸味と苦味のバランスを決める重要なポイントです。
一般的には3分前後が適切とされ、短すぎると酸味が強く、長すぎると苦味や雑味が出やすくなります。酸味を抑えたい場合は、90℃前後のお湯でじっくり3分ほどかけて抽出すると良いでしょう。
4分を超えるとえぐみが出やすいため、時間を意識しながら淹れることが美味しい一杯への近道です。
硬水を使うと酸味が抑えられることも
コーヒーを淹れる際に使う水の硬度も味わいに影響します。
日本の多くの地域は軟水で、酸味やフルーティーさが出やすいのが特徴です。一方、硬水にはカルシウムやマグネシウムが多く含まれており、酸味をやわらげて苦味やコクを引き立てる効果があります。
酸味が強すぎると感じる方は、ヨーロッパ産のミネラルウォーターなどの硬水を試すと、コーヒーのキリッとした苦味が味わえるでしょう。
保存方法で嫌なドリップコーヒーの酸味を防ぐ

コーヒーは保存状態によって風味が大きく変わり、酸化が進むと嫌な酸味が出やすくなります。
せっかくのドリップコーヒーを美味しく楽しむために、正しい保存方法を知っておくことが大切です。
避けたい環境:高温・多湿・直射日光・酸素
コーヒー豆やドリップバッグはとてもデリケートで、保存環境によって味が大きく変わります。
特に避けたいのは高温・多湿・直射日光・酸素です。これらは豆の酸化を早め、嫌な酸味や劣化した風味の原因になります。
キッチンのコンロ横や窓際での保存、開封後の放置は酸化を早める原因になるため避けましょう。
風味を長持ちさせるためには、できるだけ涼しく乾燥した場所で、空気に触れさせないように保存するのが基本です。
推奨:密閉容器+冷暗所
コーヒーを美味しい状態で保つには、密閉容器に入れて冷暗所で保存するのが理想です。
酸素や湿気、光を遮断することで酸化を防ぎ、豆や粉の香りや風味を長持ちできます。おすすめは、遮光性のあるキャニスターやジッパー付き袋を使う方法です。
冷蔵庫に入れる場合は、開け閉めによる温度差や匂い移りに注意してください。常温なら直射日光を避け、涼しい場所に置くことがポイントです。

酸味が少ないドリップコーヒーによくある質問(Q&A)
- 酸味が全くないコーヒーはある?
-
コーヒー豆にはもともと有機酸が含まれているため、酸味を完全にゼロにすることはできません。
ただし、焙煎を深めることで酸味は大きく抑えられます。特にインドネシアのマンデリンやベトナム産の深煎りコーヒーは、酸味をほとんど感じず、濃厚な苦味とコクを楽しめます。
- 深煎りは胃に悪い?
-
一般的に「苦い=胃に負担」と思われがちですが、実は逆のケースもあります。
浅煎りは酸味成分が多いため、敏感な人には胃もたれや違和感につながることがあります。深煎りは酸味が減り、成分のバランスも変わるため「深煎りの方がむしろ飲みやすい」と感じる人も少なくありません。
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ミルクや砂糖を加えるなら、苦味とコクがしっかりした深煎りタイプがぴったりです。
代表例はコロンビアやインドネシア産の豆で、カフェオレやカプチーノにしたときも味が薄まらず、しっかりとしたコーヒー感を残してくれます。
酸味が強いコーヒーだとミルクとバランスが悪く、風味がちぐはぐになりやすいので注意しましょう。
- ドリップパックと豆挽きの味はどのくらい違う?
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豆をその場で挽いて淹れるコーヒーは、香り・風味の鮮度が格別です。
ドリップパックは便利で手軽ですが、どうしても封入から時間が経つと香りが弱まりやすい傾向があります。ただし保存方法や淹れ方を工夫すれば、ドリップパックでも十分美味しく楽しめます。
忙しい日常にはドリップ、特別な時間には豆挽きと使い分けるのもおすすめです。
- カフェインレスでも酸味控えめは選べる?
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はい、カフェインレスでも酸味を抑えた商品はあります。
例えばスターバックス オリガミ パーソナルドリップコーヒー デカフェハウス ブレンドやUCC おいしいカフェインレスドリップコーヒーは、深煎り寄りで苦味とコクが強めの商品です。
通常のコーヒーとほぼ変わらない風味が楽しめる上にカフェインレスなので、夜や妊娠中でも安心して飲めます。デカフェだからといって薄くて物足りないということはありません。
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酸味少なめのドリップコーヒーで、自分に合う一杯を見つけよう

いかがでしたか?
本記事では、酸味が少ないドリップコーヒーの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。
最後にポイントを振り返りましょう。
- コーヒーの酸味は焙煎度や産地、鮮度によって大きく変わる
- 酸味を抑えたいなら、深煎り×ブラジル・インドネシア産がおすすめ
- 保存は密閉容器+冷暗所で酸化を防ぐのが基本
- 家で淹れる際は90℃前後・3分抽出を目安にするとバランスが良い
市販や通販でも酸味控えめの美味しいコーヒーは見つかります。
ぜひランキングを参考に、自分にぴったりの一杯を選んでみてください。










































