最近よく聞くフラットホワイトとは何ですか?なぜ人気が出てきたの?
フラットホワイトの美味しさや特徴を教えてください。カフェラテとはどう違うの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
あなたはフラットホワイトの味わいや特徴・作り方をご存じですか?
そこで本記事ではフラットホワイトについて完全解説します!
- フラットホワイトとは、きめ細かい泡のミルクを合わせたエスプレッソベースの飲み物
- カフェラテとの違いはスチームミルクの割合
- 作り方はスチームミルクをエスプレッソに入れる
- アレンジの仕方はチョコレートパウダーのトッピングなどがある
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
では早速見ていきましょう。
フラットホワイトとは?
フラットホワイトとは、スチームミルクをのせたエスプレッソベースのドリンク。
最近では大手のコーヒーチェーンのメニューに登場しているフラットホワイト。
そのため、カフェのドリンクとして知名度が日本でも上昇中です。
しかしまだ日本では新顔のメニューなのでフラットホワイトの本当のところを知らない方も多いのではないでしょうか?
そんな気になるフラットホワイトについて以下の点を詳しく解説します。
- フラットホワイトの特徴
- 歴史から見たフラットホワイト
- スタバやマック、タリーズにもある
それぞれ見ていきましょう。
フラットホワイトの特徴
泡立てたミルクを上層部に平らにのせた外見から、フラットホワイト(Flat white)とネーミングされたとの説があります。
ビロードのように滑らかで艶(つや)のあるスチームミルクとエスプレッソがからみあった美味しいコーヒーです。
味わいはミルク感たっぷり。
エスプレッソの濃厚な苦みとミルクのまろやかさが何ともいえません。
ストレートなエスプレッソの気分ではないけれど、カフェラテよりは密度が濃いミルク感。
エスプレッソ好きの人も「フラットホワイト」に時々は浮気しましょう。
歴史から見たフラットホワイト
そもそも「フラットホワイト」はオーストラリアやニュージーランドでは定番メニュー。
1990年代に始まったセカンドウェーブの頃、エスプレッソを使ったコーヒーブームのため広まったといわれています。
※セカンドウェーブとはファーストブームの次に訪れたコーヒーブーム。現在はサードウェーブといわれいます。
サードウェーブについては「サードウェーブコーヒーとは?特徴からおすすめコーヒーまで紹介」の記事で詳しく解説しています。
そして2010年頃、英国のスターバックスフランチャイズで販売され、2015年にアメリカの店舗で「フラットホワイト」をデビューさせました。
徐々に世界的に知名度が上がり始める
やがて世界的に知名度が上がり、スターバックスだけでなく、コスタコーヒー、カフェネロなど大手のコーヒーショップチェーンがメニューに「フラットホワイト」を追加。
近年ではアメリカやヨーロッパにおいての「フラットホワイト」人気の影響もあり、今では日本でも注目され、大手カフェでも見かけるようになっています。
スタバやマック、タリーズにもある
前述したように、大手のコーヒーショップでも「フラットホワイト」が楽しめます。
ここでは以下の3つのショップ別の情報をお伝えします。
- スターバックス
- マクドナルド
- タリーズ
それぞれ順番に解説します。
スタバは「カスタマイズ」で注文
日本のスタバには「フラットホワイト」のメニューはある?
フラットホワイトという商品名でのメニューは今のところありません。
しかしカスタマイズすればフラットホワイトが飲めます。
以下の3つの点を店員に伝えてオーダーしてください。
- ショートサイズのスターバックスラテを注文
- エスプレッソショット追加
- フォームミルクを少なめにしてほしいと伝える
これでエスプレッソの苦みとコクがしっかりと感じられるフラットホワイトが飲めます。
より詳しくスタバのカスタマイズの情報を知りたい方は「【元スタバ店員解説】スタバのおすすめカスタム一覧!無料カスタムも」の記事もチェック!
マックのメニューには「フラットホワイト」がある
マックにも「フラットホワイト」がありますので、忙しいときには嬉しいですね。
サイズは「S」と「M」から選択可能。
エスプレッソの苦みは、大衆向けにほどよい感じに仕上がっています。
マックのコーヒーメニューに関心がある方は「【2022】マックカフェラテの特徴とは?カロリーから値段まで完全解説」の記事もチェック!
タリーズコーヒーの2種類の「フラットホワイト」
タリーズコーヒーには「フラットホワイト」があります。
定番の「フラットホワイト」と、コンデンスミルクが入った「ミルキーフラットホワイト」の2種類です。
甘味が欲しい時は「ミルキーフラットホワイト」を選ぶのがおすすめ。
味わいはお店によって違いますので飲み比べましょう!
フラットホワイトとカフェラテ・カプチーノとの違い
フラットホワイトとカフェラテ・カプチーノはどう違うの?
このように思う方も少なくないでしょう。
一般的にはフラットホワイトの明確な定義は無いといわれています。
しかし、簡単にその特徴をいいますと「フラットホワイト」はカフェラテやカプチーノと比べると、ふわふわのフォームミルクが少なめ。
とろりとしたベルベットのような細かいスチームミルクの割合が多いです。
表面が「クレマ」で覆われているのでエスプレッソの印象が強く感じられます。
海外の情報を見ると一般のカフェラテよりは量が少ないとの記述があります。
味わいや舌ざわりの違いで言うと、フラットホワイトはカフェラテを濃厚にした感じ。
表面に少量のフォームミルクがのっている
さらに詳しくいいますと、フラットホワイトのミルクはスチームミルクがたっぷりで、表面に少量のフォームミルクがのっています。
「エスプレッソとミルクの割合」を、わかりやすく言うと以下のとおり。
- エスプレッソ
- たっぷりのスチームミルク(きめ細かいベルベットのような泡立ちのミルク)
- 少量のフォームミルク(ふわふわの泡)
カップのサイズはカフェラテよりもやや小さめで出すお店もあります
前述したように、はっきりした定義があるわけではないのでお店によって違います。
カフェラテ・カプチーノについて詳しく知りたい方は、以下の記事もチェック!
フラットホワイトの美味しい作り方
作り方の手順を説明します。
まとめると以下の通り。
- エスプレッソコーヒーの倍量のミルクをミルクスチーマーで65℃くらいに温めてスチームミルクを作る。
- エスプレッソコーヒーを作りカップに注いでおく。
- エスプレッソにスチームミルクをていねいに注ぐ。(スチームミルクの泡の部分をスプーンで押さえるようにして泡の下部のクリーム状のミルクを注ぐ)
- 仕上げは表面に少量のフォームミルク(ふわふわの泡)を薄く平らにのせる。※ラテアートに挑戦ができます。
上記にはシルクやビロードのような密度が濃い泡が必要です。
そのため、ミルクスチーマーがある方が良いでしょう。
ミルクスチーマーを自宅に持っていない方は、ミルクフォーマーで代用して無理せずに楽しみましょう。
エスプレッソの作り方・飲み方を知りたい方は「エスプレッソの飲み方とは?本場イタリアの楽しみ方も紹介」の記事もチェック!
フラットホワイトのアレンジ作り方
フラットホワイトのアレンジ方法は、泡が上層部にあるので「トッピング」をご提案します。
海外ではチョコレートパウダーをトッピングしてアレンジするのが一般的。
フラットホワイトの味の変化が楽しめます。
表面に少量振りかけると、見た目もいい感じになります。
エスプレッソの強いコーヒー感と甘いチョコレートは抜群の相性でしょう。
また、お好みによりはちみつやキャラメルシロップなどを適量入れるのもおすすめ。
エスプレッソの苦みをやわらげたいときやリラックスしたいときにおすすめ。
ココアパウダーもおすすめ
チョコレートパウダーと似ていますが、ココアパウダーをフラットホワイトの表面にをかけるアレンジもいいでしょう。
ココアとコーヒー、ミルクのハーモニーで、味の変化が楽しめます。
前述したように、タリーズコーヒーではコンデンスミルク入りの味があるので真似してみてもいいのでは。
あなたオリジナルのアレンジを考えてみてください!
フラットホワイトの美味しさを一度体験してみよう!
いかがでしたでしょうか?
フラットホワイトについて、カフェラテとの違いから作り方まで紹介しました!
お伝えした重要なポイントは以下のとおりです。
- フラットホワイトはベルベットのようなきめ細かいスチームミルクを合わせたエスプレッソベースの飲み物
- カフェラテ・カプチーノとの違いはスチームミルクやフォームミルクの割合
- 作り方はスチームミルクを作りエスプレッソに入れて、表面にフォームミルクを薄く平らにのせる
- アレンジはチョコレートパウダーなどをトッピングするのがおすすめ
この記事の情報を思い出しながら、是非「フラットホワイト」の味わいを楽しんでください。
エスプレッソの情報が気になる方は「エスプレッソとは?おすすめのマシンから美味しい飲み方まで紹介」の記事もチェック!