
お店に入れる業務用のコーヒーマシン、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…



1日に何杯出すかと、置く場所の電源・水道を決めれば、候補はかなり絞れますよ。
業務用コーヒーマシンは、1日の提供杯数と電源・給水の条件で選ぶのが近道です。1日50杯前後の店舗なら100Vで置けるカリタのドリップ機(7〜14万円台)、ミルクメニューを出すなら工事不要の全自動機、100杯を超える現場なら200V・水道直結のブルーワーが候補になります。
家庭用より丈夫なだけでなく、業務用機は電源や配管の条件が機種ごとに大きく異なるのが特徴です。この記事では、ドリップ・全自動・セミオートの業務用10機種を、公式仕様の抽出能力、設置面積、100V/200V、価格の同じ基準で採点しました。開業準備中のカフェや、社内の給茶機を入れ替える総務担当の方が、見積もりを取る前に候補を2〜3台まで絞れる内容です。
- 業務用コーヒーマシンはドリップ・全自動・セミオートの3種類
- 1日30〜100杯なら100Vで置けるカリタ KW-25SやET-250が導入しやすい
- ラテやカプチーノを出すなら、工事不要の全自動機(エレッタ カプチーノ、X10)
- 100杯を超える現場は、200V・水道直結のブルーワー(BUNN、ブルーマチック)
- 総合1位はカリタ KW-25S(100Vで1時間130杯・税込137,500円)


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業務用コーヒーマシンと家庭用コーヒーメーカーの違い


業務用と家庭用の差が出るのは、1時間に何杯いれられるかと、連続して動かしたときの耐久性の2点です。家庭用のドリップ式コーヒーメーカーは1回5〜10杯前後の抽出が中心で、抽出のたびに手で給水します。業務用のカリタ KW-25Sは1時間130杯、BUNN ICBBは1時間39L(150ml換算で約260杯)と、桁が1つ違います。
| 比較項目 | 業務用コーヒーマシン | 家庭用コーヒーメーカー |
|---|---|---|
| 抽出能力 | 1時間60〜260杯(ドリップ) | 1回5〜10杯前後 |
| 電源 | 単相100V〜200V、845〜3,650W | 単相100V |
| 給水 | 手動給水・タンク式・水道直結 | 手動給水 |
| 価格帯 | 7万円台〜190万円台 | 数千円〜十数万円 |
| 保守 | 販売店・代理店の保守契約、代替機 | メーカー保証(1年前後) |
もう1つの違いは保守の仕組みです。業務用機は販売店や代理店が保守を引き受け、故障時に代替機を貸し出すサービスを用意しているところがあります。ドリンクが止まると売上に直結する店舗では、本体価格だけでなく「壊れたときに何日で復旧できるか」まで含めて比べるのが、選び間違いを防ぐ近道です。
オフィスで少人数が飲む用途なら、10杯以上いれられる大容量の家庭用メーカーで足りる場合もあります。


業務用コーヒーマシンの種類は3つ


業務用コーヒーマシンは、抽出の仕組みでドリップ式・全自動式・セミオート式の3種類に分類。どれを選ぶかで、出せるメニュー、スタッフに求める技術、設置工事の有無が変わります。
ドリップ式:一度にまとめて抽出する
ドリップ式は、ペーパーやメッシュのフィルターにお湯を注ぎ、デカンタやポットにまとめて落とす方式です。カリタのET-250やKW-25Sのように手でお湯を注ぐ手動給水式と、BUNNやブルーマチックのように水道から給水する自動給水式があります。一度に1.7〜5.7Lを抽出できるため、モーニングや会議のように同じコーヒーをまとめて出す場面に向いています。
全自動式:豆を挽くところからボタン1つで仕上げる
全自動式は、豆を挽く、粉を詰める、抽出する、ミルクを泡立てるまでを機械が行う方式です。エスプレッソを土台にしたラテやカプチーノまで、誰が押しても同じ味で出せます。ユーラ X10のように35メニューを登録できる機種もあり、セルフサービスのカフェコーナーやホテルのラウンジ向き。
セミオート式:バリスタが手で仕上げる
セミオート式は、お湯の温度と圧力を機械が保ち、粉の量や抽出時間をバリスタが決める方式です。豆の個性を引き出しやすい反面、1杯ずつ手作業になり、スタッフの練習時間が必要です。グラインダーやミルクピッチャーなどの周辺機器も別にそろえます。
エスプレッソマシンだけを比べたい方は、業務用エスプレッソマシンの記事もあわせてご覧ください。


業務用コーヒーマシンの選び方


業務用コーヒーマシンは、次の5つを順番に決めると候補が絞れます。ランキングの採点も、この5項目を軸にしています。
- 1日とピーク1時間の提供杯数
- 置き場所の幅と奥行
- 電源(100V/200V)と給排水
- 出したいメニュー
- 初期費用と支払い方
1. 1日とピーク1時間の杯数で選ぶ
最初に決めるのは、1日の提供杯数と、最も混む1時間に出す杯数です。キーコーヒーの業務用マシン案内は、1日30〜50杯、50〜100杯、100杯以上の3つの杯数帯で推奨機を分けています。たとえば朝8時台に40杯を出すなら、1時間60杯のET-250でも回りますが、30分に集中するなら1時間130杯のKW-25Sが安心です。
| 1日の杯数 | 向いている方式 | 今回の候補 |
|---|---|---|
| 30〜50杯 | 100Vの手動給水ドリップ、小型全自動 | ET-250、KW-25S、エレッタ カプチーノ |
| 50〜100杯 | 100Vの手動給水ドリップ、200Vの自動給水ドリップ、全自動タンク式 | KW-25S、B3 Decanter、X10、WMF 1100S |
| 100杯以上 | ポット付き貯湯式、200V・水道直結のブルーワー | ET-450N、BUNN ICBB |
2. 置き場所の幅と奥行で選ぶ
カウンターの奥行が45cm前後の店舗は多く、奥行が60cmを超える機種は手前にはみ出します。今回の10機種では、カリタのKW-25SとET-250が幅20cm・奥行37cm台で最も小さく、BUNN ICBBは奥行612mm、Linea Mini Rは奥行540mmあります。扉の開閉スペースや、上に吊り戸棚がある場合は高さも測っておきましょう。
3. 電源(100V/200V)と給排水で選ぶ
業務用機で見落としやすいのが電源と水回りです。単相200Vの機種(BUNN ICBB、B3 Decanter)は、専用のコンセントと配線工事が必要になります。100Vの機種でも、KW-25S(1,460W)やWMF 1100S(1.5kW)のように15Aの回路をほぼ使い切るものは、専用回路を用意すると安心です。
給水は、手で注ぐ手動給水、本体タンクに水をためるタンク式、水道から直接取る水道直結式の3通りです。水道直結は補充の手間がない代わりに、給水栓や排水の配管工事が必要になります。賃貸の物件では、配管を追加できるかを管理会社に確認してから機種を決めましょう。
4. 出したいメニューで選ぶ
メニューがブレンドコーヒーだけならドリップ式で足ります。ラテやカプチーノを出すなら、ミルクを自動で泡立てる全自動機か、スチームノズル付きのセミオート機が必要です。全自動機でもメニュー数は機種で差があり、エレッタ カプチーノはミルクメニュー中心、WMF 1100Sは24メニュー、X10は35メニューに対応。
セミオート機でラテを出す場合は、ミルクを温めるスチーマーを別に用意する方法もあります。


5. 初期費用と支払い方で選ぶ
本体価格は、今回の10機種で70,400円(ET-250)から1,931,600円(Linea Mini R)まで、約27倍の開きです。200V・水道直結の機種は、本体とは別に電気と配管の工事費もかかります。まとまった資金を用意しにくい場合は、デロンギ業務用の定期便や、販売店のレンタルで始める方法も比べてみてください。
業務用コーヒーマシンのおすすめランキング10選


選び方の5項目を「抽出能力」「省スペース」「設置のしやすさ」「メニューの幅」「初期費用の軽さ」の5軸にして、各機種の公式仕様から当サイトが採点しました。評価基準は下の表のとおりです。5軸の合計点が高い順に並べているため、1台目として導入しやすい小〜中規模向けの機種が上位に来ます。100杯を超える大型店は、順位よりも抽出能力の数値で選んでください。
| 評価軸 | 評価基準 |
|---|---|
| 抽出能力 | ドリップは1時間あたりの杯数(L表記は150mlで換算)、全自動は1日の推奨杯数、セミオートは1グループを50点 |
| 省スペース | 本体の幅×奥行(設置面積)が小さいほど高得点 |
| 設置のしやすさ | 100V・タンク式を90点とし、水道直結・200Vは減点。重量10kg以上と1,400W超も減点 |
| メニューの幅 | ドリップのみ30点、抽出設定の登録40点、セミオート70点、全自動80〜95点(メニュー数で加点) |
| 初期費用の軽さ | 税込価格が安いほど高得点。月額の定期便は85点 |
| 順位 | 機種 | 方式 | 抽出能力 | 設置面積 | 電源・給排水 | メニュー | 価格(2026年9月時点・税込) | 合計点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | カリタ 業務用コーヒーマシン KW-25S | ドリップ(手動給水) | 130杯/時(最大水量1.8L) | W200×D372mm | 単相100V・1,460W/給排水工事なし | ドリップコーヒー | 137,500円 | 380点 |
| 2位 | カリタ 業務用コーヒーマシン ET-250 | ドリップ(貯湯式) | 約60杯/時(1.7L) | W200×D375mm | 単相100V・920W/給排水工事なし | ドリップコーヒー | 70,400円 | 375点 |
| 3位 | デロンギ エレッタ カプチーノ ECAM44660BH | 全自動(タンク式) | 推奨35杯/日(タンク2.0L) | W260×D460mm | 単相100V・1,450W/給排水工事不要 | エスプレッソ・カプチーノなどミルクメニュー(自動泡立て) | 定期便 月19,800円〜(税込・2年) | 355点 |
| 4位 | カリタ 業務用コーヒーマシン ET-450N | ドリップ(貯湯式・ポット付) | 約60杯/時(ポット2.5L) | W275×D453mm | 単相100V・845W/給排水工事なし | ドリップコーヒー | 110,000円 | 335点 |
| 5位 | ユーラ(JURA)X10 | 全自動(タンク式) | 推奨80杯/日(タンク約5L) | W373×D461mm | 単相100V・1,250W/給排水工事なし | 35メニュー(ミルク・コールドブリュー対応) | 873,400円 | 330点 |
| 6位 | WMF 1100S | 全自動(タンク式/直結オプション) | 推奨80杯/日 | W325×D561mm | 単相100V・1.5kW/タンク式(直結オプション) | 24メニュー(全自動スチーマー) | 948,000円 | 295点 |
| 7位 | ブルーマチック B3 Decanter | ドリップ(水道直結) | 推奨25L/時(約166杯・150ml換算) | W231×D489mm | 単相200V・3,650W/水道直結 | ドリップ(抽出設定3種類) | 517,000円 | 275点 |
| 8位 | ラ・マルゾッコ Linea Mini R | セミオート(タンク式) | 1グループ(タンク2.5L) | W357×D540mm | 単相100V・1,270W/給排水工事なし | エスプレッソ+手動スチーム | 1,931,600円 | 260点 |
| 9位 | BUNN ICBB | ドリップ(水道直結) | 39.0L/時(約260杯・150ml換算) | W259×D612mm | 単相200V・3,600W/水道直結 | ドリップ(抽出設定6種類) | 1,236,400円 | 245点 |
| 10位 | ヌォーヴァシモネッリ Appia Life V 1Gr | セミオート(水道直結) | 1グループ(水道直結) | W404×D545mm | 単相100V・1,400W版あり/水道直結・排水 | エスプレッソ+手動スチーム | 809,600円 | 230点 |
1位. 100Vで1時間130杯をいれる手動給水の定番機「カリタ 業務用コーヒーマシン KW-25S」


- 100V電源で1時間130杯をいれられる
- 幅20cmでカウンターの隅に置ける
- 付属のデカンタ1.8Lでそのまま提供できる
- 消費電力1,460Wで15Aのコンセントをほぼ占有する
- 給水は毎回手で注ぐ
KW-25Sは単相100Vのまま1時間130杯をいれられる、カリタのドリップ機です。本体上部から水を注ぐ手動給水式で、水道工事も200Vの電源工事も要りません。キーコーヒーの業務用マシン案内では、1日30〜50杯と50〜100杯の2つの杯数帯でドリップの推奨機に挙がっています。
幅200mm×奥行372mmの設置面積は、今回の10機種でET-250と並ぶ最小クラスです。ただし定格電流は14.6Aあり、標準的な15Aのコンセント1口をほぼ使い切ります。電子レンジや製氷機と同じ回路にすると、ピーク時にブレーカーが落ちるため、専用回路の有無を先に確かめておくと安心です。
| 方式 | ドリップ(手動給水) |
|---|---|
| 抽出能力 | 130杯/時(最大水量1.8L) |
| 本体寸法 | W200×D372×H470mm |
| 重量 | 8.8kg |
| 電源・給排水 | 単相100V・1,460W/給排水工事なし |
| メニュー | ドリップコーヒー |
| 価格(税込) | 137,500円 |
2位. 7万円台で導入できる幅20cmの貯湯式マシン「カリタ 業務用コーヒーマシン ET-250」


- 税込70,400円で今回の10機種の最安
- 5.1kgと軽く、移設や持ち運びがしやすい
- 920Wで他の機器とコンセントを分けやすい
- 抽出能力は1時間約60杯で、行列が続く時間帯には足りない
ET-250は、あらかじめタンクのお湯を温めておく貯湯式のドリップ機です。給水したお湯がすぐ抽出に回るため、スイッチを入れてから1杯目が出るまでの待ち時間が短く、1時間に約60杯をいれられます。価格は税込70,400円で、今回比較した10機種の中で最も安い1台です。
消費電力は920Wで、KW-25Sの1,460Wより540W小さく抑えられています。本体重量も5.1kgなので、キッチンカーやイベント出店など、置き場所が変わる使い方にも対応しやすい機種です。1日の提供が50杯以下の店舗なら、この1台で朝のピークまで回せます。
| 方式 | ドリップ(貯湯式) |
|---|---|
| 抽出能力 | 約60杯/時(1.7L) |
| 本体寸法 | W200×D375×H420mm |
| 重量 | 5.1kg |
| 電源・給排水 | 単相100V・920W/給排水工事なし |
| メニュー | ドリップコーヒー |
| 価格(税込) | 70,400円 |
3位. 工事不要で定期便から始められる業務用全自動「デロンギ エレッタ カプチーノ ECAM44660BH」


- 給排水工事なしで、コンセント1口に置ける
- カプチーノまでボタン1つで作れる
- 定期便なら2年後にマシンが自分のものになる
- 推奨杯数は1日35杯で、繁忙店には足りない
- タンク2.0Lの給水とミルク経路の洗浄が毎日必要
エレッタ カプチーノは、豆を挽くところからミルクの泡立てまでを自動で行う全自動エスプレッソマシンです。デロンギの業務用サイトでは給排水工事が不要と明記されていて、2.0Lの給水タンクと370gの豆ホッパーを本体に備えています。スタッフの腕に頼らず、ラテやカプチーノを同じ味で出せるのが強みです。
デロンギ業務用の定期便を使うと、マシン2年間のレンタルとコーヒー豆の配送がセットで月19,800円から(税込・送料込)。2年の契約が満了すると、マシンはそのまま利用者の所有になります。推奨杯数は1日35杯なので、オフィスの休憩スペースや、ドリンクが主役ではない飲食店のサイドメニューに向いています。
| 方式 | 全自動(タンク式) |
|---|---|
| 抽出能力 | 推奨35杯/日(タンク2.0L) |
| 本体寸法 | W260×D460×H360mm |
| 重量 | 11.5kg |
| 電源・給排水 | 単相100V・1,450W/給排水工事不要 |
| メニュー | エスプレッソ・カプチーノなどミルクメニュー(自動泡立て) |
| 価格(税込) | 定期便 月19,800円〜(税込・2年) |
4位. 2.5Lポットで保温しながら出せる100杯帯向け「カリタ 業務用コーヒーマシン ET-450N」


- 2.5Lのポットに直接落ちるので、煮詰まらずに保温できる
- 845Wと今回の10機種で最も消費電力が小さい
- 使用水量を400〜1,700mlで調整できる
- 高さ690mmあり、吊り戸棚の下には収まりにくい
ET-450Nは、抽出したコーヒーがガラスデカンタではなく2.5Lの保温ポットに直接落ちる構造です。ホットプレートで温め続けるデカンタと違い、時間がたっても香りが煮詰まりにくく、会議前に作り置きして順番に注ぐ使い方と相性が良い機種です。キーコーヒーの案内でも、1日100杯以上の店舗向けの手動給水式ドリップに挙がっています。
消費電力は845Wで、今回の10機種では最も小さい数値です。一方で高さは690mmあり、ほかのカリタ機より20cm以上高くなります。設置予定の棚や吊り戸棚の下の高さを測ってから選ぶと、届いてから置けないという失敗を防げます。
| 方式 | ドリップ(貯湯式・ポット付) |
|---|---|
| 抽出能力 | 約60杯/時(ポット2.5L) |
| 本体寸法 | W275×D453×H690mm |
| 重量 | 8.9kg |
| 電源・給排水 | 単相100V・845W/給排水工事なし |
| メニュー | ドリップコーヒー |
| 価格(税込) | 110,000円 |
5位. 35メニューをボタン1つで出せる100Vの全自動「ユーラ(JURA)X10」


- 35種類のメニューをボタン1つで出せる
- 約5Lタンクで給水の回数が少ない
- 100Vのコンセントで設置できる
- 価格は見積対応で、実勢は80万円台
- 奥行461mmで、浅いカウンターにははみ出す
X10は、スイスのユーラが業務用として展開する全自動マシンで、エスプレッソからラテマキアート、コールドブリューまで35種類のメニューをボタン1つで抽出します。推奨杯数は1日80杯で、約5Lの水タンクと500gの豆ホッパーを装備。ミルクの泡は温度を3段階で切り替えられます。
電源は単相100V・1,250Wで、水道直結の工事なしで置けます。ユーラの公式ショップでは見積対応となっていて、通販のモノタロウでは税込873,400円で販売されていました。セルフ式のカフェコーナーや、スタッフが入れ替わる施設のラウンジで、誰が押しても同じ味を出したい場合の候補になります。
| 方式 | 全自動(タンク式) |
|---|---|
| 抽出能力 | 推奨80杯/日(タンク約5L) |
| 本体寸法 | W373×D461×H470mm |
| 重量 | 14kg |
| 電源・給排水 | 単相100V・1,250W/給排水工事なし |
| メニュー | 35メニュー(ミルク・コールドブリュー対応) |
| 価格(税込) | 873,400円 |
家庭用も含めて全自動エスプレッソマシンを比べたい方は、こちらの記事が参考になります。


6位. 全自動スチーマーでラテを量産できる業務用機「WMF 1100S」


- 全自動スチーマーでミルクの温度と泡を揃えられる
- 豆とパウダーの2ホッパーでチョコ系メニューも出せる
- タンク式と水道直結を選べる
- 25.5kgあり、設置には台の耐荷重確認が必要
- 1.5kWで専用回路が前提になる
WMF 1100Sは、ドイツのWMFが展開する業務用の全自動マシンで、国内ではSEBプロフェッショナルが取り扱っています。推奨杯数は1日80杯。全自動スチーマーがミルクの温度と泡立ちを揃えるため、ラテを続けて出しても1杯ごとのばらつきが出にくい構造です。
豆は約500g、パウダーは約450gのホッパーを最大2つ載せられ、ココアやチョコレート系のメニューも自動で作れます。給水は内蔵タンクが基本で、オプションで水道直結を選べます。コストコでは配送料込み948,000円で販売されていました。本体25.5kgと重量があるため、置き台の耐荷重を先に確かめておきましょう。
| 方式 | 全自動(タンク式/直結オプション) |
|---|---|
| 抽出能力 | 推奨80杯/日 |
| 本体寸法 | W325×D561×H500mm |
| 重量 | 25.5kg |
| 電源・給排水 | 単相100V・1.5kW/タンク式(直結オプション) |
| メニュー | 24メニュー(全自動スチーマー) |
| 価格(税込) | 948,000円 |
7位. 水道直結で1時間25Lを抽出する自動給水ドリップ「ブルーマチック B3 Decanter」


- 水道直結で給水の手間がない
- 抽出設定を3種類登録でき、豆ごとに味を管理できる
- 1.9Lの真空デキャンタで保温中の劣化を抑える
- 単相200Vの電源工事と給水工事が必要
- 希望小売価格517,000円と、同じ杯数帯のカリタ機の約4倍
B3 Decanterは、水道から直接給水して抽出する自動給水式のドリップ機です。推奨抽出量は1時間25Lで、1杯150mlに換算すると約166杯。キーコーヒーの業務用マシン案内では、1日50〜100杯の店舗向けの自動給水式ドリップに挙がっています。
抽出設定を3種類登録できるので、浅煎りのシングルオリジンと深煎りのブレンドのように、豆ごとに抽出設定を切り替えて出し分けられます。ただし単相200V・3,650Wの電源と給水の配管が前提で、入居前の物件なら内装工事と一緒に手配しておくと工期がずれません。
| 方式 | ドリップ(水道直結) |
|---|---|
| 抽出能力 | 推奨25L/時(約166杯・150ml換算) |
| 本体寸法 | W231×D489×H451mm |
| 重量 | 8kg |
| 電源・給排水 | 単相200V・3,650W/水道直結 |
| メニュー | ドリップ(抽出設定3種類) |
| 価格(税込) | 517,000円 |
8位. 100Vのタンク式で置けるカフェ仕様のエスプレッソ機「ラ・マルゾッコ Linea Mini R」


- 100Vのタンク式で、工事なしにカフェ仕様のエスプレッソを出せる
- バリスタの技術がそのまま味に出る
- ラッキーコーヒーマシンの長期レンタルで試せる
- 希望小売価格1,931,600円と今回の最高額
- グラインダーは別に必要で、抽出には技術がいる
Linea Mini Rは、ラ・マルゾッコの業務用機Lineaをコンパクトにまとめたセミオートのエスプレッソマシンです。電源は単相100V・1,270Wで、2.5Lの給水タンクを内蔵しているため、水道直結の工事なしで置けます。粉の量、タンピング、抽出時間をバリスタが決めるので、豆の個性をそのままカップに表現できるのが持ち味です。
一方で、豆を挽くグラインダーは別に用意する必要があり、1杯ずつ手作業でいれるため回転数はバリスタの人数で決まります。希望小売価格は1,931,600円。国内で取り扱うラッキーコーヒーマシンは1週間〜1年のレンタルを用意しているので、開業前に実機で練習してから購入を決める方法も選べます。
| 方式 | セミオート(タンク式) |
|---|---|
| 抽出能力 | 1グループ(タンク2.5L) |
| 本体寸法 | W357×D540×H380mm |
| 重量 | 30kg |
| 電源・給排水 | 単相100V・1,270W/給排水工事なし |
| メニュー | エスプレッソ+手動スチーム |
| 価格(税込) | 1,931,600円 |
セミオート機と組み合わせるグラインダーは、以下の記事で比較しています。


9位. 1時間39Lを抽出するホテル・大型店向けブルーワー「BUNN ICBB」


- 1時間39Lと今回の10機種で最大の抽出能力
- 5.7Lのコンテナで、まとめて保温・提供できる
- 抽出設定を6種類登録できる
- 単相200Vの電源工事と給水工事が必要
- 奥行612mmあり、設置スペースを大きく取る
ICBBは、アメリカのBUNNが製造する水道直結式のブルーワーで、国内ではラッキーコーヒーマシンが取り扱っています。抽出能力は1時間39.0Lで、150mlのカップに換算すると約260杯。今回比較した10機種の中で最も多く、ホテルの朝食ビュッフェや社員食堂のように、決まった時間に客数が集中する現場に向いています。
抽出したコーヒーは5.7Lのコンテナに落ち、そのままサーバーとして提供できます。電源は単相200V・3,600Wで、水道の配管も必要です。販売店のA-DININGでは税込1,236,400円(受注生産品)で、1日の提供量が100杯に届かない店舗では、能力を持て余します。
| 方式 | ドリップ(水道直結) |
|---|---|
| 抽出能力 | 39.0L/時(約260杯・150ml換算) |
| 本体寸法 | W259×D612×H680mm |
| 重量 | 17.2kg |
| 電源・給排水 | 単相200V・3,600W/水道直結 |
| メニュー | ドリップ(抽出設定6種類) |
| 価格(税込) | 1,236,400円 |
10位. 水道直結で連続抽出に強い1グループのセミオート「ヌォーヴァシモネッリ Appia Life V 1Gr」


- 水道直結で給水が途切れず、連続抽出に強い
- 幅404mmの1グループで、カウンターに収まりやすい
- 100V仕様を選べる
- 給水栓と排水の配管工事が必要
- 32.5kgと今回の10機種で最も重い
Appia Life V 1Grは、イタリアのヌォーヴァシモネッリによるセミオートのエスプレッソマシンです。給水は水道直結で、給水栓と排水用の配管が必要になります。タンクへの補充がいらないため、ランチ後のように注文が続く時間帯でも給水で手が止まりません。
販売店のA-DININGでは、希望小売価格1,012,000円に対し、税込809,600円で販売されていました。国内向けには単相100V・1,400Wの仕様もあり、200Vの工事ができない物件でも選べます。ただし本体は32.5kgと今回の10機種で最も重いため、カウンターの補強が必要かを施工業者に確認しておきましょう。
| 方式 | セミオート(水道直結) |
|---|---|
| 抽出能力 | 1グループ(水道直結) |
| 本体寸法 | W404×D545×H498mm |
| 重量 | 32.5kg |
| 電源・給排水 | 単相100V・1,400W版あり/水道直結・排水 |
| メニュー | エスプレッソ+手動スチーム |
| 価格(税込) | 809,600円 |
業務用コーヒーマシンは購入・定期便・レンタルのどれを選ぶ?


業務用コーヒーマシンの入手方法は、購入・定期便・レンタルの3つが中心です。開業時の資金、使う期間、豆の仕入れ先を変えたいかどうかで向き不向きが分かれます。
| 入手方法 | 初期費用 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 購入 | 本体価格(7万〜190万円台)+工事費 | 5年以上使う予定があり、豆の仕入れ先を自由に選びたい | 故障時の保守は販売店との契約次第 |
| 定期便 | 月額(デロンギ業務用は月16,800円〜28,800円) | 初期費用を抑え、豆もまとめて届けてほしい | 最低契約期間2年・契約後のプラン変更不可 |
| レンタル | 月額・期間に応じた料金 | 開業前に試したい、短期イベントで使いたい | 長く使うと購入より総額が高くなる場合がある |
デロンギ業務用の定期便は、エレッタ カプチーノなどのマシンを2年間レンタルし、毎月コーヒー豆が届く仕組みです。STANDARD 3プラン(月19,800円・税込送料込)なら、2年間の支払い総額は19,800円×24か月=475,200円。満了後にマシンが自分のものになる点が、通常のレンタルとの違いです。
購入の場合は、ET-250(70,400円)のように本体だけなら10万円以下で始められる機種もあります。ラッキーコーヒーマシンは1週間〜1年のレンタルを用意していて、Linea Mini Rのような高額機を開業前に試す使い方もできます。月々の豆代まで含めた総額で比べ、手元資金との兼ね合いで決めましょう。
社員向けの給茶サービスとして導入する場合は、オフィスコーヒーサービスの比較記事もご覧ください。


業務用コーヒーマシン導入前に確認したい工事と手続き


業務用コーヒーマシンを置く前に、電気工事・給排水工事・営業許可の3点を先に確認するのが、開店日を遅らせないコツです。
200Vのコンセント増設は電気工事士の工事
単相200Vのコンセントを新しく設ける工事は、電気工事士の資格を持つ人が行う必要があります。経済産業省の電気工事の安全に関するページでも、電気工事は電気工事士等の資格がなければ行えない(電気工事士法第3条)と示されています。BUNN ICBBやB3 Decanterを選ぶ場合は、内装業者に機種名と消費電力(3,600〜3,650W)を伝えて見積もりに含めてもらいましょう。
水道直結は給水栓と排水の位置を先に決める
水道直結の機種は、本体の近くに給水栓が必要です。Appia Life V 1Grのように排水の配管まで求める機種もあります。配管は床や壁の中を通すため、カウンターの配置を決める段階で機種を決めておくと、後から工事をやり直さずに済みます。タンク式や手動給水式なら、この工事は不要です。
コーヒーを出す店舗は飲食店営業の許可が必要
店内でコーヒーを提供する場合は、保健所で飲食店営業の許可を取ります。許可には手洗い設備や給水・排水などの施設基準があり、詳細は厚生労働省の営業規制に関するページと施設基準の資料の2つが一次情報です。内装の図面ができた段階で保健所に相談しておくと、工事後の手直しを避けられます。
オフィスにコイン式のコーヒーマシンを置く場合のメリットと注意点は、以下の記事で紹介しています。


業務用コーヒーマシンに関するよくある質問
- 業務用コーヒーマシンの電気代は1杯いくら?
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カリタ KW-25S(1,460W)を1時間動かし続けると、消費電力量は1.46kWhです。全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(税込)で計算すると約45円で、1時間130杯をいれた場合は1杯あたり約0.35円です。保温や待機の時間が長いほど1杯あたりの電気代は上がります。
- 家庭用のコーヒーメーカーをお店で使ってもいい?
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法律で禁止されているわけではありませんが、家庭用は1回5〜10杯前後の抽出を前提に作られていて、連続運転を続けると故障しやすくなります。メーカー保証の対象を家庭での使用に限っている製品もあるため、店舗で使う場合は取扱説明書の保証規定を確かめてから選びましょう。
- 中古の業務用コーヒーマシンを選んでもいい?
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中古は本体価格を抑えられる一方、ボイラー内の水あか(スケール)やパッキンの劣化が見えにくい点に注意が必要です。整備済みで保証が付く販売店を選び、製造年と交換済みの部品を確認してから購入すると失敗を減らせます。
- リースとレンタルの違いは?
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リースは3〜7年など長期の契約で、原則として途中解約ができません。レンタルは1週間〜1年など短い期間から借りられ、使い終わったら返却します。長く使う予定ならリースや購入、試したいだけならレンタルと使い分けましょう。
- 業務用コーヒーマシンに合うコーヒー豆は?
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ドリップ機なら中挽き、全自動機やセミオート機ならエスプレッソ用の豆が基本です。1日50杯を出すと、1杯10gで計算して1日500g、1か月で約15kgの豆を使うため、1kg単位で買える業務用の豆を選ぶのが節約のコツです。
業務用の豆の選び方と、1kg単位で買えるおすすめは以下の記事で紹介しています。


業務用コーヒーマシンは1日の杯数と設置条件から選ぼう
業務用コーヒーマシンは、1日の提供杯数とピーク1時間の杯数を決め、置き場所の電源と水回りで絞り込むと、候補が2〜3台に収まります。100Vで置けるカリタのドリップ機は導入費を抑えやすく、ミルクメニューが必要なら全自動機、100杯を超える現場なら200V・水道直結のブルーワーが候補です。
- 1日30〜100杯でブレンド中心なら、100Vのカリタ KW-25SかET-250
- ラテやカプチーノを出すなら、工事不要のエレッタ カプチーノかX10
- 100杯を超える現場は、200V・水道直結のBUNN ICBBかB3 Decanter
- 200Vや水道直結の機種は、内装工事の見積もりに電気・配管工事を含める
- 初期費用を抑えたいなら、定期便やレンタルとの総額を比べてから決める
見積もりを依頼する前に、1日の杯数、設置場所の幅と奥行、コンセントの電圧をメモしておくと、販売店とのやり取りがスムーズです。気になる機種が見つかったら、製品ページで最新の仕様を確かめてみてください。
コーヒー豆研究所の記事を根拠に、関連情報と一緒に回答します。
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