アメリカーノってどんなコーヒーなの?
スターバックスでアメリカーノ見たことあるけど?
このような疑問にお答えしていきます。
実はアメリカーノは韓国で人気の飲み方で、よく飲まれています。
本記事では、アメリカーノやアメリカンコーヒーとの違いも紹介!それぞれどこの国で愛飲されているのかわかりやすく解説します。
- アメリカーノはお湯を注いだコーヒー
- アメリカーノとアメリカノとアメリカンコーヒーは違う
- スターバックスコーヒーにもアメリカーノが売っている
- アメリカーノのアレンジレシピが分かる
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
続きはこちら
コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
アメリカーノとは?
アメリカーノとは、エスプレッソをお湯で割ったコーヒーです。
コーヒーをお湯で割ると聞くと「味が薄くなりそう」と思われがちですがそんなことはありません。
実際に飲んでみると、しっかりコーヒーを感じることができます。
それもそのはず、アメリカーノにはコーヒーオイルがしっかり抽出されているからです。
エスプレッソでコーヒーオイルが抽出されているため、アメリカーノでもコーヒーオイルを楽しめます。
アメリカーノはヨーロッパの国々で人気で、ドリップコーヒーよりはアメリカーノが主流です。
エスプレッソとは?
エスプレッソとは、コーヒーの旨味が凝縮されたコーヒーです。
濃厚なコーヒーの味を楽しむことができますが、実際はカフェインが少ないのが特徴。
エスプレッソ豆を挽いて、そこにお湯を入れて抽出したものがエスプレッソです。
抽出時間は短時間で行うため、コーヒーの旨味がギュッと凝縮されます。
エスプレッソについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をチェック!
アメリカノとアメリカンコーヒーとの違い
アメリカーノは、アメリカンやアメリカンコーヒーといった、似たような名前があります。
色々と呼び方があるので、ここではそれぞれのコーヒーを解説してきます。
この知識が一旦入っていれば、お店に行ってメニューを見た時にどんな飲み物かイメージしやすくなります。
アメリカノとは?
アメリカーノとアメリカノ、どちらもよく似ていますよね。
「アメリカノ아메라카노(アメリカノ)」は韓国のアメリカーノです。
韓国のカフェで一番人気のコーヒーで、最もポピュラーなコーヒー。
普段アメリカノを飲み慣れていない人が飲んでみると、味の薄さに驚かれるかもしれません。
現地では、アメリカノにショットを追加して飲む方も多いんだとか。
ひとまず、日本で飲むアメリカーノに比べて味が薄いのが韓国のアメリカノと覚えておいてください。
アメリカンコーヒーとは?
同様に、アメリカーノとアメリカンコーヒーもよく似ています。
アメリカンコーヒーはアメリカ式のコーヒーという和訳から名付けられた、日本独自のコーヒーです。
「アメリカンコーヒーください」と現地アメリカで言ったとしても通じないので注意してください。
アメリカンコーヒーの特徴は浅煎りの豆を使うこと。
浅煎りのコーヒー豆を挽いて粉にしたら、そこに高温のお湯を注ぎます。
お湯を注がなくてもアメリカンコーヒーだとも言えます。
エスプレッソにお湯を注いで作るのがアメリカーノ。
それに対して、浅煎りのコーヒーを抽出するのがアメリカンコーヒーだと押さえておいてください。
アメリカンコーヒーについては、以下の記事で詳しく解説しています!
スターバックスコーヒーのアメリカーノ
スターバックスコーヒーでアメリカーノが販売されているのをご存じですか。
商品名は「カフェ アメリカーノ」で、ホットとアイス両方あります。
追加料金を払えば、カフェインレスのカフェアメリカーノをオーダーできます。
下記は、スターバックスコーヒーのカフェアメリカーノの商品説明です。
エスプレッソに特別にろ過したウォーターを加えて
出典:スターバックスコーヒー カフェ アメリカーノ
エスプレッソに熱いお湯を注いだ、すっきりとしたのどごしのコーヒーです。ドリップ コーヒーのお好きな方にもおすすめです。
カフェアメリカーノは、ドリップコーヒーがお好きな方にもおすすめと記載があります。
ドリップコーヒーがどんなコーヒーか確認したい方はこちらからチェック。
アメリカーノの作り方
アメリカーノのレシピはとても簡単です。
エスプレッソを作って、そこにお湯を加えるだけで作れます。
具体的なアメリカーノの作り方
アメリカーノの基本的な作り方は以下の通りです。
- コーヒー豆を挽く
- コーヒー粉にエスプレッソを抽出する
- お湯を加えながらよく混ぜる
上記の3ステップでアメリカーノを作ることができます。
コーヒー粉10gに対して120mlのお湯で抽出しましょう。
そこにお湯を注ぐのですが、お湯の温度はコーヒーを抽出した温度よりも高い方がベターです。
30mlのお湯を注いだら、そこから様子を見ながら少しずつ足していきます。
お湯はどのくらい入れるの?
また、お湯はどのくらい入れたらいいのか気になる方もいらっしゃると思います。
ひとまず、お湯は100ml前後で調整しましょう。
その際は90mlのお湯を注いだら味見をしてみることをおすすめします。
90mlは濃い目のエスプレッソですが、このくらいの味がお好きな方もいるはず。
もう少し濃さを和らげたい方は、ちょっとずつお湯を足していきましょう。
コーヒーオイルが凝縮されたアメリカーノを楽しんでね!
浅煎りで淹れるとアメリカンコーヒーになる
アメリカンコーヒーの作り方も紹介します。
浅煎りはすっきりとした味わいが特徴で、お湯を足さなくても美味しいコーヒーがいただけます。
- 浅煎りのコーヒー豆を用意する
- コーヒー豆を挽く
- お湯を注ぎながら抽出する
ポイントは浅煎りコーヒー豆を用意することと、高温のお湯を用意すること。
浅煎りのコーヒー豆を使用すると、味のバランスがよくなります。
そして、高温のお湯も美味しいアメリカンコーヒーを飲む上では重要です。
高温のお湯は注いだ時に湯だまりしにくくなり、ガス抜きができます。
お好きな方法で、美味しいアメリカーノやアメリカンコーヒーを作ってみてください。
アメリカーノのアレンジレシピ
アメリカーノのアレンジレシピをいくつか紹介していきます。
気になるアレンジがあればぜひ試してみてください。
アレンジレシピ1. ミルクを加える
最初のアレンジは王道の「ミルクを加える」です。
アメリカーノにミルクを加えると非常にまろやかになります。
ミルクは冷たいものでも、温かいホットミルクでもどちらでも大丈夫です。
個人的には、ホットミルクを加えて飲んだ方が、甘さも加わって美味しいかと思います。
やさしい味がお好きな方は、ミルクを加えることをおすすめします。
アレンジレシピ2. ホイップクリームを加える
お次は「ホイップクリームを加える」です。
ホイップクリームを乗せることで、ミルクを加えた時とはまた違った楽しみ方ができます。
ちなみに、ウインナーコーヒーをご存じですか。
コーヒーチェーンなどではあまり見かけませんが、純喫茶などでよく見かけます。
ホイップクリームを乗せたアメリカーノはウインナーコーヒーに近いです。
ご家庭で作ればホイップクリームの甘さも調整できます。
ぜひ、ホイップクリームのふわふわ食感とアメリカーノのコラボをお楽しみください。
ホイップクリームを加えると、アメリカーノがよりまろやかになるよ!
アメリカーノに関するよくある質問
アメリカーノに関するよくある質問とその回答を紹介します。
- エスプレッソとアメリカーノの違いは?
-
エスプレッソとアメリカーノは、コーヒーの2つの種類です。
- 方法:エスプレッソは、圧力を利用して高圧濃縮コーヒーを作る方法です。アメリカーノは、約30mlの濃縮したコーヒーと熱いミルクを組み合わせて作られます。
- 味:エスプレッソは濃縮したコーヒーなので、強い味が特徴です。アメリカーノはミルクが含まれているため、甘味や滑らかな口当たりが特徴です。
- サイズ:エスプレッソは小さなカップに注がれ、1〜2口程度で飲むことが多いです。アメリカーノは大きなカップに注がれ、1杯で飲むことが多いです。
- 添加物:エスプレッソには、砂糖やミルクなどの添加物は含まれていません。アメリカーノには、砂糖やシロップ、 whipped creamなどの添加物が含まれることもあります。
以上のような違いがあります。
好みによっては、エスプレッソのような強い味を好む人もいれば、アメリカーノのような甘味や滑らかな味を好む人もいます。
エスプレッソについては「エスプレッソとは?おすすめのマシンから美味しい飲み方まで紹介」の記事をチェック!
- アメリカーノの発祥は?
-
アメリカーノ (americano) は、19世紀にイタリアから伝わったコーヒーの一種です。
アメリカにおいて、エスプレッソに似た味を求めるために作られましたが、より薄い味わいとなるように水が加わっています。
具体的な発祥地については明確な記録がないようですが、イタリアのものを模倣して作られたとされています。
現在では、アメリカや欧州、アジアなど世界中で人気のコーヒーの一種となっています。
アメリカーノを美味しくいただこう!
いかがでしたか。
本記事ではアメリカーノのネーミングの由来から、美味しいアメリカーノの飲み方など紹介しました。
この記事で大事なことをまとめると下記の通りです。
- アメリカーノはエスプレッソにお湯を注いだコーヒー
- アメリカノは韓国の呼び名である
- アメリカンコーヒーは日本独自のコーヒー
- アメリカーノにホイップコーヒーを乗せるのもアリ
ぜひ、お店やご自宅で美味しいアメリカーノを楽しんでくださいね。