カツーラ種は、ブルボン種の突然変異として発見されたコンパクトな品種です。収穫量が多く育てやすいことから中南米各地で広く栽培され、多くの銘柄豆を支える基盤品種として親しまれています。
特徴
1930年代にブラジルで発見された矮性の品種で、樹高が低く密植栽培に向いているため収穫作業がしやすい特徴があります。ブルボン種の血統を受け継ぎながら収穫量を大きく向上させたことから、コロンビアやコスタリカなど中南米各地で主力品種として定着しました。単一品種として販売されるほか、他の品種とブレンドする際の土台としても使われています。樹高が低いため収穫作業の負担が少なく、小規模農家にとっても扱いやすい品種として広く普及しています。近年はカツーラ種同士の交配によって生まれた改良品種の親としても重要な役割を果たしています。
味わい
明るい酸味とバランスの良い甘さを持ち、ブルボン種に近い上質な味わいを楽しめます。コクは中程度で、突出したクセがなく飲みやすい品種です。栽培地域による個性の違いも感じやすい味わいです。標高の高い産地で栽培されたロットほど、酸味の輪郭がより明瞭に感じられる傾向があります。
おすすめの焙煎度
酸味と甘さのバランスを引き出す中煎りが標準的です。標高の高い産地の豆は中浅煎りにすることで、より明るい酸味を楽しめます。
合う淹れ方
バランスの良さを生かせるハンドドリップやカリタウェーブとの相性が良好です。抽出方法を変えても大きく崩れにくい扱いやすさがあります。
選び方のポイント
栽培地域や標高の記載がある豆は、味わいの個性を予測する目安になります。同じカツーラ種でも産地違いを飲み比べると、土壌や気候による差を楽しめます。ブルボン種と飲み比べることで、品種の違いによる味わいの差をより実感しやすくなります。











