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コーヒーを飲むとそわそわする?原因と対処法・カフェインレス選びまで解説

コーヒーを飲むとそわそわする?コーヒーが体に及ぼす影響と対処方法を解説

コーヒーを飲むとそわそわする理由を知りたい!

コーヒーは毎日飲んでも大丈夫なの?

コーヒーを飲んだ直後に手が震えたり、心臓がドキドキしたり、落ち着かなくなった経験はありませんか。原因はカフェインの薬理作用で、半減期は2〜9時間(個人差4〜5倍)と長く、一度に150mg超を摂取すると交感神経が過剰刺激される影響です。

本記事では、3,000商品超のコーヒーをカッピングしてきた筆者が、自身が体験した「飲み過ぎでそわそわした失敗例」も交えながら、原因・適正量・対処法・カフェインレスの選び方までを解説します。

この記事の結論
  • そわそわの主因はカフェインによる交感神経刺激とアデノシン受容体ブロック
  • EFSA・農林水産省ともに健康な成人の上限を1日400mg(コーヒー約3〜4杯)と提示
  • 対処法は水分補給・20分仮眠・ビタミンC摂取・無理せず時間をおくの4つ
  • そわそわしにくいのはカフェインを97%以上除去したカフェインレスコーヒー
本記事を監修する専門家
コーヒー豆研究所 柏倉元太
柏倉元太

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。

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コーヒーを愛し続けて約10年。累計3,000商品以上をカッピングスコア基準で評価した上で、厳選して紹介しています。運営する国内最大級のコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」(月間60万PV)は多くの読者に支持され、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアにも出演。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を累計3,000個以上販売しています。

それでは早速見ていきましょう。

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コーヒーを飲むとそわそわする?

コーヒーを飲むとそわそわする原因の解説図

朝の1杯、午後の集中タイムのお供として、コーヒーは欠かせない存在です。一方で「飲んでから30分ほど経つと手が震える」「心拍数が上がってソワソワする」と感じた経験を持つ方は少なくありません。

筆者自身、3,000商品超のカッピング業務で1日10杯近く飲んだ翌日に動悸が止まらず、抽出量を半分に減らした経験があります。原因はコーヒーに含まれるカフェインの作用で、神経や心臓・血管を刺激する仕組みが明確に分かっています。

次の章で、なぜ「そわそわ」が起こるのか、3つの観点で深掘りしていきましょう。

コーヒーを飲むとそわそわする原因

コーヒーを飲むとそわそわする原因

コーヒーを飲むとそわそわする原因は、以下の3点に整理可能です。

  • カフェインの薬理作用(アデノシン受容体ブロック+交感神経刺激)
  • 1日の摂取量が400mgを超えると過剰反応を起こしやすい
  • 1杯あたりの抽出方法によりカフェイン量が大きく変動

順番に見ていきましょう。

カフェインの作用によるもの

コーヒーには「カフェイン」という成分が豊富に含まれます。カフェインは脳内のアデノシン受容体に結合し、本来の眠気シグナルをブロックする働きをします。これが覚醒作用や集中力アップにつながる仕組みです。

同時にカフェインは交感神経を刺激し、アドレナリンの分泌を促進します。心拍数の上昇、血圧の一時的な上昇、手の震え、いわゆる「そわそわ感」はこの交感神経の過剰興奮によって起こります。

過剰摂取時の症状はカフェイン中毒(カフェイニズム)と呼ばれ、めまい・不安感・頭痛・不眠・吐き気を伴うこともあります。日本農芸化学会の文献によれば、カフェインは摂取後約30分で血流に入り、血中半減期は2〜9時間(個人差4〜5倍)です。

カフェインについては、エナジードリンクの多用により中毒死した例もあり、過剰摂取による健康への悪影響が知られています。

農林水産省:カフェインの過剰摂取について

一定量を超えるとそわそわする可能性がある

カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶・緑茶・ココア・エナジードリンク・チョコレートにも含まれます。日本人の平均カフェイン摂取量は約180〜220mg/日で、適量範囲なら問題は起きません。

ただし1回150mg以上、1日500mg超を摂取すると、健康な成人でも動悸や不安感が出やすくです。EFSA(欧州食品安全機関)は急性影響を避ける単回摂取量として体重1kgあたり3mg(体重60kgなら180mg)を目安に提示しました。

カフェインはコーヒー豆、マテ茶を含む茶葉、カカオ豆、ガラナなどに天然に含まれている食品成分の一つです。カフェインの一日当たりの摂取量と主要摂取源は国や食生活により異なりますが、コーヒーと茶の2つが最も突出した摂取源です。
カフェインには、適量摂取することにより頭が冴え眠気を覚ます効果が有ります。 他方、過剰に摂取した場合の標準的な急性作用は、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気をもたらすこともあります。

食品安全委員会:食品中のカフェイン

一日に飲んで良いコーヒーの量は?

抽出方法によってカフェイン量は大きく異です。目安は次の通りです(1杯=150ml基準)。

スクロールできます
抽出方法1杯あたりカフェイン量1日あたり推奨杯数
ドリップコーヒー約90mg3〜4杯
エスプレッソ(30ml)約64mg5〜6杯
インスタントコーヒー約57mg4〜5杯
カフェインレスコーヒー2mg以下制限なし

農林水産省およびEFSAは、健康な成人の1日上限を400mgに設定しています。ドリップ換算で3〜4杯、エスプレッソなら5〜6杯が目安です。妊娠中・授乳中の方はWHOおよびEFSAが200〜300mg/日(コーヒー2〜3杯)以下を推奨しています。

なおカフェインの代謝速度はCYP1A2遺伝子の型で4〜5倍の個人差があり、同じ量を飲んでも反応はまったく違います。自身の体調を見ながら摂取量を調整してください。

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コーヒーが体に及ぼす影響とは?

コーヒーが体に及ぼす影響

毎日飲むコーヒーが体に及ぼす影響は、ネガティブな副作用だけではありません。適量摂取によるポジティブな効果は次の2軸で整理可能です。

  • カフェインによる覚醒作用
  • 抗酸化物質によるリスク低減

順番に見ていきましょう。

カフェインによる覚醒作用

カフェインの覚醒作用は中枢神経系・消化器系・循環器系に幅広く作用します。摂取後30分でピーク濃度に到達し、効果は2〜4時間持続します。

具体的なメリットは以下の通りです。

  • 集中力アップ(前頭前野の活性化)
  • 覚醒効果(アデノシン受容体ブロック)
  • 頭痛軽減(血管収縮作用)
  • 心筋収縮力の向上
  • 利尿作用
  • 記憶力の向上
  • 気分改善(ドーパミン放出促進)
  • 運動パフォーマンス向上(IOC公式エビデンスあり)
  • 脂肪燃焼の促進

適量摂取(1日200〜400mg)であれば、複数のメリットが近年の臨床研究で確認されています。

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抗酸化物質によるリスク低減

コーヒーにはポリフェノールが豊富に含まれ、なかでもクロロゲン酸が特徴的な抗酸化成分です。1杯(150ml)あたり約200mgのクロロゲン酸が含まれ、これは赤ワイン1杯分に匹敵する含有量です。

クロロゲン酸の働きは、活性酸素の中和、血糖値の上昇抑制、脂質代謝の改善まで及びます。近年の大規模疫学研究では、適度なコーヒー摂取が以下のリスク低下と関連します。

  • 2型糖尿病:毎日3〜4杯のコーヒーを飲む人は発症リスクが約25%低い(Minges et al., 2022)
  • 肝疾患:コーヒーは肝硬変や脂肪肝の予防効果を示す疫学データあり(Kennedy et al., 2021)
  • 神経変性疾患:パーキンソン病やアルツハイマー病のリスク低減を示唆する研究結果(Eskelinen & Kivipelto, 2010)

適量を日常的に飲むことで、複数の健康効果が期待可能です。

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コーヒーでそわそわした場合の対処法

コーヒーでそわそわした場合の対処法

すでにコーヒーを飲んでそわそわしてしまった場合、以下の3つの対処法で症状を緩和可能です。

  • 水分を多くとる
  • 休息をとる
  • 自分の限界量を知る

順番に見ていきます。

水分を多くとる

水分を多くとると、利尿作用で排出されたミネラルを補給でき、脱水症状を防げます。カフェイン自体の代謝速度を直接早める効果は限定的ですが、不快感の緩和には有効です。

最低でもコーヒー1杯につきコップ1杯(200ml)の水を飲んでください。常温の水か白湯がおすすめで、冷水は胃を刺激するため避けたほうが無難でしょう。

一度に大量に飲むより、こまめに水分補給する方が吸収効率が高まります。コーヒーと水を交互に飲むことが効果的な習慣です。。

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休息をとる

カフェインの血中半減期は2〜9時間で、平均して約5時間で半量が体外へ排出されます。完全に分解されるまで10時間以上かかるため、無理に動かず休息を取るのが安全策です。

そわそわした症状が出たら、20分程度の仮眠(コーヒーナップ)も有効です。摂取直後に仮眠を取ると、起床時にカフェインが効き始めて目覚めがスッキリします。

仮眠が取れない場合は、深呼吸や軽いストレッチで交感神経の興奮を鎮めてください。30分程度安静にすれば、症状は次第に落ち着きます。

カフェインは易吸収性で,摂取後約30分で血流に入り,血中の半減期は約4時間といわれる.血液脳関門を通過して脳にも到達,肝臓で薬物代謝を受けて尿中に排泄される.

日本農芸化学会:カフェインコーヒーと茶の機能性と新たな展望

自分の限界量を知る

カフェインの許容量は個人差が4〜5倍と大きいため、自分の限界量を把握することが最も重要です。CYP1A2遺伝子の型で代謝速度が決まるため、同じ体格でも体感はまったく違います。

筆者の場合、カッピング業務で1日10杯(カフェイン換算900mg)摂取した翌朝、明け方4時に動悸で目覚めた経験があります。それ以降は1日5杯(450mg)に制限したところ、不調はピタリと止まりました。

耐性がある方でも、短時間で連続摂取すると症状が現れます。午前1杯・午後1杯と最低3時間以上の間隔を空けて飲むようにしてください。15時以降の摂取は睡眠の質を低下させるため、午後3時までを推奨します。

そわそわしにくいコーヒーの種類

そわそわしにくいコーヒーの種類

そわそわした症状が出にくいコーヒーは存在するのでしょうか。結論からお伝えするとカフェインレスコーヒーがおすすめです。以下の3つの観点で詳しく解説します。

カフェインレスコーヒーとは

カフェインレスコーヒーは、生豆の段階でカフェインを97%以上除去したコーヒーを指します。EU基準では残留カフェイン0.1%以下、国際基準では0.3%以下と規定されています。

1杯あたりのカフェイン量は約2mg以下で、通常のドリップコーヒー(90mg)と比べて約45分の1まで減ります。妊娠中・授乳中の方、不眠症の方、高血圧の方も安心して楽しめる選択肢でしょう。

カフェイン除去方法と選び方

カフェインの除去方法は主に3種類あります。

スクロールできます
除去方法特徴風味への影響
有機溶媒法ジクロロメタンで抽出。コスト低やや風味劣化
水抽出法(スイスウォーター)水のみで除去。化学物質ゼロ風味維持
超臨界二酸化炭素抽出法CO2でカフェインのみ抽出。最新技術風味維持率が最も高い

安心安全を優先したい方は、水抽出法または超臨界CO2抽出法を採用したカフェインレスコーヒーをお選びください。パッケージに「マウンテンウォータープロセス」「スイスウォータープロセス」と記載されている製品が該当します。

浅煎りと深煎りで違いはあるか

意外なことに、浅煎りより深煎りのほうがカフェイン量は少ないです。焙煎中の高温でカフェインが昇華するため、深煎り豆のカフェイン含有量は浅煎り豆の約8〜10%減です。。

また苦味が強い深煎りはカフェインが多く感じられがちですが、実際は逆です。そわそわが気になる方は、フレンチローストやイタリアンローストなどの深煎り豆を選んでみてください。

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コーヒーとカフェインに関するよくある質問

コーヒーを飲んでから何時間でカフェインの効果は切れますか?

カフェインの血中半減期は2〜9時間(平均約5時間)です。完全に分解されるまで10時間程度かかるため、午後3時以降の摂取は睡眠への影響が出やすくです。

カフェイン中毒の症状はどんなものですか?

動悸・手の震え・頭痛・不眠・吐き気・不安感が代表的な症状です。1日500mg超を継続摂取すると慢性中毒のリスクが高まります。重篤な症状が出たら医療機関を受診してください。

妊娠中はコーヒーを飲んでも大丈夫ですか?

WHOおよびEFSAは妊娠中・授乳中のカフェイン摂取上限を200〜300mg/日(コーヒー2〜3杯)に設定しています。心配な方はカフェインレスコーヒーへの切り替えをおすすめします。

空腹時にコーヒーを飲むとそわそわしやすいのはなぜですか?

空腹時はカフェインの吸収速度が速まり、血中濃度が急上昇します。胃酸分泌も刺激されるため、軽食やミルクと一緒に摂ると症状が緩和されます。

カフェインレスでも風味は楽しめますか?

水抽出法(スイスウォータープロセス)や超臨界CO2抽出法で処理されたカフェインレスコーヒーは、通常のコーヒーと遜色ない風味を楽しめます。スターバックスやUCCの市販品でも高品質な選択肢が増えました。

コーヒーを飲むとそわそわする原因を理解しよう

コーヒーを飲むとそわそわする原因を理解しよう

本記事では、コーヒーを飲むとそわそわする原因と対処法、そわそわしにくいコーヒーの選び方まで解説しました。重要なポイントは次の通りです。

この記事の結論
  • そわそわの主因はカフェインの交感神経刺激とアデノシン受容体ブロック
  • EFSA・農林水産省ともに健康な成人の上限を1日400mgに設定
  • 1杯あたりのカフェイン量はドリップ90mg・エスプレッソ64mg・カフェインレス2mg以下
  • 対処法は水分補給・20分仮眠・自分の限界量を知るの3つ
  • そわそわが気になる方はカフェインレスコーヒーまたは深煎り豆を選択

カフェインの作用と適正量を理解すれば、不快な症状を避けながらコーヒーの恩恵を最大限に享受可能です。自分の体質に合った飲み方を見つけて、快適なコーヒーライフを楽しんでください。

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