バターコーヒーにデメリットはないのかな?
バターコーヒーでダイエット効果は本当にあるの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
バターコーヒーはダイエットなどで利用されていますが、1杯あたり250kcalほどになることもあります。
コレスレロールも高めな飲み物なので、間違った飲み方を続けると危険なこともあります。
そこで本記事では、バターコーヒーの危険性を詳しく解説し、SNSでの危険性を指摘する声なども参考に挙げながら、正しい飲み方や効果なども紹介します!
- バターコーヒーはブラックコーヒーにバターとMCTオイルを加えた飲み物
- バターにはより栄養価が高いグラスフェッドバターをおすすめ
- MCTオイルは脂肪の消費を高める効果が期待できる
- MCTオイルの過剰摂取による下痢に注意
- バターコーヒーは高カロリーなので、総摂取カロリーと消費カロリーの収支に注意する
- バターコーヒーダイエットの際は足りない栄養素を補う工夫をすること
- MCTオイルはバランスの良い食事と適度な運動下1日2gの摂取で12週間後には約4kgの減量が見込める
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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バターコーヒーとは?
バターコーヒーとは、コーヒーにバターとMCTオイル(中鎖脂肪酸油)を加えた飲み物です。
アメリカ人のデイヴ・アスプリー氏がチベットのバター茶に着想を得て考案したもので、ダイエット効果やリラックス効果、集中力アップなどが期待できると言われています。
※これらの効果は、デイヴ・アスプリー氏の個人的な意見です。
効果・メリット
それでは、「バターコーヒー」が一般的にどのような効果やメリットがあると言われているのか説明します。
- メリット
-
- 腹持ちがよいので置き換えダイエットに向いている
- 使用されるグラスフェッドバターは普通のバターに比べて栄養価が高い
- MCTオイルで脂肪の消費を高める効果が期待できる
- ビタミンAやβ-カロテンは少し多めに含まれている
- ビタミンD、E、Kなどは多少含まれている
- 不飽和脂肪酸も含まれている。
- 効果
-
MCTオイルの効果については、MCTオイル1日2gの摂取で、12週後に体脂肪が、約4kg程度減っており、対照群の約3kgの減少と比べると有意に体脂肪が減少しています。
※参照:About MCT|日清オイリオ
このことから、バランスのよい食生活と適度な運動を実践しながら、1日2g程度のMCTオイルの摂取により、12週間で4kg程度痩せることができそうです。
さらに詳しい効果やメリットを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
バターコーヒーの危険性と対策
まずは普通の無塩バターと他の油の成分の含量を比較してみましょう。
油の名前 | ビタミンA(μg) | β-カロテン(μg) | ビタミンD(μg) | ビタミンE(mg) | ビタミンK(μg) | 飽和脂肪酸(g) | 1価不飽和脂肪酸(g) | 多価不飽和脂肪酸(g) | コレステロール(mg) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
無塩バター | 780 | 140 | 0.7 | 1.5 | 24 | 52.43 | 18.52 | 2.05 | 220 |
オリーブ油 | 0 | 180 | 0 | 8.9 | 42 | 13.29 | 74.04 | 7.24 | 0 |
大豆油 | 0 | 0 | 10.4 | 103.7 | 210 | 14.87 | 22.12 | 55.78 | 1 |
ごま油 | 0 | 0 | 0.4 | 44.8 | 5 | 15.04 | 37.59 | 41.19 | 0 |
ラード | 0 | 0 | 0.2 | 0.4 | 7 | 39.29 | 43.56 | 9.81 | 100 |
上記の比較表を見ると、確かにビタミンAは他の油に比べてダントツで多いと言えますが、その他の栄養成分ではかなり見劣りします。
また、飽和脂肪酸とコレステロールの含量がとても多いことに注意が必要です。
普通のバターに比べてグラスフェッドバターは栄養価が高いと言われていますが、普通のバター自体の栄養価が低いという点に注意が必要です。
栄養価の高い、低いの評価は意見が分かれますが、一部の栄養素以外はそれほど高くなく、他の健康志向の油に比べて低いということ
栄養は偏っている
通常のバターの栄養成分に関しては、上記のように、ビタミンAとβ-カロテンが多少多く含まれている程度で、他の油に比して、特別優れているということは言えません。
栄養的には非常に偏っているといってもよいでしょう。
ビタミンA、D、E、Kなどを摂取する目的で、バターを積極的に取るのも、カロリーやコレステロールの過剰摂取に繋がりかねないので得策とは思えません。
それらの点を踏まえて、以下では、危険性と安全対策を説明します。
普段の飲み物として飲む場合の危険性と安全対策
普段飲むのであれば、ブラックコーヒーに加えるバターやMCTオイルの量は控えめにした方がよいでしょう。
MCTオイルは、脂肪の消費を高めると言われていますが、1gあたり9kcalありますので、たくさん加えると1日の総カロリーが跳ね上がります。
そのため、MCTオイルは1日あたり、2g程度を目安に加えるとよいでしょう。
1日の消費カロリーを上回らない程度に楽しみましょう。
以下の記事内のおすすめバターコーヒーは、1杯あたり10kcal前後とそれほどカロリーが高くないので、試されてはいかがでしょうか。
ダイエット目的で飲む場合の危険性と安全対策
バターコーヒーによるダイエットは朝食置き換えダイエットなので、バターコーヒーを含めた1日の摂取カロリーが消費カロリーを下回れば、その分だけ脂肪が減るというメカニズムです。
たとえば、普段、朝食から500kcal摂取してる人が、1杯250kcalのバターコーヒーで置き換えると、250kcal分の体脂肪が減ることになります。
体脂肪1gあたり約7.2kcalなので1日に約35g、結果として、30日で約1kg痩せることができるでしょう。
しかし、バターコーヒーは上述したように、栄養素が極端に偏っており、他の必要なビタミン類やタンパク質、ミネラル、食物繊維などが不足してしまいます。
不足する他の栄養素を補うために、朝食にバターコーヒー以外に低糖質のバランスの良い食事をとるか、昼食や夕食で不足分を補ったり、サプリメントなどで効率よく必要な栄養を摂取する必要があります。
【危険性アリ?】バターコーヒーを飲むと気持ち悪くなる場合の原因と対策
バターコーヒーを飲んで気持ち悪くなる原因は、個人差がありますが、一般的には以下のようなものが考えられます。
- 脂肪分が多い:バターやMCTオイルの脂肪分が多いため、消化が遅くなり胃に負担をかけることがあります。
- コーヒーの量が多い:バターコーヒーは、通常のコーヒーに加えてバターやMCTオイルが加わるため、カフェインの量も増えます。過剰なカフェイン摂取は、不快感や吐き気の原因になることがあります。
- バターの品質が悪い:バターの品質によっては、悪臭や味の悪さが気持ち悪さの原因になることがあります。
また対策としては、以下のようなものがあります。
- バターの量を調整する:バターやMCTオイルの量を減らしてみることで、胃への負担を減らすことができます。
- コーヒーの量を減らす:カフェインの摂取量を減らすことで、不快感や吐き気を軽減することができます。
- バターの品質に気を付ける:高品質のバターを使用することで、悪臭や味の悪さを避けることができます。
- 水分補給する:バターコーヒーは脱水症状を引き起こすことがあるため、バターコーヒーを飲む前後に水分をしっかりと補給することが大切です。
- 飲む時間を調整する:胃が空いている時や腹持ちの良い食事と一緒に飲むことで、胃の負担を減らすことができます。
バターコーヒーのSNS上での危険性に関する口コミ・評判
バターコーヒーを飲んで、お腹を下す人が多いようです。
バターやMCTオイルの量を少なめにするなどの対策が必要でしょう。
バターコーヒーの正しい飲み方
バターコーヒーをダイエットの目的で行う場合は、バランスの良い食事と適度な運動を行うことが前提。
上述しましたように、バタ-コーヒーに加えるMCTオイルの量は、1日2g程度でも12週後には4kg程度の体脂肪が減ることが見込めます。
さらに、油分による腹持ちや満腹感の持続といった効果でダイエットを成功に導くには、適量のバターの添加も必要です。
置き換えダイエットでは、通常の食事より少ないカロリーを摂取することが基本なので、朝食よりはるかに少ないカロリーに収まるようにバターを加えるとよいでしょう。
一般的なレシピはバターを10g程度加えているようです。
10g程度を基準に、ご自身にあったバターの添加量を試すのもよいでしょう。
レシピ
- コーヒー:好みのコーヒー
- グラスフェッドバター:10g程度の好みの量
- MCTオイル:2g程度
バターコーヒーだけでは、身体に必要な栄養が不足しますので、バターコーヒーと一緒に、必要なビタミン類やタンパク質、ミネラル、食物繊維などを含む低糖質な食事をとったり、昼・夕食で不足分を補う、サプリメントなどを飲むなどして、対策してください。
危険性を理解した上でバターコーヒーを存分に楽しもう!
いかがでしょうか?
バターコーヒーの危険性や安全対策などを解説しました!
バターコーヒーもしっかりとポイントを押さえた上で楽しめば、それほど危険性も高くありません。
この記事を参考にして、健康的にバターコーヒーを楽しみましょう!
もう一度重要なポイントをまとめると以下のとおりです。
- バターコーヒーはブラックコーヒーにバターとMCTオイルを加えた飲み物
- バターにはより栄養価が高いグラスフェッドバターをおすすめ
- MCTオイルは脂肪の消費を高める効果が期待できる
- MCTオイルの過剰摂取による下痢に注意
- バターコーヒーは高カロリーなので、総摂取カロリーと消費カロリーの収支に注意する
- バターコーヒーダイエットの際は足りない栄養素を補う工夫をすること
- MCTオイルはバランスの良い食事と適度な運動下1日2gの摂取で12週間後には約4kgの減量が見込める