特徴
クレバードリッパーは弁(バルブ)付きのドリッパーで、フレンチプレスのように浸漬させてから、ペーパーでろ過して落とす仕組みです。注ぎ方の技術がいらず、安定した味わいを再現しやすい抽出方法です。浸漬式とドリップ式の良いところを組み合わせた器具といえます。台湾のメーカーが発売した比較的新しい器具で、シンプルな構造ながら世界中のホームブリュワーに支持されています。
必要な道具
クレバードリッパー、ペーパーフィルター、コーヒーサーバー、ケトル、スケール、タイマーを用意します。ペーパーフィルターを使うため、フレンチプレスよりも口当たりがクリーンに仕上がります。
分量比率
コーヒー粉15gに対して湯225ml(豆:湯=1:15)が基本の比率です。浸漬時間を調整することで、同じ比率でも濃さを変えられます。浸漬式のため粉と湯がまんべんなく触れ合い、挽き目や注ぎ方による差が出にくい点もこの器具ならではの利点です。
湯温
90℃前後が目安です。浸漬時間が長いため、ドリップよりやや低めの湯温でも十分に成分を抽出できます。
抽出手順
- 粉と湯を入れる(20秒): フィルターと粉をセットしたドリッパーに湯を一気に注ぎます。
- 撹拌(10秒): 軽くかき混ぜて粉全体を湯になじませます。
- 浸漬(4分): フタをして浸漬させます。
- 落下・提供(20秒): サーバーの上に乗せるとバルブが開き、コーヒーが落ち切ったらそのまま提供します。
味の傾向
浸漬式ならではのしっかりしたコクと、ペーパーろ過によるクリーンな口当たりを両立した味わいです。注ぎ方に左右されないため、毎回同じような仕上がりを再現しやすい点も魅力です。
コツ
浸漬時間を長くするとコクが増しますが、酸味も強く出やすくなるため、まずは4分を目安に好みに合わせて調整するとよいでしょう。ドリッパーをサーバーに乗せるタイミングを揃えると、抽出時間の管理がしやすくなります。バルブの開閉はドリッパーをサーバーに乗せるか外すかだけで操作できるため、力加減を気にする必要がありません。











