特徴
水出しコーヒーは常温または冷水でじっくり時間をかけて抽出する方法です。加熱しないため酸味や苦味が穏やかになり、まろやかで飲みやすい味わいに仕上がります。夏場に作り置きしておくと、手軽に楽しめる点も魅力です。アイスコーヒー文化とともに広まった抽出方法で、家庭でもボトル1本分をまとめて仕込んでおける手軽さが人気の理由です。
必要な道具
水出し用ポットまたは耐熱容器、ペーパーフィルターまたは布フィルター、粗挽きのコーヒー粉、冷蔵庫を用意します。専用の水出しポットがなくても、清潔な容器とフィルターがあれば代用できます。茶こしやガーゼを使っても代用できますが、粉が細かい場合は目の細かいフィルターの方がすっきりとした仕上がりになります。
分量比率
コーヒー粉50gに対して水500ml(豆:水=1:10)が濃縮タイプの基本比率です。飲む際は好みで水や湯で薄めます。薄めずにそのまま飲むと、かなり濃いめの仕上がりになります。
湯温
加熱せず、常温〜10℃程度の水を使用します。水道水よりも浄水やミネラルウォーターを使うと、雑味の少ない仕上がりになります。
抽出手順
- 準備(30秒): 容器にコーヒー粉を入れ、水を注いで軽く混ぜます。
- 抽出待ち(8〜12時間): 冷蔵庫でじっくり抽出します。
- ろ過(1分): ペーパーフィルターまたは目の細かい布でこして粉を取り除きます。
味の傾向
酸味・苦味ともに穏やかで、まろやかな甘さを感じやすい味わいです。時間をかけることでコクはしっかり出ますが、雑味は出にくい抽出方法です。氷を入れても味が薄まりにくい、しっかりした抽出液に仕上がります。
コツ
抽出時間が長すぎると雑味が出やすくなるため、12時間を超えないことを目安にすると安定した味わいを保てます。抽出後はなるべく早めに粉をこして、コーヒー液だけを保存するのがおすすめです。抽出後の濃縮液は冷蔵庫で3〜4日程度を目安に飲み切ると、風味が落ちる前においしく楽しめます。











