特徴
エスプレッソはマシンで高い圧力をかけて短時間で抽出する濃縮コーヒーです。すべての抽出方法の中でもっとも濃厚で、カプチーノやラテなどのベースにもなります。専門的な技術と設備が必要な、抽出方法の中でも特に奥が深いジャンルです。1900年代初頭にイタリアで発明され、蒸気圧から始まり現在のポンプ式マシンへと進化を遂げてきた、長い技術発展の歴史を持つ抽出方法です。
必要な道具
エスプレッソマシン、グラインダー(極細挽き対応)、ポルタフィルター、タンパー、スケールを用意します。安定した抽出のためには、豆の挽きたてを使えるグラインダーの性能が特に重要です。
分量比率
コーヒー粉18gに対して抽出液36ml(豆:抽出液=1:2)が現代的なダブルショットの基本比率です。マシンや豆によって最適な比率は変わるため、少しずつ調整しながら好みを見つけるとよいでしょう。
湯温
92℃前後が目安です。マシンによって自動制御されている場合がほとんどです。家庭用マシンでは抽出前にカップを温めておくと、温度低下を防げます。
抽出手順
- 計量・タンピング(20秒): 粉をポルタフィルターに入れ、水平になるよう均等にタンピングします。
- プレインフュージョン(5秒): 低い圧力で粉全体を湿らせます。
- 本抽出(25秒): 本圧力で抽出し、36ml程度になったら止めます。
- 提供(5秒): 抽出直後の状態でカップへ移し、すぐに提供します。
味の傾向
濃厚なコクと厚みのあるクレマ(泡)が特徴です。抽出時間や粉量によって味わいが大きく変化します。クレマの厚みや色合いは、抽出の良し悪しを見極める目安にもなります。
コツ
タンピングの均一さが抽出のムラを左右します。粉面が水平でないと湯が偏って流れ、味にばらつきが出やすくなります。抽出時間が極端に短い、または長い場合は、挽き目を調整して対応しましょう。同じ粉量・挽き目でも気温や湿度によって抽出時間が変わるため、日によって微調整が必要になることもあります。











