
アレッシィって見た目はおしゃれだけど、どのモデルを選べばいいの?



直火式って難しそう。初心者でもちゃんと使えるのかな?
こういった疑問にお答えします。
アレッシィのエスプレッソメーカーは、デザイン性と実用性を兼ね備えた直火式(マキネッタ)の人気シリーズです。ただ「9090」「MOKA」「Ossidiana」「Pulcina」と4モデルあり、素材も熱源対応も価格も異なるため、どれを選べばよいか迷う方が少なくありません。
結論から言うと、IHでも使いたいならステンレス製の「9090」、毎日気軽に使うなら軽量アルミの「MOKA」、デザイン重視なら「Ossidiana」、抽出のおいしさにこだわるなら「Pulcina」が候補です。コーヒー豆研究所が3,000銘柄以上のカッピングと抽出器具の検証で培った視点から、4モデルの違いと選び方、基本の使い方、ビアレッティとの違いまで解説します。
- IH対応は「9090」だけ。残る3モデルは直火専用
- 4モデルはそれぞれ世界的デザイナーが手がけ、9090とOssidianaはコンパッソ・ドーロ受賞
- 初心者でも基本の手順を守れば3〜5分で本格的な一杯を淹れられる


日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。累計3,000商品以上をカッピングスコア基準で評価した上で、厳選して紹介しています。運営する国内最大級のコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」(月間60万PV)は多くの読者に支持され、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアにも出演。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を累計3,000個以上販売しています。
アレッシィのエスプレッソメーカーとは?魅力と特徴を解説


アレッシィのエスプレッソメーカーが選ばれる理由を、ブランドの背景と仕組みの両面から解説します。
アレッシィとはどんなブランド?
アレッシィ(ALESSI)は、1921年にイタリア・ピエモンテ州で創業した老舗キッチンウェアブランドです。創業者のジョヴァンニ・アレッシィは、食卓での時間を豊かにする道具づくりを掲げ、生活を彩るデザインを製品に反映してきました。
世界的な建築家やデザイナーとコラボレーションする「デザイン工房」としての姿勢が特徴で、エスプレッソメーカーもその象徴です。2021年には創業100周年を迎え、今も新しいデザインを生み出し続けています。
アレッシィが選ばれる3つの理由「デザイン・素材・味」
アレッシィのエスプレッソメーカーは、以下の3つの理由で支持されています。
| 理由 | 特徴 | 説明 |
|---|---|---|
| 1. デザイン性 | アートのような造形 | リチャード・サッパーやミケーレ・デ・ルッキなど巨匠が設計。キッチンに映えるフォルムで来客時の話題にもなります。 |
| 2. 素材と耐久性 | 18/10ステンレスや鋳造アルミ | モデルにより素材が異なり、9090はステンレス製で錆びにくく長く使えます。 |
| 3. 味わい | 濃厚で香り高い | 直火式抽出ならではのコクと香ばしさ。短時間で本格的な一杯を淹れられます。 |
アレッシィは、美しさ・丈夫さ・おいしさを兼ね備えた、ワンランク上の直火式エスプレッソメーカーです。
マキネッタとは?仕組みと抽出方式の基本
マキネッタとは、直火にかけて使うエスプレッソメーカーで、イタリアの家庭で広く親しまれています。「モカポット」とも呼ばれ、下部タンクの水を加熱し、その蒸気圧でコーヒー粉を通して上部に抽出する仕組みです。
電気を使わず、コンロひとつで濃厚な一杯を淹れられるのが魅力です。コーヒー豆研究所でも実際にマキネッタで淹れていますが、ハンドドリップよりも液体が濃く、ミルクを加えるとカフェラテのベースとしても楽しめます。高圧式のエスプレッソマシンほどの気圧はかからないため、クレマ(細かい泡)はほとんど立ちませんが、その分まろやかで飲みやすい味に仕上がります。





特別な技術がなくても、安定した味わいを楽しめますよ。
アレッシィのエスプレッソメーカー4モデルを徹底比較


アレッシィのエスプレッソメーカーは、どれもデザイン性と機能性に優れていますが、デザイナーや素材、対応熱源が異なります。まずは4モデルの違いを一覧で確認しましょう。
| モデル | デザイナー | 素材 | 熱源 | 容量 | 実勢価格の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 9090 | リチャード・サッパー | 18/10ステンレス | 直火・IH対応 | 1〜6カップ | 約15,000円〜 |
| MOKA | アレッサンドロ・メンディーニ | 鋳造アルミ | 直火専用 | 1・3・6カップ | 約12,000円〜 |
| Ossidiana | マリオ・トリマルキ | 鋳造アルミ | 直火専用 | 3・5カップ | 約12,000円〜 |
| Pulcina | ミケーレ・デ・ルッキ | 鋳造アルミ | 直火専用 | 1・3・6カップ | 約14,000円〜 |
ここからは、4モデルをタイプ別に詳しく紹介します。順位ではなく、用途や好みに合わせて選んでください。
直火とIHの両対応で選ぶフラッグシップ「9090」


- 4モデルで唯一IHに対応し設置場所を選ばない
- 18/10ステンレスで錆びにくく10年以上使える耐久性
- 横スライド開閉とアンチドリップ注ぎ口で扱いやすい
- 4モデルで最も価格が高い
- ステンレス製のためアルミ製より重い
9090は、アレッシィが初めて手がけたキッチン製品であり、ブランドの原点ともいえるモデルです。ロケットを思わせる端正なフォルムは、発表から40年以上を経た今も古さを感じさせません。
IHでも直火でも使える汎用性の高さは、引っ越しやキッチンの買い替えがあっても使い続けられる強みです。高級感と実用性のバランスを最優先したい方に向いています。
| デザイナー | リチャード・サッパー(1979年) |
|---|---|
| 素材 | 18/10ステンレス |
| 容量 | 1カップ〜6カップ |
| 熱源 | 直火・IH対応 |
| 特徴 | 広い底面で熱効率を高めた構造、横スライド式の開閉、アンチドリップ注ぎ口 |
毎日の一杯に気軽に使えるスタンダード「MOKA」


- 鋳造アルミで軽く、毎日の取り回しがしやすい
- 伝統的なフォルムで価格も手頃
- 1・3・6カップから生活に合うサイズを選べる
- 直火専用でIHには対応しない
- アルミ製のため手洗いが基本で手入れに気を遣う
MOKAは、日常の一杯を気軽に楽しみたい方に向いたモデルです。デザインを手がけたメンディーニは、1980年代のイタリアンデザインを牽引した人物で、親しみやすい曲線にその個性が表れています。
アルミ製で軽いため、毎朝の取り回しがしやすいのも利点です。はじめてマキネッタを使う方や、肩肘張らずに使える一台がほしい方におすすめします。
| デザイナー | アレッサンドロ・メンディーニ(2011年) |
|---|---|
| 素材 | 鋳造アルミ |
| 容量 | 1カップ・3カップ・6カップ |
| 熱源 | 直火専用(IH非対応) |
| 特徴 | 伝統的な八角形を曲線で再解釈、軽量で扱いやすいサイズ感 |
彫刻のような存在感を放つアート「Ossidiana」


- 黒曜石をモチーフにした彫刻のような造形美
- 2016年コンパッソ・ドーロ賞を受賞した完成度
- 面取りされたボディで握りやすく開閉しやすい
- 直火専用でIHには対応しない
- 個性的な形状のため好みが分かれる
Ossidianaは、火山岩を思わせる多面体のフォルムが目を引くモデルです。デザインしたトリマルキは、記憶や情景を形に落とし込む作風で知られ、このモデルでも伝統的なモカポットと黒曜石の記憶を重ね合わせています。
イタリアの権威ある工業デザイン賞コンパッソ・ドーロを受賞しており、造形の評価は折り紙つきです。道具としてだけでなく、インテリアとしても楽しみたい方に向いています。
| デザイナー | マリオ・トリマルキ(2014年・2016年コンパッソ・ドーロ受賞) |
|---|---|
| 素材 | 鋳造アルミ |
| 容量 | 3カップ・5カップ |
| 熱源 | 直火専用(IH非対応) |
| 特徴 | 黒曜石モチーフの多面体ボディ、握りやすいハンドル、注ぎやすい口元 |
抽出のおいしさを追求した機能美「Pulcina」


- 苦味が出る直前で抽出が止まる計算された形状
- illyと15年共同開発した抽出へのこだわり
- 段差ボディの近未来的なデザインで話題性も高い
- 直火専用でIHには対応しない
- ハンドルが赤・黒の2色のみで選択肢が限られる
Pulcinaは、抽出のおいしさを設計に落とし込んだモデルです。デ・ルッキはポストモダンデザインを代表する建築家で、illyとの長期開発によって「淹れ終わりのタイミング」までデザインしました。
注ぎ口やボディの段差は装飾ではなく、まろやかな味を引き出すための機能です。デザインだけでなく、一杯の味にもこだわりたい方に向いています。
| デザイナー | ミケーレ・デ・ルッキ(2015年・illy共同開発) |
|---|---|
| 素材 | 鋳造アルミ |
| 容量 | 1カップ・3カップ・6カップ |
| 熱源 | 直火専用(IH非対応) |
| 特徴 | 苦味が出る前に抽出を止める段差構造、まろやかな味に仕上げる設計 |
熱源と容量で見極める失敗しないモデル選び
最後に、モデル選びで見落としがちな2点を整理します。
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| 熱源対応 | IH対応モデルは「9090」のみ。MOKA・Ossidiana・Pulcinaは直火専用です。 |
| 容量(カップ数) | 6カップ用はデミタスカップ約4杯分が目安。1〜2人暮らしなら3カップ前後がちょうどよいでしょう。 |
まずは「IHで使うか」と「必要な容量」を決めると、候補をしぼり込めます。
アレッシィのエスプレッソメーカーの評判・口コミ
アレッシィのエスプレッソメーカーに関する口コミを調査しました。
良い口コミ
この直火式エスプレッソは通常のスクリュー式ではなく、はめ込み式の為扱いも容易でかつ、パッキン等が痛まないので何十年も使える商品。
良い口コミでは、美しいデザインと、構造がしっかりして長く使える点が評価されています。
悪い口コミ
出来上がったコーヒーを注ぐ時にパッキンに問題があるのか結合部からコーヒーが少し垂れます。(沸騰させてる間も少し隙間から漏れてるようです。)
悪い口コミでは、「パーツが多く慣れるまで手間取った」「結合部から少し漏れた」という声がありました。パッキンの劣化が原因のことも多いため、後述のお手入れと交換で改善できる場合があります。
アレッシィとビアレッティ(モカエキスプレス)の違いは?


アレッシィと並ぶ直火式エスプレッソメーカーが、ビアレッティの「モカエキスプレス」です。イタリアの家庭で定番の一台で、口髭の男性のロゴでもおなじみです。ここでは両者の違いを比較します。
| 比較ポイント | アレッシィ | ビアレッティ(モカエキスプレス) |
|---|---|---|
| 味わい | 雑味が少なくまろやか。安定した抽出で上品な風味 | 苦味とコクが強め。豆や火加減で表情が変わる |
| 使いやすさ | パーツ構造が丁寧。慣れれば扱いやすく満足度が高い | シンプル構造で手軽。初心者にも使いやすい |
| デザイン性 | 巨匠によるアートのようなフォルム。見せる道具として優秀 | クラシカルで親しみやすい昔ながらの形状 |
| 耐久性 | ステンレスや高品質アルミで長持ち。錆びにくい | 主にアルミ製で軽いが傷つきやすく手入れが必要 |
| 価格 | 1万円台が中心のプレミアム価格帯 | 数千円台から手に入る手頃な価格帯 |
気軽に始めたい方や初めての一台にはビアレッティ、デザインや品質にこだわりたい方にはアレッシィが向いています。ライフスタイルや価値観に合わせて選びましょう。
アレッシィのエスプレッソメーカーの使い方・お手入れ・パーツ交換


ここでは、アレッシィのエスプレッソメーカーの使い方・お手入れ・パーツ交換を、ステップごとに解説します。
基本の淹れ方
エスプレッソメーカーは3つのパーツで構成されているのが特徴です。
- 下部タンク(ウォータータンク)
- 中央のフィルター(バスケット)
- 上部ポット(抽出されたコーヒーが溜まる部分)
それぞれを外し、フィルターにコーヒー粉を入れます。
【目安】1人分につき7〜8g(すり切り1杯)
バルブ(安全弁)の少し下まで水を入れましょう。
水道水でも問題ありませんが、軟水を使うとよりまろやかな味になります。
粉をフィルターに平らに入れたら、上部ポットをしっかりねじ込みます。※押し固めないように注意してください。
弱火〜中火でじっくり加熱します。
数分後、「ゴボゴボ」と音がしてコーヒーが湧き上がります。
「シューッ」と鳴ったら抽出完了の合図です。
【ひと工夫】
抽出が終わる少し前(コポコポ音が弱まってきた頃)に火を止めると、よりまろやかな味わいになります。



慣れれば3〜5分で淹れられます。
初心者によくある失敗例と対処法
アレッシィのエスプレッソメーカーを初めて使うと、つまずきやすいポイントがあります。よくある失敗とその対処法をまとめました。
- 抽出に時間がかかる・出てこない
水の量が少なすぎるか、火力が弱すぎる可能性があります。水は安全弁の下まで入れ、弱火〜中火で加熱しましょう。 - コーヒーが薄い・風味が弱い
コーヒー粉が少ない、もしくは挽き目が粗すぎるケースです。中細挽きで1杯あたり7〜8gを目安に使いましょう。 - 焦げたようなにおいがする
火力が強すぎると粉が焦げてしまいます。抽出は弱火でじっくり行うのがコツです。



初心者の失敗は、火加減・粉量・水量の調整でほとんど解決できます。
洗剤はNG?長持ちさせるお手入れのコツ
アレッシィのエスプレッソメーカーを長く使うには、正しいお手入れが大切です。以下のポイントを守ると、風味も見た目も長持ちします。
- 使用後はすぐに洗う
抽出後、パーツが冷めたらすぐに分解し、ぬるま湯で洗いましょう。 - 洗剤や食洗機はNG
金属に洗剤の香りが残ると、次に淹れたコーヒーの味に影響します。やわらかいスポンジでやさしく手洗いしてください。 - しっかり乾燥させる
水分が残ると金属の腐食や異臭の原因になります。すべてのパーツを分解し、風通しの良い場所で乾かしましょう。



特にアルミ素材のモデルは湿気に弱いため、水気を拭き取り自然乾燥も忘れずに。
アレッシィのパッキンは交換できる?
ゴムパッキン(ガスケット)は、劣化とともに抽出不良や水漏れの原因になるため、定期的な交換が必要です。
- 交換目安:半年〜1年に1回(使用頻度による)
- 購入方法:メーカー公式サイト、正規販売店、輸入パーツ取扱店などで入手できます
- 交換方法:上部ポットを取り外し、古いパッキンを外して新しいものに付け替えます



モデルによってサイズが異なるため、必ず型番を確認してから購入してください。
アレッシィのエスプレッソメーカーはどんな人におすすめ?
ここでは、おすすめな人とそうでない人の特徴を紹介します。
- 「丁寧な暮らし」を楽しみたい方
- デザインと品質のどちらも大切にしたい方
- 少し高くても、長く使える道具を選びたい方
- 来客時にも話題になる、おしゃれなアイテムを探している方
一方で、次のような方には不向きかもしれません。
- とにかく手軽に淹れたい方
- 電気式マシンのような自動抽出を求める方
- 価格を重視し、予算に限りがある方
こうした方には、抽出の手間が負担に感じられるかもしれません。もっと手軽にコーヒーを楽しみたい方は、カプセル式のコーヒーメーカーやウォーターサーバーの活用も選択肢になります。
アレッシィのエスプレッソメーカーに関するよくある質問
- IHコンロでも使えますか?
-
「9090」のみIH対応です。MOKA・Ossidiana・Pulcinaは直火専用です。
- 初心者でも使いこなせますか?
-
はい、基本の手順に沿えば問題ありません。最初は火加減や水の量に慣れが必要ですが、数回で感覚をつかめます。
- クレマ(泡)は出ますか?
-
ほとんど出ません。マキネッタは高圧式ではないため、エスプレッソマシンのようなクレマは作れません。その分、まろやかな味わいが楽しめます。
- どれくらい長持ちしますか?
-
適切に手入れすれば10年以上使えることもあるでしょう。特にステンレス製の「9090」は耐久性に優れています。
- ゴムパッキンは交換できますか?
-
はい、ご自宅でも交換が可能です。公式サイトや取扱店で対応パーツが購入できます。型番を確認してから注文しましょう。
- 洗剤や食洗機は使ってもいいですか?
-
おすすめしません。風味に影響するため、ぬるま湯とスポンジで手洗いしてください。
- プレゼントにも向いていますか?
-
とても向いています。見た目が美しく使い勝手も良いため、ギフトに選ばれることが多い商品です。
アレッシィのエスプレッソメーカーで上質なコーヒー時間を


アレッシィのエスプレッソメーカーについて、特徴・モデルの選び方・使い方から、ビアレッティとの違いまで解説してきました。
- アレッシィのエスプレッソメーカーは、機能性と美しさを兼ね備えたマキネッタ
- IH対応は「9090」のみ。MOKA・Ossidiana・Pulcinaは直火専用
- 4モデルは巨匠が設計し、9090とOssidianaはコンパッソ・ドーロ受賞
- 基本の手順を守れば、初心者でも3〜5分で本格的な一杯を淹れられる
- デザインや所有感にこだわる方には、ビアレッティよりアレッシィが向く
アレッシィは、ただエスプレッソを淹れる道具ではありません。毎日の習慣を、少しだけ上質な時間へと変えてくれるパートナーです。用途や好みに合う一台を、ぜひ見つけてみてください。
気になるモデルが見つかった方は、以下からチェックしてみてください。
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