ボリビアのコーヒーってどんな味?
おすすめのボリビア産コーヒーが知りたい!
こういった疑問にお答えしていきます。
南米だとコロンビアやブラジルのコーヒーが有名ですが、果たしてどんな味がするのでしょうか。
本記事ではボリビアのコーヒーの特徴や、有名な農園について実体験を踏まえて紹介!通販で買えるおすすめコーヒー豆も大紹介!
- ボリビアのコーヒーは希少性が高い!すっきりとした後味とフルーティーな香りが特徴
- ボリビアのコーヒー生産量は減っている
- ボリビア以外にも南米ではコーヒーが広く栽培されている
- ボリビアのコーヒーのほとんどはティピカ種。地域によってはゲイシャが栽培されている
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
実際にボリビアの農園やカフェにも視察
それでは早速見ていきましょう!
ボリビアってどんな国?コーヒーの特徴の前に知っておこう!
ボリビアは、南米中央部に位置する国です。
アンデス山脈、アタカマ砂漠、アマゾン川などの自然に恵まれているのが特徴。
また、一生に一回は行ってみたい場所として有名なウユニ塩湖もこのボリビアにあります。
観光名所も多くグルメもおいしいものが多いので、観光客が意外と多い国でもあります。
私もボリビアを旅しつつコーヒーを嗜みたいですね…!
ボリビア産コーヒーの特徴
実際のドリップの詳しい様子
南米に位置するボリビアのコーヒーには、どんな特徴があるのでしょうか。
ここでは、味や生産量について紹介します。
味
ボリビアのコーヒーは、地域にもよりますがウォッシュドで精製されているコーヒー豆が多いので、すっきりとした味わいが特徴的です。
品質に関してもかなり評価が良く、標高3000メートルで栽培された欠陥豆の少ないコーヒー豆。
酸味とコク、フルーティーな甘さと香りが特徴の上質なスペシャルティコーヒーが楽しめます。
スペシャルティコーヒーとは、高品質で特徴的な味わいを持つコーヒーのことを指し、かなり希少なコーヒー
生産量
生産量は少なく、希少性が高いコーヒー豆といえます。
以前は国の主力産業がコーヒーでしたが、現在はコカ栽培にシフトチェンジしているため、コーヒーの生産量は年々減りつつあります。
どの農園も生産量が少ないので、ダイレクトトレードによって取引され、スペシャルティコーヒーとして扱われることが多いです。
ユンガスグリーンバレーとは?
ユンガスグリーンバレーとは、標高3000メートルを超える山々がそびえるユンガス地域でとれたコーヒー豆です。
自然環境を活かした有機栽培をしており、フェアトレードコーヒーとして取引されています。
コクがあり風味も豊か、フルーティーな甘みが特徴の上質なコーヒーです。
生産量が少ない上にフェアトレードコーヒーなので取り扱っているお店は少ないですが、ネットショップなどで買うことができます。
ボリビアコーヒーの歴史・栽培環境
ボリビアでは以前よりコーヒー産業が人気でしたが、現在はコカ栽培のほうが主流となってきています。
※コカ栽培とは、南米の最古の栽培植物のひとつ。葉から成分のコカインが抽出できます。
その背景には、ボリビアが抱える貧困問題があります。
ボリビアは南米諸国の中でも特に貧しく、より稼げる農業にシフトチェンジするほかなかったのです。
そのため、現在はコーヒー農家も激減してしまい、生産量もかなり少なくなってしまいました。
しかし、標高3000メートルを超える山が連なるユンガス地域では、コーヒーの栽培に適した場所が多くあり、どの農園でも質の高いコーヒーが生産されています。
ボリビアのコーヒーは減少傾向にあるんだね
ボリビアの有名コーヒー農園3選
ボリビアにはコーヒー農園がいくつか存在します。
ここでは、その中でも有名な農園を3つ紹介します。まとめると以下のとおり。
- コパカバーナ農園
- クシジョ農園
- アグロタケシ農園
1. コパカバーナ農園
コパカバーナ農園は、近くの湖による適度な標高と湿度の恩恵を受け、高品質なコーヒー豆を育てています。
欠点豆が非常に少なく、コーヒー愛好家の中でも特に人気が高い農園です。
酸味とコク、甘い香りを持つコーヒー。
2. クシジョ農園
アンデス地域にあるクシジョ農園では、フルーティーな味わいが特徴のスペシャルティコーヒーが栽培されています。
すっきりとした味わいが特徴のウォッシュドで精製された豆は、豆が持つオレンジやワインのような味わいを際立たせます。
フルーティーなボリビア産コーヒーが飲みたい方におすすめ。
3. アグロタケシ農園
高い標高の山々に囲まれたアグロタケシ農園では、希少価値の高いゲイシャ豆が栽培されています。
ゲイシャ豆は独特な味わいから近年注目を受けている品種で、このアグロタケシ農園も注目を浴びている農園の一つです。
ウォッシュドで精製されており、香り高くさわやかな味わいが特徴のスペシャルティコーヒーが楽しめます。
ボリビアコーヒーの格付け・ランク
ボリビアの格付け方式はスクリーンサイズ(豆の大きさによる格付け)が採用されています。
同じスクリーンを採用している国は、コロンビアやケニアなどがあります。
他の生産国では複数の格付け方式がとられていることが多いですが、ボリビアのコーヒーは流通量が少ないので1種類のみになっています。
コーヒー豆のランクや等級については、以下の記事をチェック!
ボリビアコーヒーの品種・種類
ボリビアで栽培されるコーヒーの品種は、ほとんどがティピカです。
ティピカはコーヒーの中で最も歴史が長い品種で、ブルーマウンテンやブルボンのような有名品種のもととなっています。
栽培環境が非常に難しく、豊かな土壌が必用な他、害虫や霧にも弱いことが栽培するときの難点。
さらに、収穫までの期間が長いので、希少性も高いコーヒーだといえます。
より詳しくコーヒー豆の品種について知りたい方は、以下の記事をチェック!
ボリビア産コーヒーの美味しい飲み方
ボリビア産のコーヒーの良さを最大限に生かす方法は、ドリップかフレンチプレスです。
ボリビアのコーヒーは、フルーティーな酸味と香りが特徴のコーヒーなので、その香りを逃がさないように抽出する必要があります。
また、香りと酸味を楽しめように焙煎は中煎りか浅煎りがおすすめ。
ドリップコーヒー、フレンチプレスについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をチェック!
通販でも買えるボリビア産のおすすめコーヒー豆3選!
ここでは、通販でも買えるおすすめボリビア産コーヒー豆を3つ紹介します。
ボリビア産のコーヒーは希少価値が高く、ネット以外のお店で見かけることはあまりないので、気になった方は通販サイトで買うのがおすすめ。
まとめると以下になります。
- FRESH ROSTER 珈琲問屋ボリビア コパカバーナ
- かごやコーヒー ボリビアコーヒー
- ゴールド珈琲 ボリビア
順番に解説します。
1. 焙煎加減が決められる「FRESH ROASTER 珈琲問屋ボリビア コパカバーナ」
先ほど紹介したコパカバーナ農園のコーヒーです。
酸味とコクのバランスが良く、チョコレートのような深みのある味わいが特徴。
コーヒー豆の選別がしっかりされており、欠点豆がほとんどない非常に品質の高いコーヒー豆です。
商品スペック
商品名 | FRESH ROASTER 珈琲問屋ボリビア コパカバーナ |
価格 | 880円 |
内容量 | 200g |
特徴 | 欠点豆がほとんどない |
2. 酸味がなく飲みやすい「かごやコーヒー ボリビアコーヒー」
かごやコーヒーのボリビアコーヒーは、酸味がほとんどなくビターチョコレートのような味わいのコーヒーです。
深煎りなのでカフェラテやエスプレッソにしても美味しく飲めます。
注文してから焙煎するので鮮度も抜群!
商品スペック
商品名 | かごやコーヒー ボリビアコーヒー |
価格 | 2,440円 |
内容量 | 300g |
特徴 | ビターチョコレートのような味わい |
3. フェアトレードのボリビアコーヒー「ゴールド珈琲 ボリビア」
完熟したコーヒーチェリーを一つ一つ丁寧に手摘みした高品質なコーヒーです。
酸味、コク、苦み、甘味のバランスが非常によく、甘い香りが特徴。
農薬・化学肥料不使用の有機栽培コーヒー。
商品スペック
商品名 | ゴールド珈琲 ボリビア |
価格 | 1,944円 |
内容量 | 400g |
特徴 | バランスの取れた味わい |
ボリビア以外のおすすめ南米産コーヒー
ボリビア以外にも、南米には有名なコーヒー生産国が多くあります。
今回は、その中でも生産量の多い3つの国を紹介します。まとめると以下のとおりです。
- ブラジル
- コロンビア
- ペルー
順番に解説します。
ブラジル
ブラジルは最もコーヒーの生産量が多い国です。
ブラジルのコーヒーはバランスの取れた味わいで、濁りのあるフルーティーな味わいが特徴。
お店でもよく見かける最もポピュラーなコーヒー。
ブラジルコーヒーについては、以下の記事を参考にしてください!
コロンビア
コロンビアもブラジル同様、アラビカ豆の生産国として有名です。
酸味と苦みのバランスが取れた味わいで、まろやかなコクが特徴。
生産から出荷までの品質管理がしっかりしているので、全体的に見て質の高いコーヒー豆が多いです。
コロンビアコーヒーについては、以下の記事を参考にしてください!
ペルー
ブラジルやコロンビアと比べるとあまりなじみが無いかもしれませんが、ぺルーもコーヒー生産国として有名です。
オーガニック認証コーヒーやフェアトレードコーヒーの栽培が盛んで、ペルー産のサスティナブルコーヒーへの注目が集まっています。
ボリビア同様、多くの農園で育てられている品種はティピカ。
ペルーのコーヒーについては、以下の記事を参考にしてください!
ボリビアのスペシャルティコーヒーを飲んでみよう!
いかがだったでしょうか?
ボリビア産のコーヒーの特徴について解説しました!
本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- ボリビアのコーヒーは希少価値が高く、酸味やフルーティーな香り、すっきりとした味わいが特徴
- ボリビアのコーヒーは生産量が年々減っている
- ボリビア以外にも、南米地域はコーヒーの生産が盛ん
- ボリビアではティピカという品種が育てられてるケースが多いが、ゲイシャを栽培している農園もある
ボリビアのコーヒーは品質が高く香りも良いので、見かけ時はぜひ買ってみてください!