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ブラジルコーヒーの特徴とは?産地別の味わいと銘柄・飲み方を解説

ブラジルコーヒーの特徴 産地別の味わいと銘柄 アイキャッチ

ブラジルコーヒーの特徴が知りたい!

ブラジルコーヒーの美味しい飲み方を教えてほしい…。

こういった疑問や要望にお答えしていきます。

ブラジルコーヒーの特徴は、酸味が穏やかで、ナッツやミルクチョコレートのような甘いコクが感じられる飲みやすさです。クセが少なく後味がすっきりしているため、コーヒーを飲み始めたばかりの方の一杯目にも向いています。ブラジルは生産量が世界第1位を誇り、世界中のブレンドのベースとしても広く使われてきました。

ブラジルコーヒーの産地や味の特徴、等級、商品選びと飲み方を紹介します。同じブラジル産でも、地域や農園、精製方法、焙煎度を確認して選びましょう。

この記事の結論
  • ブラジルコーヒーは酸味が穏やかで、ナッツ・ミルクチョコのような甘いコクが特徴。味のバランスが良くブレンドの土台に向く
  • 産地で個性が分かれ、セラードは力強くコクが深い、モジアナはマイルドで甘い、南ミナスはナッツ系の香ばしさが出やすい
  • No.2は欠点換算値による区分。豆のサイズやカップ評価は別に確認する
  • ICOの2024生産年度の集計でブラジルは世界第1位。総計の約37.4%を占める
  • おすすめの焙煎度はミディアムロースト〜フレンチロースト。エスプレッソにはイタリアンローストも好相性
本記事を監修する専門家
コーヒー豆研究所 柏倉元太
柏倉元太

コーヒー豆研究所の運営者、げんた(@topcoffeelab)のプロフィールです。

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ブラジルコーヒーの味の特徴

ブラジルコーヒーの味の特徴を5軸で評価した図解

まずはブラジルコーヒーの味の全体像から見ていきましょう。結論として、味のバランスが良く、ほかのコーヒー豆と混ぜてブレンドしやすいのがブラジルコーヒーの最大の持ち味です。突出した個性で主張するタイプではなく、土台として周りの豆を引き立てる役回りに向いています。

焙煎度合いによって表情も変わってきます。中煎りなら柔らかく軽やかな口当たりになり、深煎りにすると力強く苦味のはっきりした味に仕上がるのが面白いところです。酸味は穏やかで角がなく、コーヒー特有の酸っぱさが苦手な方でも飲みやすいでしょう。そのバランスの良さから、コーヒーをあまり飲んだことのない初心者の一杯目にもブラジル産はおすすめできます。

コーヒー豆研究所で実際にカッピングした感覚をもとに、ブラジルコーヒーの標準的な味わいを5軸で整理すると次のとおりです。中煎り〜中深煎りで焙煎したときの目安として参考にしてください。

評価軸強さの目安(5段階)具体的な印象
甘味★★★★☆ナッツやブラウンシュガーのような自然な甘さ
酸味★★☆☆☆穏やかで角がなく、すっきり
苦味★★★★☆深煎りで力強く出る。中煎りはマイルド
コク★★★★☆ミルクチョコのような厚みのあるボディ
香り★★★★☆香ばしいロースト香とナッツの香り
※コーヒー豆研究所のカッピング検証より整理(中煎り〜中深煎りの目安)

味の方向性はおおむね「ナッツ・チョコ・キャラメル」の3つで言い表せます。それぞれどんな風味なのか、もう少し具体的に見ていきましょう。

ナッツのような香ばしさ

ブラジルコーヒーを語るうえで欠かせないのが、アーモンドやヘーゼルナッツを思わせる香ばしい風味です。これは後述するナチュラル(非水洗式)の精製方法と、ローストによって生まれる香りが重なって出てきます。ミルクを加えても香ばしさが消えにくいため、カフェオレやカフェラテにしてもブラジルらしさを楽しめます。

派手なフルーティーさを求める方には物足りなく感じる場合もありますが、毎日飲んでも飽きにくい安定感はナッツ系フレーバーならではの魅力です。

ミルクチョコレートのような甘いコク

中深煎り以上に焙煎したブラジルコーヒーには、ミルクチョコレートやビターチョコのような甘いコクが現れます。スッキリした後味の中に絶妙な甘さが残り、ブラウンシュガーのような印象を持つ方も多いです。砂糖を入れなくてもほのかな甘みを感じられるため、ブラックでじっくり味わうのにも向いています。

この甘いコクの強さこそ、ブラジルがエスプレッソやブレンドのベースに選ばれる大きな理由です。ミルクと合わせたときに負けない厚みがあり、カフェラテの土台としても優秀です。

完熟豆が生むキャラメルのような甘み

樹上でしっかり完熟させたコーヒーチェリーから作られた豆には、キャラメルや黒糖のような濃密な甘みが宿ります。果実が完熟する過程で糖分が増し、それが焙煎で香ばしく引き出されるためです。後ほど紹介する「ラボカフェ ブラジル完熟」のように、収穫のタイミングまで丁寧にこだわった豆ほど、この甘みははっきりと感じられます。

約90%が日光乾燥(ナチュラル精製)で作られる

ブラジルコーヒーの風味を理解するうえで外せないのが精製方法です。ブラジルでは収穫したコーヒーチェリーの約90%を、果肉を付けたまま天日で乾燥させるナチュラル(非水洗式)で精製します。

果肉ごと乾燥させることで果実の甘みが豆に移り、ナッツやチョコのような甘いコクが生まれるのです。一方で水洗式(ウォッシュド)に比べると、加工の途中で発酵がうまくいかないと品質のばらつきが出やすい方法でもあります。そのためブラジルの生産者は乾燥の管理を徹底しており、その丁寧な工程が安定した味わいにつながっています。

コーヒー専門家

果肉を付けたまま乾かすから、果実の甘さが豆に移るんだね!

あまりコーヒー豆の種類や精製についてよく分からない方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。

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代表的なブラジル産コーヒー豆の品種・銘柄

代表的なブラジル産コーヒー豆の品種・銘柄

続いて、ブラジルコーヒーの品種・銘柄について見ていきましょう。前提として、ブラジルで生産されるコーヒー豆の約80%はアラビカ種で、残りが主にカネフォラ種(ロブスタ)です。アラビカ種は香りと甘みに優れた高品質な品種で、スターバックスなどアメリカ発のカフェ文化が広がった影響もあり、ブラジル国内でも品質を重視する生産者が増えています。

代表的な品種・銘柄をまとめると以下のとおりです。今回はよく流通している4つを紹介していきます。

  1. サントス(ブラジルを代表する銘柄)
  2. カドゥアイ(アラビカ種の交配品種)
  3. ムンドノーボ(収量と品質を両立した品種)
  4. サンマリノ サンドライ(樹上完熟の天日乾燥豆)

1つずつ解説していきます。

1. サントス

ブラジルコーヒーの特徴 産地別の味わいと銘柄 アイキャッチ

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