
ブレンドコーヒーに理想の比率ってあるの?

美味しいブレンドコーヒーの作り方が知りたい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コーヒーにこだわる人なら、一度はチャレンジしたいブレンド。しかし、どんな比率にすれば美味しくなるのでしょうか?
実は、「黄金比」と呼ばれる鉄板の組み合わせがあります。
本記事では、代表的な黄金比から自分でブレンドする際のコツまで徹底解説します!
- ブレンドコーヒーとは、異なる産地のコーヒー豆を混ぜ合わせたもの
- バランスの良い理想的な配合が「黄金比」と呼ばれている
- よく知られる黄金比には、「バランス重視」「酸味重視」「苦味重視」「コク重視」の4つがある
- ブレンドに使うコーヒー豆の種類は3~5種類が一般的
- 「ベース」「メイン」「アクセント」など役割を決めてブレンドすると味を決めやすい
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
コーヒーのブレンドとは?
異なる産地のコーヒーを混ぜ合わせたものを「ブレンドコーヒー」と呼びます。
「オリジナルブレンド」や「モカブレンド」のような名前の商品を見たことがあるでしょう。
一方で「ストレート」や「シングルオリジン」のような言葉も目にします。
黄金比について解説する前に、まずはこれらの違いを整理しておきましょう。
簡単に説明すると以下の違いがあります。
ブレンド・ストレート・シングルオリジンの違い
- ブレンド:ブラジルとエチオピアなど複数の産地の豆を混ぜ合わせたコーヒー
- ストレート:単一の国の豆のみを使用したコーヒー
- シングルオリジン:ストレートの中で、さらに農園や品種などが限定されたコーヒー
下に行くほど範囲が狭くなり、産地特有のキャラクターが強くなると言われています。
ブレンドコーヒーのメリット
ブレンドコーヒーとストレートコーヒーを比べたメリット・デメリットは以下の通りです。
バランスがとれたブレンドコーヒーに対して、ストレートコーヒーは産地により味わいがさまざまです。
ストレートにはない独自の味を生み出せるのもブレンドコーヒーの魅力です。
ブレンドコーヒーの配合表記
「モカブレンド」や「ブルーマウンテンブレンド」など、特定の銘柄名を表記するには決まりがあります。
「ブルーマウンテンブレンド」の場合、30%以上のブルーマウンテンコーヒーを使わなければならないと定められています。
また、「炭焼きブレンド」と表記するには、熱源が100%炭でなければならないなど、細かな決まりがあります。
コーヒーのブレンドには2種類ある
コーヒーのブレンド方法は、「どのタイミングでブレンドするのか」によって大きく2種類に分かれます。
- プレミックス:焙煎前にブレンドする
- アフターミックス:焙煎後にブレンドする
プレミックスは生豆の状態でブレンドするため長期保存が可能で、焙煎も1回のみで済みます。
アフターミックスは豆ごとに焙煎してから混ぜ合わせるため手間がかかりますが、焙煎度の違う豆をブレンドできるので味わいの幅は無限に広がります。
家庭でブレンドする場合は、複数の豆を購入して混ぜ合わせるので、アフターミックスに当たります。
コーヒーをブレンドする理由
なぜ、コーヒー豆をブレンドするのでしょうか?
一つの産地でも充分美味しいなら、あえてブレンドする意味は無いようにも思えます。
しかし、ブレンドコーヒーを作ることにより、大きく3つのメリットが得られます。
- 品質の安定
- コストを下げる
- 理想の味を作る
順番に解説します。
品質の安定
最初の目的は「品質を安定させること」です。
コーヒーは、農作物です。
美味しい年もあれば、いまいちな年もあります。
また、近年では霜害により、ブラジルの生産量が大きく減ったこともあります。
美味しいコーヒー豆をいつでも買えるとは限りません。
ブレンドすることにより品質が安定する
たとえば、ブラジルのコーヒーしかない喫茶店では、上記のようなトラブルがあると豆を仕入れることが出来なくなります。
コロンビア、エチオピアなどたくさんの産地を用意したとしても、生産国にトラブルがある度に品揃えを変えなければなりません。
しかし、ブレンドコーヒーなら一部を別の産地で代替することで似た味わいを作ることが可能です。
ブレンドコーヒーを用意することで、年間を通して安定した味を提供できます。
コストを下げる
次の理由は、「コストを下げるため」です。
コーヒー豆は農作物のため、需要と供給のバランスにより価格が大きく変動します。
単一のコーヒー豆を使った場合、相場が10倍になったら売値も10倍にしなければなりません。
しかし、全てのコーヒー豆を値上げすれば売れなくなってしまいます。
ブレンドコーヒーなら、味が近く価格が安い豆に変えることで、クオリティを下げずに価格を維持しやすくなります。
理想の味を作る
最後の理由は、「新しい味わいを作り出すため」です。
高品質なコーヒー豆を扱うお店では、ブレンドを行うメインの目的になります。
コーヒーの組み合わせにより、作ることができる風味は無限大です。
以下の数字をご覧ください
- 産地:70ヶ国以上
- 焙煎度:8種類
- 品種:120種類以上
- 精選方法:4種類+α
これらを組み合わせれば、どれだけ多くのバリエーションが生み出せるかは想像できるでしょう。
それぞれのポイントを詳しく解説します。
コーヒー豆の産地
上の表のように、生産国により味わいの傾向に違いがあります。
ブラジルは酸味が少なく、ナッツやチョコレートのような香ばしい風味を持ちます。
一方でキリマンジャロやモカなどアフリカ系の豆は、ドライフルーツのような風味や酸味があります。
ブレンドコーヒーを作る際は、このような産地の特徴を踏まえたうえで配合を考えます。
より大きな地域ごとの特徴をタブでまとめています。クリックすると詳細が見れます
苦みと深いコクが特徴。いつもと違うコーヒーを飲みたい方におすすめです。
代表的な銘柄はインドネシアの「マンデリン」。
苦みが強く、深いコクが感じられます。また香辛料のような独特な香りも魅力でしょう。
そのため、少しクセのあるコーヒーを試したい際や、普段からミルクや砂糖と一緒に飲んでいる方などの甘党の方にもおすすめです。
焙煎度
同じコーヒー豆でも、焙煎度合いにより全く違う味に変化します。
浅煎りは酸味が強く軽い味わい、深煎りは香ばしくどっしりしたコクがあります。
異なる焙煎度の豆をブレンドできるアフターミックス製法の場合は、豆の特徴に焙煎の違いも掛け合わさり、さまざまなバリエーションの風味を作ることができます。
ライトローストとシナモンローストは、浅煎りの焙煎度合いになります。
黄色から茶色へと変化する程度の焙煎度合いです。
コーヒーの風味はかなり弱い状態。
中煎りはミディアムローストとハイローストです。
この状態では茶褐色とまだ色は薄いものの、軽やかな風味を楽しめます。
特にハイローストは深煎りに近いため、コクと若干の苦味がありながら飲みやすいのが特徴です。
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
以上の順番で焙煎度合いは増していきます。
シティローストは最も人気な焙煎度合い。
苦みやコク、甘みのバランスが丁度よいのが特徴で、カフェで提供されるコーヒーもシティローストが多いです。
イタリアンローストになると、コーヒー豆の見た目はほぼ真っ黒です。
味もかなり濃く、味わいも濃厚になります。
コーヒーの品種
他の野菜などと同じく、コーヒー豆にも色々な品種があります。
まず大きなカテゴリーとして「3大品種」と呼ばれる分類があります。
- アラビカ種:一般的に飲まれているコーヒー
- カネフォラ種(ロブスタ種):安価なコーヒーやインスタントに配合される
- リベリカ種:日本ではほぼ流通しない
一般的に売られている高品質なコーヒーは、ほとんどがアラビカ種と呼ばれる品種で、風味と味わいが良いのが特徴。
カネフォラ種は苦味が強く焦げた麦茶に例えられる独特の風味があるため、インスタントコーヒーなどに使われることが多いですが、強いコクを持つためエスプレッソブレンドのアクセントにも使われます。
さらに、アラビカ種は突然変異や品種改良が繰り返され、数えきれないほどの品種に分かれています。
- 上品な味わいの「ティピカ」
- しっかりしたコクの「ブルボン」
- 華やかなフレーバーの「ゲイシャ」
- 大粒の「パカマラ」
同じ生産国でも複数の品種をブレンドすることで、幅広い味わいのコーヒーが生み出されています。
精選方法
コーヒーチェリーを生豆に加工する方法を、精選と呼びます。
コーヒー豆は、コーヒーの木になっているコーヒーチェリーの中の種を取り出し、焙煎したものです。
この種を取り出す過程をどのように行うかで、味わいが変わります。
伝統的な精選方法と味わいの違いは以下の通りです。
- ナチュラル:まろやかで個性的
- ウォッシュド:スッキリしてクリーンな後味
- パルプドナチュラル/ハニー:ナチュラルとウォッシュドの中間的な味わい
- スマトラ式(ウェットハル):強いコクと個性的な風味
また、近年では以下のような様々な精選や加工が登場しています。
- アナエロビックファーメンテーション:酸素のない状態で発酵
- カーボニックマセレーション:上記の方法に二酸化炭素を追加して発酵
- バレルエイジド:お酒の樽にコーヒーの生豆を入れて熟成
- インフューズド:生豆と共にフルーツやハーブを漬け込んで発酵
たとえば、同じ産地でも「ウォッシュド」と「ナチュラル」をブレンドすることで、クリーンさと濃厚さを兼ね備えた奥行きのある味わいになります。
よく使われるブレンドコーヒーの黄金比4パターン
ブレンドコーヒーの黄金比とは、先人達が試行錯誤の結果たどり着いた理想的な配合比率のことです。
ここでは、有名な4パターンの黄金比を紹介します。
一覧にすると以下のようになります。
重視する味 | 配合 |
---|---|
バランス | コロンビア 40% ブラジル 30% モカ 20% ロブスタ 10% |
酸味 | コロンビア 30% ブラジル 30% モカ 20% グァテマラ 20% |
苦味 | コロンビア 30% ブラジル 30% キリマンジャロ 20% ロブスタ 20% |
コク | コロンビア 40% ブラジル 20% マンデリン 20% グァテマラ 20% |
順番に解説していきます。
定番の黄金比
- コロンビア 40%
- ブラジル 30%
- モカ 20%
- ロブスタ 10%
マイルドな味わいのコロンビアとブラジルをベースに、フルーティーなモカ、苦味の強いロブスタ種を加えて全体のバランスをとっている配合です。
それぞれの産地の特徴は以下の通りです。
苦味・酸味・コク・甘味のバランスが良く、ブレンドのベースに使われることが多い産地です。
メインの精選方法はウォッシュドで、クリーンな後味が特徴です。
酸味の黄金比
- コロンビア30
- ブラジル30
- モカ20
- グァテマラ20
爽やかな酸味を持つグアテマラと、フルーティーなエチオピアを加えることでスッキリと飲みやすい味に仕上げています。
それぞれの産地の特徴は以下の通りです。
苦味・酸味・コク・甘味のバランスが良く、ブレンドのベースに使われることが多い産地です。
メインの精選方法はウォッシュドで、クリーンな後味が特徴です。
苦味の黄金比
- コロンビア30
- ブラジル30
- キリマンジャロ20
- ロブスタ20
強い苦味とコクを持つロブスタ種を加えることで、しっかりしたボディを作るブレンドです。
それぞれの産地の特徴は以下の通りです。
苦味・酸味・コク・甘味のバランスが良く、ブレンドのベースに使われることが多い産地です。
メインの精選方法はウォッシュドで、クリーンな後味が特徴です。
コクの黄金比
- コロンビア40
- ブラジル20
- マンデリン20
- グァテマラ20
コクの強いコロンビア・ブラジル・マンデリンにマイルドなグアテマラを加えた配合です。
それぞれの産地の特徴は以下の通りです。
苦味・酸味・コク・甘味のバランスが良く、ブレンドのベースに使われることが多い産地です。
メインの精選方法はウォッシュドで、クリーンな後味が特徴です。
黄金比が考え出された背景
始めに、黄金比とは理想的な配合比率だと説明しました。
何百人ものプロが考え抜いた配合で、これは間違いではありません。
しかし、前提として知っておきたいポイントがあります。
これらの黄金比が考え出された時代と現代では、コーヒー豆の質やバリエーションが大きく違うという点です。
現代のコーヒー豆は質や種類が豊富
現代のスペシャリティと呼ばれるコーヒー豆は、質が高く、バリエーションも豊富です。
豆のグレードにもよりますが、単一の種類でも複雑な味わいを持ったものが多くなりました。
これまでの黄金比とは、そもそも一つのコーヒー豆では足りない部分を補い、より良い味を目指すために考えられたものです。
一方で現代のブレンドコーヒーの多くは、より個性を強調し、独自性を高める方向にシフトしています。
「バランスのブレンド」「個性のストレート」という考え方はもう古いのかもしれません
【オリジナルブレンドのコーヒーを作ろう!】自分だけの黄金比を見つける3つのステップ
プロに限らず、コーヒー好きなら誰もが自分だけのオリジナルブレンド作りに憧れるもの。
しかし、筆者も試したことがありますが、思い通りの味にはなかなか辿り着きません。
ここでは、少しでも狙った味のブレンドを作るためのヒントを紹介。
後半では、実際にコーヒーのブレンドを作る手順も解説していきます。
使うコーヒー豆は3〜5種類がおすすめ
ブレンドに使うコーヒー豆の種類は、3〜5種類ほどが丁度良いとされています。
決まりはありませんが、一杯分のコーヒー豆は10g程度のため、あまりたくさんの種類を使うと味のバラつきが大きくなってしまいます。
ところで、カラーコーディネートの世界では「70:25:5の法則」というものがあります。
- ベースカラー:70%
- メインカラー:25%
- アクセントカラー:5%
基本カラー3色を「70%:25%:5%」の比率にして配色すると、バランスの取れた美しい配色になるとされています。
コーヒーのブレンドも考え方は似ています。
まず主役になるコーヒー豆を決めてから、次にサポートする脇役、最後にキャラの強い豆を少しだけ加えてアクセントにします。
具体的には、以下のようなコーヒーが使われます。
- ベース:ブラジルやコロンビアなどクセのないマイルドな種類
- メイン:エチオピア、タンザニアなどベースに足りない味を補う種類
- アクセント:マンデリンやロブスタ種、特殊な精選方法など個性的な種類
無難な豆ばかりでは面白味がありませんが、個性派ばかりではまとまらなくなってしまいます。
メリハリを意識して配合バランスを決めましょう。
ブレンドコーヒーの味を決める4つの考え方
コーヒーのブレンドは、黄金比のような基本に則ってブレンダーの感性で作られます。
理想の組み合わせを探求することは、ブレンドの醍醐味ですよね。
しかし、やみくもにブレンドしていると迷子になることも少なくありません。
ここでは、味覚の視点からどのように組み合わせるか考えてみます。
味を組み合わせるときには、以下の4つの作用が働くと言われています。
- 対比
- 抑制
- 相乗
- 変調
詳しく解説します。
対比
2種類の味を合わせたときに、強い味が強調される効果です。
スイカに塩をかけると甘く感じられるのが代表的です。
甘味のあるコーヒーに、僅かに酸味のある浅煎りを加えることで甘さを強調するような使い方です。
抑制
組み合わせにより一方の味が弱まる効果を「抑制効果」と呼びます。
コーヒーに砂糖を入れて苦味を抑える飲み方もこれに当たります。
苦味や酸味が強いコーヒーに甘味のあるコーヒーをブレンドすることで飲みやすくなります。
相乗
混ぜ合わせた味の両方が強くなる現象が、「相乗効果」です。
鰹と昆布の合わせ出汁などが有名ですね。
酸味が強いエチオピアと、苦味のあるインドネシアをブレンドした「モカジャバ」などが代表的です。
変調
違う味を続けて味わったときに、後で口にした味が変化する現象です。
酸っぱいものが甘く感じられるミラクルフルーツなどが分かりやすい例です。
予測しにくい効果ですが、思わぬ味わいが生まれる楽しさもあります。
オリジナルブレンドを作る3つのステップ
ここからは、実際にコーヒーのブレンドを作る手順を見ていきましょう。
具体的な手順は以下の3つです。
- コーヒー豆の個性を知る
- 基本のブレンドを試す
- アレンジする
思い通りのブレンドを作るには、まずそれぞれのコーヒー豆がどのような味なのかを知る必要があります。
たとえば、苦味がもう少し欲しい場合は、深煎りコーヒーやマンデリンなどの選択肢が思い浮かびます。
逆に酸味が欲しい場合はアフリカの浅煎りなどを混ぜることが多いでしょう。
同じエリアでも品種や精選方法により味わいが違うので、カッピングなどを行うとそれぞれの違いがよりはっきりと分かります。
使うコーヒー豆が決まったら、黄金比の比率を参考にブレンドしてみましょう。
細かく軽量できるスケールなどがあると便利です。
まずは王道の組み合わせを試し、徐々に自分好みに微調整していくと良いでしょう。
ブレンドに慣れてきたら、自分なりの比率を探してみるのも面白いです。
商品にするわけではないので、コストを意識せず好きな豆を使えるのも魅力。
上手くいかない場合も多いですが、それも含めて楽しい時間になります。
ブレンドに使うコーヒー豆が買えるおすすめ通販サイト3選
ブレンドコーヒーに使うコーヒー豆は、通販で購入するのがおすすめです。
さまざまな種類を選ぶことができ、量も使う量だけ購入することができます。
また、通販サイトのブレンドコーヒーは配合が書かれている場合も多いので、参考にすることもできます。
ここでは、当サイトでおすすめしている通販サイトの中から厳選して3つを紹介します。一覧にしたものがこちらです。
No. | 店舗名 | コーヒー豆の品揃え | 定期便 | 最低の購入量 | 価格帯 | 代表的なブレンド |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ラボカフェ | 17種類 | あり | 100g | 1,000〜1,500円 | ラボカフェブレンド(ブラジル・コロンビア・グァテマラ・エチオピア・ケニア・インドネシア) |
2 | 土居珈琲 | 約40種類 | あり | 100g | 1,000〜10,000円 | 甘いブレンド、苦いブレンドなど |
3 | 珈琲きゃろっと | 25種類 | あり | 200g | 2,000〜2,500円 | きゃろっとブレンド(マンデリン・コロンビア) |
詳しい調査・検証内容
- 検証項目
-
コーヒー豆研究所では、コーヒーの美味しさを以下の5つと定義し、各商品をレビュー・判断(スコアリング)しています。
- 苦味
- 酸味
- コク
- 香り
- 甘み
また以上の美味しさを決める要因として、以下の2つの要素も非常に重要なため、検証項目としてあります。
- 欠点豆の割合
- コーヒー豆の新鮮さ
より詳細な商品レビューポリシーは、下記のページに記載しているのでご参照ください。
- 検証器具
-
今回使用したコーヒー器具は全自動コーヒーマシンとして人気の「panasonic nc-a57」。
panasonic nc-a57 コーヒー豆を約20g(2カップ分)使い、リッチモードでホットコーヒーのマグカップ1杯分(134ml)を抽出しました。
味のレビューにおける公平性を保つために抽出方法は基本的に統一しています。
順番に解説します。
1. こだわり抜いた品質のコーヒーのみを提供「ラボカフェ」
- 高品質なコーヒー豆のみを厳選
- 味の特徴が明確で選びやすい
- 他サイトに比べラインナップは少なめ
始めに紹介するおすすめの通販サイトは、コーヒー豆研究所が手がけるオリジナルブランド「ラボカフェ」。
ラボカフェは研究(ラボ)×コーヒーをコンセプトに、美味しさに追求した新気鋭のコーヒーブランドです。
お客様によりお求めやすい価格で商品を提供するため、以下の取り組みを行っています。
- メーカー直販(D2C)により、中間業者を省いて中間マージンを削減し、価格を抑えている
- 広告費を一切かけず、その分を価格に反映させて、さらにお手頃な価格を実現
使用している豆は全てスペシャルティコーヒーです。
また独自改良した半熱風式の焙煎機「プロバット」を使用し、一流の焙煎士が焙煎。
世界中から厳選された生豆を、JCQAコーヒー鑑定士のもとで最高の品質に仕上げています。
送料無料の定期便もあり、毎月異なる味わいのコーヒー豆を楽しめます。
1月
- 柔らかでほどよいコク
-
新たな年の始まりを目の前に、冬に飲むと美味しい柔らかく程よい苦味とコクを感じませんか?
- 配合豆(ミディアムロースト)
-
- ブラジル
- コロンビア
- ホンジュラス
- ベトナム
2月
- 身も心も温まるしっかりとした苦味
-
1年で最も寒い月でもある2月。そんな時は、深煎りでしっかりとしたコク・苦味が感じられるコーヒーがおすすめ。
- 配合豆(シティーロースト)
-
- ブラジル
- ベトナム
- ホンジュラス
3月
- 豊かな香りとほどよい酸味
-
春の装いを感じながら、スッキリとしたコーヒーを楽しみませんか?苦味が弱いのが特徴。
- 配合豆(シナモンロースト)
-
- ブラジル
- コロンビア
- ホンジュラス
- インドネシア
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挽き目・お届け間隔・コースは販売サイトで変更可能
店舗詳細
店舗名 | ラボカフェ |
---|---|
コーヒー豆の品揃え | 17種類 |
定期便 | あり |
最低の購入量 | 100g |
価格帯 | 1,000〜1,500円 |
代表的なブレンド | ラボカフェブレンド(ブラジル・コロンビア・グァテマラ・エチオピア・ケニア・インドネシア) |
2. 職人の手仕事による高品質な自家焙煎「土居珈琲」
- 職人により少量ずつ焙煎されたこだわりのコーヒー豆
- ラインナップが豊富
- 価格が高い種類もある
次に紹介するおすすめの通販サイトは、「土居珈琲」。
こだわりの焙煎機は少量ずつしか焙煎できない特別製で、常に新鮮なコーヒー豆を提供されています。
コーヒー豆は6つのカテゴリーに分類されているので、自分好みの豆を探しやすいのもポイント。
「小さな焙煎」おためしセットがあり、人気の2つの銘柄を超お得に購入することができます。
店舗詳細
店舗名 | 土居珈琲 |
---|---|
コーヒー豆の品揃え | 約40種類 |
定期便 | あり |
最低の購入量 | 100g |
価格帯 | 1,000〜10,000円 |
代表的なブレンド | 甘いブレンド、苦いブレンドなど |
\ 多数メディアに掲載 /
\ 多数メディアに掲載 /
3. 特注の焙煎機によるこだわり抜かれた焙煎「珈琲きゃろっと」
- 特性の焙煎機による唯一無二の焙煎
- ブレンドの種類も多い
- 価格が高い種類もある
最後に紹介するおすすめの通販サイトは、「 珈琲きゃろっと」。
北海道の住宅街にある、少人数で運営されているコーヒー専門店です。
経営責任者であり焙煎人でもある内倉大輔さんは「SCAA認定 カッピングジャッジ」「Qグレーダー」という2つの国際認定資格を持つ専門家です。
独自開発された焙煎機は、「熱量測定システム」を備えており、焙煎に関わるあらゆる情報を可視化・記録しています。
送料無料で2種類のコーヒーが1,980円で試せる「初回お試しセット」があるので、はじめての人はまずこちらを試してみてください。
店舗詳細
店舗名 | 珈琲きゃろっと |
---|---|
コーヒー豆の品揃え | 25種類 |
定期便 | あり |
最低の購入量 | 200g |
価格帯 | 2,000〜2,500円 |
代表的なブレンド | きゃろっとブレンド(マンデリン・コロンビア) |
\ 今なら初回限定53%OFF /
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ブレンドしたコーヒー豆の保存方法
美味しいブレンドが作れたら、なるべく長く美味しさを保ちたいですよね。
コーヒー豆を保存する際は、以下の4つの環境を避けて保存することが重要です。
- 温度の高い場所
- 湿度の高い場所
- 光が当たる場所
- 匂いの強い食品の近く
これらを防ぐには、密閉容器に入れて冷凍保存するのがおすすめです。
結露を防ぐため、出しっぱなしにせず飲む分だけを冷凍庫から出すようにしましょう。
黄金比を理解してコーヒーのオリジナルブレンドに挑戦しよう!
いかがでしたでしょうか?
ブレンドコーヒーの黄金比と呼ばれる比率や考え方、ブレンドする手順について解説しました。
本記事の要点をまとめると以下の通りです。
- ブレンドコーヒーとは、異なる産地のコーヒー豆を混ぜ合わせたもの
- バランスの良い理想的な配合が「黄金比」と呼ばれている
- よく知られる黄金比には、「バランス重視」「酸味重視」「苦味重視」「コク重視」の4つがある
- ブレンドに使うコーヒー豆の種類は3~5種類が一般的
- 「ベース」「メイン」「アクセント」など役割を決めてブレンドすると味を決めやすい
奥が深いブレンドの世界ですが、現代はさまざまなコーヒー豆が手に入るので初心者でも気軽にチャレンジできます。
本記事を参考に、ぜひ自分だけの「理想的な黄金比」を探してみてください。