アイリッシュコーヒーってどんなカクテル?
作り方は?飲み方も知りたい!
アイリッシュコーヒーという言葉を一度は聞いたことがあるかと思いますが、具体的な作り方までは分からないですよね。
そこで本記事では、そもそもアイリッシュコーヒーとはどんな飲み物なのか、そして自宅でアイリッシュコーヒーを作りたい人向けに、材料や作り方について紹介します!
- アイリッシュコーヒーはコーヒーカクテルの一種で、アイリッシュウイスキーが使われている
- 材料と広口の耐熱グラスがあれば簡単に作れる
- 生クリームは牛乳で代用できる
- 様々なアレンジができる
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
アイリッシュコーヒーとは?
アイリッシュコーヒーとは、コーヒーカクテルの一種で、アイリッシュウイスキーと深煎りのコーヒーを使ったカクテルです。
砂糖と生クリームを使用しており、ウィンナーコーヒーに似た甘いカクテルです。
ここでは、アイリッシュコーヒーの度数や歴史、専用グラスについて紹介します。
度数
コーヒーカクテルと聞くと、真っ先に思いつくのがカルーアミルクですよね。
カルーアミルクは度数が約7%なので、アイリッシュコーヒーもそのくらいあると思う方も多いと思います。
しかし、アイリッシュコーヒーの度数は1%未満のものがほとんどです。
なので、厳密にいえばアイリッシュコーヒーはお酒ではありません。
しかし、お店によってはアルコール度数が1%を超えることもあるので、未成年の方は控えましょう。
歴史
アイリッシュコーヒーはアイルランドで生まれたカクテルです。
アイリッシュコーヒーが生まれたのは20世紀初頭、飛行艇の経由地だったアイルランドで広まりました。
燃料の関係上、乗客は一度極寒の地アイルランドで下船しなければなりませんでした。
そこで乗客の体を冷やさないために考案されたのがアイリッシュコーヒーです。
専用グラスも存在する
アイリッシュコーヒーには専用のグラスがあります。
専用グラスの特徴は四つあり、一つ目は透明であること、二つ目は耐熱性であること、三つめは取っ手があること、四つ目は広口であることです。
アイリッシュコーヒー専用グラスについては、後ほど詳しく紹介します。
アイリッシュコーヒーに必要な材料・道具は?
お酒好き、コーヒー好きの方はぜひとも家でアイリッシュコーヒーを作ってみたいですよね?
ここでは、アイリッシュコーヒーを作るのに必要な材料と道具について紹介します。
まとめると以下になります。
- アイリッシュウイスキー
- 深煎りのコーヒー
- 広口の耐熱グラス
アイリッシュウイスキー
ウイスキーなら何でもよいというわけではなく、アイリッシュコーヒーを作るにはアイリッシュウイスキーが必要です。
アイリッシュウイスキーは、その名の通りアイルランドで作られている穀物を原料としたウイスキーです。
アイリッシュウイスキー以外を使用すると、別のカクテルになってしまいます。(スコッチで作ると「ゲーリックコーヒー」、バーボンで作ると「ケンタッキーコーヒー」等)
有名なアイリッシュコーヒーには、ジェムソンやカネマラなどがあります。
コーヒーとウイスキーの関係性については「コーヒーとウイスキーは合う?意外な3つの共通点と美味しい組み合わせ」の記事をチェック!
深煎りのコーヒー
アイリッシュコーヒーに欠かせないのが、深煎りのコーヒーです。
浅煎りのコーヒーを使うと、生クリームの味にコーヒーが負けてしまい、おいしくありません。
エスプレッソ用のコーヒーは基本深煎りなので、迷ったらエスプレッソ用のコーヒーを買いましょう。
深入りのコーヒーについては以下の記事を参考にしてください。
広口の耐熱グラス
アイリッシュコーヒーを最大限楽しむためには、グラスも吟味しなければなりません。
アイリッシュコーヒーは、コーヒーの黒い層と生クリームの白い層のコントラストが綺麗なカクテルなので、透明なグラスを使用すると良いでしょう。
加えて、熱いコーヒーを入れるので、グラスには耐熱性が必須です。
また、最後に生クリームをトッピングするため、広口のほうが簡単に作れます。
グラスについては以下の記事を参考にしてください。
上記のほかにも、細かい所でいくと以下の2つが必要です。
- 白ザラメ
- 生クリーム
しっかりと準備しておこう!
【簡単】アイリッシュコーヒーの作り方・飲み方
材料と道具はそろったけど、作り方が分からないし、そもそもカクテルなんて作ったことないという方がほとんどだと思います。
ご安心ください!アイリッシュコーヒーの作り方はとても簡単です。
ここでは、アイリッシュコーヒーの作り方について紹介します。具体的な作り方は以下の通りです。
- 温めたグラスに白ザラメを入れる
- グラスの中にコーヒーとアイリッシュウイスキーを入れる
- 生クリームを泡立てて、上に浮かべる
- お好みでトッピングもいれる
温めたグラスに白ザラメを入れます。
ザラメの量を調節して、甘くしたい人は多めに、甘さを控えたい人は少なめにしましょう。
普通の砂糖を使ってもOK!
コーヒーとアイリッシュウイスキーを入れて、ザラメが溶けるまでよく混ぜましょう。
ここで度数の調節をします。
お酒が苦手な方はウイスキーを少なめに、逆にお酒っぽくしたいのであればウイスキーを多めに入れましょう。
一般的なアイリッシュコーヒーは、ウイスキー1に対してコーヒー6の割合です。
仕上げに、生クリームを泡立てて上にフロートさせましょう。
こちらもお好みで生クリームの量を調節できます。
これで基本のアイリッシュコーヒーは完成です。
トッピングをすることで、自分好みの味にアレンジすることもできます。
上からキャラメルソースやチョコレートソースをトッピングするのがおすすめです。
シナモンやナツメグといったスパイスで香りづけするのもGood!
生クリームとコーヒーを合わせたドリンクは、ウインナーコーヒーとも呼ばれます。
詳しくは「ウインナーコーヒーとは?名前の由来から美味しい飲み方・作り方まで」の記事をチェック!
アイリッシュコーヒーのアレンジレシピ
アイリッシュコーヒーには、いくつかのアレンジレシピがあります。
例えば、先ほど紹介した、生クリームの上からソースやスパイスをトッピングするアレンジだったり、シトラスとウイスキーを一緒に煮て香りづけしたり、様々なアレンジがあります。
ぜひ、自分好みのアレンジを見つけてみてください!
もっと他にコーヒーカクテルが知りたい場合は「【決定版】コーヒーカクテルとは?おすすめレシピから注意点まで解説」の記事をチェック!
生クリームが無くてもアイリッシュコーヒーは作れる?
アイリッシュコーヒーを作りたいけど、生クリームがないという場合もあると思います。
実は、生クリームは普通の牛乳で代用できます。
といっても、ミルクフォーマーやミルクスチーマーなどの牛乳を泡立たせる機械が必要です。
また、生クリームと違って暖かいので、本当のアイリッシュコーヒーとはまた違った味わいになってしまいます。
アイリッシュコーヒーを楽しみたいのであれば、生クリームを使用することをおすすめします。
詳しく知りたい方は「【最新】コーヒーと生クリームの意外な関係とは?飲み方・レシピを紹介」の記事を参考にしてください。
アイリッシュコーヒーはアイスでも作ることが可能
アイリッシュコーヒーはアイスでも作ることができます。
作り方は簡単で、使用するコーヒーをアイスにして、砂糖をガムシロップに変えるだけです。
ホットのアイリッシュコーヒーとは違い、すっきりとした味わいが特徴です。
ウイスキーの味が気にならないので、ウイスキーが苦手な方におすすめです。(逆にウイスキーの香りを楽しみたい方にはおすすめできません。)
寒い日にはアイリッシュコーヒーを飲もう!
いかがでしたでしょうか?
カクテルで有名なアイリッシュコーヒーについて、作り方や飲み方を徹底解説しました!
本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。
- アイリッシュコーヒーとはコーヒーカクテルの1つで、アイリッシュウイスキーが使用される
- 生クリームは牛乳で代用できる
- アイリッシュコーヒーは色々なアレンジができる
お客さんの体が冷えないように考案されたカクテル、アイリッシュコーヒー。
寒い日には心も体も温まるアイリッシュコーヒーで一休みしましょう!