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【最新】資金ゼロでカフェ開業を目指す!開業ステップや必要な費用も解説

現段階でカフェ開業のための貯蓄がない

どれ位貯めたらいいのかわからない。

こういった悩みを持つ人は多いです。

そこで今回は資金ゼロの状態からのカフェ開業は可能なのか、また具体的な開業ステップを解説します。

開業費用についても解説するので、参考にしてください!

本記事の結論
  • 資金ゼロでの開業は不可能ではないが、少額でも自己資金を用意するのがおすすめ
  • カフェ開業に必要な資金の平均は約700万〜1360万円
  • 資金の調達方法は銀行や日本政策金融公庫からの借入やクラウドファンディングなどの方法がある
  • 資金ゼロで開業を目指す場合には、資金調達しながら事業計画書の内容を深めていくのがおすすめ
本記事を監修する専門家
コーヒー豆研究所 げんた
柏倉元太

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。

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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。

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それでは早速見ていきましょう!

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資金ゼロでカフェの開業はできる?できない?

資金ゼロでカフェの開業はできる?できない?

結論、資金ゼロの状態からの開業は場合によっては可能ですが、おすすめはできません。

可能にする方法は、融資を自己資金なしで借りることができる場合のみです。

この場合も将来性を感じられる事業計画を作ることができ、返済が見込めると判断される必要があるので実際はかなり難しいと言えるでしょう。

50万〜の少額でも自己資金を用意しておくと本気度を伝えることにもつながるので、資金ゼロでの開業では初めに「自己資金を用意する」ところから始めると考えておきましょう。

【規模別】カフェの開業に必要な資金総額

【規模別】カフェの開業に必要な資金総額

では実際にカフェの開業に必要な資金はどのくらいでしょうか。

ここでは、カフェの規模や設備に応じた必要な資金の総額を解説します。

規模平均最低費用
小規模(〜10坪、10席程度)約700万
中・大規模(10坪〜)約1000万

UCCの調査によれば、カフェ開業の資金相場は約700万〜1360万円

その他、業務用のエスプレッソマシーンを導入する場合には本体だけでも約30万〜200万円、焙煎機を導入する場合には約50万〜200万円がかかります。

上記は一般的なカフェの開業資金の平均なので、コーヒースタンド形式や自家焙煎を考えている場合にはさらに予算をプラスして考えましょう。

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資金ゼロから始めるカフェの開業ステップ

資金ゼロから始めるカフェの開業ステップ

カフェ開業の主な流れは以下の通り。

STEP
事業計画書の作成、メニュー開発

事業計画書はお金を借り入れる際や協力者を募る際に軸となるものです。

何を目的としたお店なのか、どんなコンセプトで営業するのかを明確にしておきましょう。

事業計画書の方向性を考えながら、メニュー開発を同時に開始します。

お店の看板となる商品だけでなく、ドリンクやお菓子のメニューも具体化しておくとオープンまで適宜ブラッシュアップすることができますよ。

また広告費を抑えるためにも、この段階からSNSなどを活用してお店についての発信を始めるのもおすすめです。

STEP
場所の選定

自身が考えたコンセプトやターゲットにあった出店場所を探します。

近くの不動産屋さんに相談したり、その街に住む知り合いなどに聞いたりして探す方法があります。

また、ターゲット設定が合っているかを知るためにも、できるだけその希望地の朝から夜までの人の流れを把握できると良いです。

例えば、時間を変えて訪問したり、近くの飲食店で聞いてみたりする方法があります。

STEP
資金調達

事業計画書に沿って必要な資金調達を行います。

自己資金に加えて、不足分は前項で示した以下の資金調達の方法を組み合わせるのが一般的です。

  • 銀行や金融機関からのローン
  • 都道府県などの自治体による助成金や政府からの補助金
  • 日本政策金融公庫からの借入
  • 投資家やビジネスパートナーからの調達
  • クラウドファンディング

一般的に必要な資金のうち3割は自己資金として用意できると良いでしょう。

STEP
内装・設備準備

内装に工事が必要な場合は内装業者に工事を依頼します。

店舗デザインも一緒に行ってくれると進めやすいですね。

前もって自身の理想に近い物件やデザインが視覚的に示せるように、コラージュを作成しておくのもおすすめです。

また、使用する家具や食器なども少しずつ集めておきましょう。

STEP
オープン

お店の形ができあがれば、あとはオープンを迎えるのみです。

人を雇って営業する場合には、オープンの1週間前くらいから入ってもらい、オペレーションの確認や店内備品の最終調整などを行いましょう。

上記は一般的な開業の流れであり、自己資金がある程度ある場合を想定しています。

そのため、資金ゼロからスタートする際には資金調達までのステップが長めになるでしょう。

資金ゼロからできること

上記のステップの中にある、メニュー開発は資金ゼロの状態でも進めることができます。

また、事業計画を作成するにあたり必要なお店のロゴやコンセプトも考えられますね。

同時に行うことで、自分らしいお店づくりを進めている充実感も感じられます。

この段階では自身の理想を固める時間として、色々なカフェに足を運ぶのも参考になりおすすめです。

自身の事業計画書の内容を深めていく時間として、有効活用しましょう。

資金の目処がたったらできること

ある程度、自己資金を用意していく中で自身の理想とするお店像ができていきます。

そうなると実際に出店する場所の選定や物件の見学、揃えたい設備についても考えられるでしょう。

事業計画を埋めていく中で漠然としていた内容が、具体的になっていくイメージです。

資金の目処が立ったら、同時に融資をどのくらい受けるのか、返済計画はどうするのかを考えていきましょう。

資金ゼロから始める資金調達の方法

資金ゼロから始める資金調達の方法

カフェの開業には主に以下の費用がかかります。

  • 物件関連費:およそ家賃の10倍、10坪程度で平均100〜200万
  • 施工費:スケルトンの場合300万〜
  • 備品購入費
  • 人件費
  • 広告費
  • 運転資金:半年分の自身の生活費

上記の総額は小さなカフェの開業でも500万円以上になります。

そのため、自己資金ゼロで開業を考える場合にはある程度の自己資金が集まってから動き始めるのが現実的です。

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融資の場合

融資を受けられる基準として、必要な金額の5分の1の自己資金があれば残りを借り入れることが可能だと言われています。

借り入れの他、足りない分の資金調達は主に以下の方法で可能です。

  • 銀行や金融機関からのローン
  • 都道府県などの自治体による助成金や政府からの補助金
  • 日本政策金融公庫からの借入
  • 投資家やビジネスパートナーからの調達
  • クラウドファンディング

中でも「銀行や金融機関からのローン」は審査が厳しめで、開業者の中でも利用者が多いのは「日本政策金融公庫からの借入」です。

また、応援者からの投げ銭形式で資金調達できるクラウドファンディングには目標達成した場合に金額が入るものと、未達成でも集まった分を貰えるタイプのものがあります。

それぞれ手数料が変わりますが、どちらでも返済の必要がないため新規開業者にとっては特に有効な手段です。

資金ゼロでカフェ開業後に必要なこと

資金ゼロでカフェ開業後に必要なこと

資金ゼロで開業目指す場合、開業がゴールになってしまいがちです。

そのため、以下の開業後に必要なことも把握しておくようにしましょう。

  • 毎月のお金の管理
  • メニューの改善
  • リピートしてきてもらう工夫
  • 資格

1つずつみていきます。

毎月のお金の管理

開業後には設定した売上目標が達成できるのか、また見直す必要があるかを確認するためにもお金の出入りを把握する必要があります。

具体的には日々記録するものと月毎に記録するものがあり、それぞれお店の売上高や客数、客単価などを記録します。

現在はレジの端末で数値を出してくれたり、商品ごとの売れ行きも把握できたりするので上手に活用していくと良いです。

また、同時に備品の購入費などの支出もきちんと管理しておきましょう。

Excelやスプレッドシートなどを活用して入力しやすいフォーマットを作っておくのも1つです。

忙しくなると月末にまとめて行うこともあるかもしれませんが、できる限り適宜入力しておくと修正もしやすくなります。

メニューの改善

オープンしてからしばらくすると提供しているメニューの原価率やオペレーションなどについて、さまざまな意見が出てくるでしょう。

そうした意見を生かしたメニューの改善も、オープンから定期的に行う業務の1つとして考えましょう。

もちろん提供するお客さんの意見を取り入れる必要もありますが、お店として変えられる部分とそうでない部分を明確にしておくのも必要です。

また、少しずつ変化を加えることは生きたお店づくりにも繋がるので、効果的に取り入れられると良いですね!

リピートしてきてもらう工夫

開業当初は新しさや珍しさで足を運んでくれるお客さんもいますが、開業後3ヶ月もするとそうしたお客さんは一気に少なくなります。

そのためにも繰り返し足を運んでくださるリピーターの獲得はお店を続けていくためにも必要です。

リピーターを獲得する方法としては、ポイントカードの作成や次回来店時に使える割引券の配布などがあります。

開店時にセールをするお店も見受けられますが、その後のリピーターに繋がりづらくなる可能性もあります。

店舗のコンセプトなども踏まえて、自身のお店ならではのサービスが考えられると良いです。

資格

コーヒーの専門店としてお店を開く場合、コーヒー関連の資格取得もおすすめです。

自身の知識力が上がるだけでなく、お客さんにとっても信頼感を持てる要素になるでしょう。

コーヒー関連のおすすめの資格は以下の5つです。

コーヒー初心者から開業する場合には、比較的取得しやすいコーヒーソムリエやコーヒーインストラクターの資格を開店前に取得しておくのもおすすめです。

その他紅茶や製菓の資格などもあるので、自身のお店にあった資格取得もぜひ視野に入れてみてください!

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資金ゼロからでもカフェの開業を考える手段はある!

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いかがでしたか?

今回は資金ゼロからのカフェ開業について、カフェの開業に必要な費用やステップ、資金を抑えるコツなどを解説しました。

本記事の重要ポイントをまとめると以下の通り。

本記事の重要ポイント
  • 資金ゼロからの開業は不可能ではないが、自己資金を少額でも用意してから進めるのがおすすめ
  • カフェ開業の相場は約700万〜1360万
  • 資金の調達方法は銀行や日本政策金融公庫からの借入の他、クラウドファンディングなどがある
  • カフェ開業のステップについては、自己資金を貯めながら同時進行で行う

ぜひ、本記事を参考にして資金ゼロからでも夢のカフェ開業を目指しましょう!

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この記事を書いた人

珈葉のアバター 珈葉 コーヒー豆研究所 公式ライター

大学進学後、幼少期に母親が作ってくれたコーヒーの香りが忘れられず、カフェで働きたいと思うようになったことをきっかけに、コーヒーをサイフォンで淹れ、提供するスタイルのお店で4年間勤務。

就職を機に一度離れ、今年いつか自分でコーヒーのお店を持ちたいという思いから本格的にコーヒーの勉強を始める。勉強の一環として、コーヒーの焙煎所でも勤務し、地域別の味や焙煎度の違いについても実践的に学びを深める。今後コーヒー関連の資格取得を目指し勉強中。

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