
エチオピアコーヒーってよく聞くけど、どんな特徴があるの?



産地や精製方法でも味が変わるって本当?選び方も知りたいな。
こういった疑問にお答えしていきます。
エチオピアコーヒーの最大の特徴は、ジャスミンや柑橘を思わせる華やかな香りと、紅茶のように軽やかでフルーティーな酸味です。同じエチオピア産でも、イルガチェフェやシダモといった産地、そしてウォッシュドかナチュラルかという精製方法によって、味わいは大きく変わります。さらに豆の格付けには欠点豆の数で決まるG1からG5の等級制度があり、ラベルの読み方を知ると豆選びの精度が一気に上がります。
コーヒー豆研究所では3,000銘柄以上を実際にカッピングしてきました。本記事ではその知見をもとに、エチオピアコーヒーの特徴を産地・精製方法・等級の3つの軸から整理し、おすすめの焙煎度合いと人気の豆5選まで紹介します。
- エチオピアはコーヒー発祥の地とされ、コーヒーセレモニーが今も根付くコーヒー大国
- 特徴は華やかな香りと軽やかでフルーティーな酸味。「モカ」と呼ばれることも多い
- 有名産地はイルガチェフェ・シダモ・ハラー・グジ・リムの5つで、味わいが産地ごとに異なる
- 精製方法はウォッシュド(クリアな酸味)とナチュラル(濃厚な果実感)で風味が大きく変わる
- 等級はG1からG5まで。欠点豆の数で決まり、最高等級が必ず美味しいとは限らない
- 豆本来の華やかさを味わうなら浅煎り〜中煎りのブラックがおすすめ


日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
続きはこちら
コーヒーを愛し続けて約10年。累計3,000商品以上をカッピングスコア基準で評価した上で、厳選して紹介しています。運営する国内最大級のコーヒー情報サイト「コーヒー豆研究所」(月間60万PV)は多くの読者に支持され、テレビ番組『ZIP!』をはじめ各種メディアにも出演。自社ブランド「ラボカフェ」では、厳選したコーヒー豆を累計3,000個以上販売しています。
それでは早速見ていきましょう。
コーヒー発祥の地であるエチオピアコーヒーの歴史


エチオピアはコーヒーの発祥の地として知られる国です。コーヒーノキの原産地はエチオピア南西部の高地とされ、ここから紅海を渡ってアラビア半島のイエメンへ伝わり、やがて世界中へ広がっていきました。
起源には諸説ありますが、有名なのが「カルディの伝説」です。エチオピアの山羊飼いの少年カルディが、赤い実を食べた山羊が夜になっても元気に飛び跳ねるのを見て、その実の力に気づいたという逸話です。この実こそがコーヒーチェリーで、僧侶が眠気覚ましに煮出して飲んだのがコーヒー飲用の始まりだと語り継がれています。
エチオピアでは現在も標高1,500m以上の高地で、森に自生する木から実を収穫する「フォレストコーヒー」や「ガーデンコーヒー」が広く行われています。大規模なプランテーションよりも、小規模農家による栽培が中心という土壌も、エチオピアコーヒーの個性を生む大きな要因でしょう。
コーヒーセレモニーがある
エチオピアにはコーヒーセレモニーという独特の文化があります。来客をもてなすときや特別な日に、コーヒーを淹れて振る舞う伝統的な儀式です。
セレモニーは生豆を洗うところから始まります。鍋で生豆を炒り、香りが立ったところで参加者にその煙を回し、続いて専用の臼で挽いて、ジャベナと呼ばれる素焼きのポットで煮出します。淹れたコーヒーは小さなカップに注ぎ、同じ豆から3杯(アボル・トナ・ベラカ)を順に飲むのが習わしです。
セレモニーを取り仕切る「ホスト」は基本的に既婚女性が務めます。そのためエチオピアの女性は、結婚前に身につける作法のひとつとして、母親からポットやカップなどの道具と淹れ方を受け継いできました。今では家庭でも簡略化した形で日常的に行われ、生活に溶け込んだ習慣になっています。



1杯で終わらず3杯飲むのがマナーなんだね。
コーヒーはエチオピアの財産
エチオピアはアフリカ東部に位置し、人口1億人を超える大国です。
コーヒー産業はこの国の経済を支える柱で、輸出額の大きな割合をコーヒーが占めています。生産から流通までを含めると、国民の4人に1人がコーヒー産業に関わっているとも言われ、国を挙げての一大基幹産業となっています。
生産量でもエチオピアはアフリカ最大級で、世界全体でも上位に入るコーヒー大国です。発祥の地としての歴史と、高地ならではの栽培環境、そして小規模農家が守り続ける在来種の多様性。これらが重なって、エチオピアコーヒーは唯一無二の個性を持つようになりました。コーヒーはエチオピアにとって、文化であり財産でもあります。



コーヒー好きなら一度は訪れてみたい国です。
エチオピアコーヒーの特徴と香り


エチオピアコーヒーの特徴を一言でまとめると、「華やかな香り」と「軽やかでフルーティーな酸味」です。まずはポイントを整理してみましょう。
- ジャスミンや柑橘を思わせる華やかでフルーティーな香り
- 紅茶のように軽やかで明るい酸味、苦味は控えめ
- 「モカ」のブランド名で世界的に知られる
ひとつずつ解説していきます。
香りが強く爽やかでフルーティーな酸味
エチオピアのコーヒー豆は、世界でもトップクラスの香りの高さを誇ります。カップに鼻を近づけた瞬間に立ちのぼる、ジャスミンやベルガモットのような華やかなアロマが大きな魅力です。
酸味はレモンやライムのような柑橘系から、ブルーベリーやストロベリーといったベリー系まで幅広く、いずれも明るく軽やかに感じられます。コーヒーの酸味は果実の甘酸っぱさに近いもので、酸化して酸っぱくなった味とは別物です。苦味やコクは控えめで、すっきりとした後味に仕上がります。
この個性を生かして、エチオピア産は苦味の強いブラジル産などとブレンドされることも多く、香りと酸味のアクセント役として重宝されています。


そもそもフルーティーなコーヒーとはどんな味なのか、酸味とどう違うのかを詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。


モカフレーバーとブランド力
エチオピアコーヒーを語るうえで欠かせないのが「モカ」という呼び名です。コーヒー好きなら一度は耳にしたことがあるでしょう。
モカの語源は、かつてコーヒーの積出港として栄えたイエメンの港町「モカ(Mokha)」です。エチオピア産とイエメン産のコーヒーがこの港から世界へ輸出されたことから、両国の豆が「モカ」と総称されるようになりました。つまりモカとは品種名ではなく、産地に由来するブランド名です。チョコレートのような甘い香りを「モカフレーバー」と呼ぶのも、このモカコーヒーの風味が由来になっています。
「コーヒーの生産国は?」と聞かれて、エチオピアやコロンビアを思い浮かべる方は少なくないでしょう。発祥の地という歴史と、モカという世界的なブランド名が、エチオピア産のコーヒーに強力なブランド力を与えています。そのブランドのもとで、産地ごとに個性豊かな豆が数多く生み出されているのです。
エチオピアコーヒー豆の種類と等級


エチオピアのコーヒー豆は、「シダモ」「イルガチェフェ」「ハラー」「グジ」「リム」といった収穫地(産地)の名前で販売されるのが基本です。産地ごとに味わいが異なるため、ラベルの産地名が豆選びの大きな手がかりになります。
品種の面でも、エチオピアは他の生産国と大きく異なる道を歩んできました。ほかの生産国ではゲイシャやティピカなど特定の品種が栽培されるのに対し、エチオピアでは数千種ともいわれる在来種(エアルーム種、Heirloom)が今も自生・栽培されています。名前のついていない野生の品種が無数に混在しており、この遺伝的な多様性こそが、エチオピアコーヒーの複雑で奥深い風味を生み出す源になっています。



品種を絞らず在来種をそのまま育てているのが個性の秘密なんだね。
エチオピアコーヒー豆の代表的な種類
代表的なエチオピアコーヒー豆の種類と、その産地・標高・風味を一覧にまとめました。標高が高いほど昼夜の寒暖差が大きく、豆が引き締まって複雑な風味になる傾向があります。
| 種類 | 地域 | 標高 | 味わい・風味 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| イルガチェフェ | シダモ地方の中の地域(郡) | 標高1,750〜2,200m | 柑橘系、ベリー系、ピーチ、リンゴ、アールグレイ、ナッツなど豆によってさまざまな風味 | 豆によって風味や品質の違いが大きい |
| シダモ | エチオピア南部 | 標高1,400〜2,200m | 柑橘系、ベリー系のフルーティーな風味が特徴 | ・最高品質のコーヒーの生産地と紹介されている ・最近では特にグジ地区に関心が集まっている |
| ハラー | エチオピア東部、ハラリ州の州都 | 標高1,500〜2,100m | カカオのような深いコクとなめらかな酸味 | ・世界遺産都市「ハラール・ジュゴル」がある ・モカハラーと呼ばれ最高品質の豆とされる長い形状のロングベリー ・大粒の豆を選別したボールドグレインが最高級グレード |
| グジ | エチオピア南部オロミア州 | 標高1,800〜2,300m | 白桃やトロピカルフルーツのような華やかな甘さ | 近年シダモから独立した産地として高評価。ナチュラル精製の銘柄が人気 |
| リム | エチオピア西部 | 標高1,400〜2,200m | カカオやチョコレートのような風味 | 派手さは控えめだが、標高の高い農園では香味のよい豆も生まれる |
エチオピアのコーヒー豆の等級・グレード(G1〜G5)
エチオピアのコーヒー豆は、一定量のサンプル中に含まれる欠点豆(虫食い・割れ・未成熟など)の数によって等級・グレードが決まります。欠点豆が少ないほど高く評価され、最高グレードのG1から数字が大きくなるほど等級が下がっていきます。
近年のスペシャルティコーヒーの流通では、ウォッシュドの上位等級であるG1・G2と、ナチュラルの上位等級であるG3・G4・G5あたりが店頭でよく見られるようになりました。300g中の欠点豆の数を目安に、おおまかには以下のように区分されます。
| 等級 | 欠点豆の数の目安(300gあたり) | 主な精製方法 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| G1 | 0〜3個程度 | ウォッシュド | 最高グレード。クリアで雑味の少ない品質 |
| G2 | 4〜12個程度 | ウォッシュド | 高品質。スペシャルティとして流通する |
| G3 | 13〜27個程度 | ナチュラル | ナチュラルの上位等級。果実感が豊か |
| G4 | 28〜45個程度 | ナチュラル | ナチュラルの標準的な品質 |
| G5 | 46〜90個程度 | ナチュラル | 個性派。ワイルドな風味を楽しむ層に人気 |
注意したいのは、この等級が欠点豆の数による格付けであって、カッピングの風味評価そのものではないという点です。そのためG3やG4でも驚くほど美味しい豆はありますし、逆にG1だからといって必ず好みの味とは限りません。最高等級=美味しい、と一概には言えないことは覚えておきましょう。等級はあくまで品質管理の指標として捉え、最後は産地や精製方法、焙煎度合いで好みの一杯を選ぶのがおすすめです。
エチオピアの有名なコーヒー産地と味わい


エチオピアコーヒーは産地ごとに味わいの個性がはっきり分かれます。ここでは代表的な5つの産地について、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
イルガチェフェ(華やかな香りの代名詞)
イルガチェフェは、エチオピア南部シダモ地方の中にある一地区の名前です。標高は2,000mを超え、エチオピア産のなかでも特に高品質な豆が採れる産地として世界的に知られています。
味わいの特徴は、ブルーベリーや赤ワイン、ピーチやアプリコットを思わせる華やかな香りです。レモンティーのような軽やかな口当たりと、上品な甘さの余韻が長く続きます。スペシャルティコーヒーの世界でも常に高い評価を受け、エチオピアコーヒーの華やかさを語るうえでの代名詞的存在です。
その希少性ゆえに日本でのシェアはまだ大きくありませんが、専門店やスペシャルティコーヒーショップでは定番として扱われています。


シダモ(バランスの取れた優等生)
シダモはエチオピア南部の広いエリアを指す産地名で、イルガチェフェやグジもこのシダモ地方に含まれます。標高1,400〜2,200mの高地で栽培され、柑橘系・ベリー系のフルーティーな風味とバランスの良さが魅力です。
華やかさと飲みやすさを兼ね備えているため、エチオピアコーヒーの入門にもぴったりです。「コーヒーの女王」と呼ばれることもあり、安定した品質と上品な酸味で幅広い層に支持されています。
ハラー(モカの王様、重厚なコク)
ハラーはエチオピア東部、世界遺産都市ハラールを擁する地域で栽培される豆です。前述の華やかな2産地とは趣が異なり、カカオやワインを思わせる重厚なコクと、なめらかで深みのある酸味が特徴です。
古くから「モカハラー」の名で親しまれ、モカの王様とも称されてきました。乾燥地帯でのナチュラル精製が中心で、独特のワイルドな果実感が生まれます。細長い形状の「ロングベリー」、大粒を選別した「ボールドグレイン」が高級グレードとして扱われてきました。


グジ(近年人気急上昇の新星)
グジはもともとシダモの一部として扱われていましたが、近年その品質の高さから独立した産地として認知されるようになりました。標高1,800〜2,300mと高く、白桃やトロピカルフルーツのような華やかでジューシーな甘さが際立ちます。
特にナチュラル精製のグジは果実感が濃厚で、近年のスペシャルティコーヒーシーンで注目を集めている産地です。イルガチェフェと並ぶ華やかさを持ちながら、より甘さに厚みがあり、ジューシーな甘さが際立ちます。
リム(やわらかでマイルドな日常向き)
リムはエチオピア西部で栽培される産地です。華やかな酸味を前面に出す東部・南部の産地に比べると、カカオやチョコレートを思わせるマイルドで落ち着いた風味が特徴です。
派手さは控えめですが、その分クセが少なく飲みやすいため、日常的に楽しむエチオピアコーヒーとして向いています。標高の高い農園で丁寧に育てられた豆のなかには、香味のしっかりした上質なものも少なくありません。
同じアフリカ産でも、隣国ケニアやタンザニア(キリマンジャロ)のコーヒーとは酸味の質が異なります。アフリカ産コーヒーの味わいを比較で知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。


エチオピアコーヒーの精製方法による味の違い


エチオピアコーヒーの味わいを決めるもうひとつの大きな要素が精製方法(プロセス)です。同じ産地・同じ豆でも、収穫したコーヒーチェリーをどう処理するかで風味は大きく変わります。エチオピアで主流なのはウォッシュドとナチュラルの2つです。
ウォッシュドとナチュラルの工程と風味
ウォッシュド(水洗式)は、収穫したチェリーから果肉を取り除き、水路や発酵槽で洗ってから乾燥させる方法です。果肉の影響を受けにくいため、豆そのもののクリアで明るい酸味とクリーンな後味が際立ちます。イルガチェフェやシダモのウォッシュドは、レモンティーのように透明感のある味わいが魅力です。
一方のナチュラル(乾燥式)は、チェリーを果肉ごと天日で乾燥させてから脱穀する、エチオピア伝統の方法です。果肉の糖分や風味が豆に移るため、ブルーベリーや赤ワインを思わせる濃厚な果実感と、とろりとした甘みが生まれます。グジやハラーのナチュラルは、この華やかで甘い個性が特に人気です。
2つの精製方法による風味の違いを、わかりやすく対比してまとめました。
| 比較項目 | ウォッシュド(水洗式) | ナチュラル(乾燥式) |
|---|---|---|
| 工程 | 果肉除去 → 水で洗浄 → 乾燥 | 果肉ごと天日乾燥 → 脱穀 |
| 酸味 | クリアで明るい柑橘系 | まろやかで甘酸っぱいベリー系 |
| 果実感 | すっきり・上品 | 濃厚・ジューシー |
| 後味 | クリーンで透明感がある | 甘く余韻が長い |
| 代表的な味わい例 | レモンティー、ジャスミン | ブルーベリー、赤ワイン |
| 主な等級 | G1・G2 | G3・G4・G5 |
クリアで上品な味わいが好みならウォッシュド、濃厚な果実感や甘さを楽しみたいならナチュラルを選ぶと、好みに近い一杯に出会いやすくなります。エチオピアコーヒーを選ぶときは、産地名とあわせて精製方法もぜひチェックしてみてください。
エチオピアコーヒーにおすすめの焙煎度合いと淹れ方


エチオピア産のコーヒー豆は、華やかな香りとフルーティーでフローラルな風味が身上です。この個性を最大限に生かすには、焙煎度合いの選び方が肝心です。
- 豆本来の華やかな酸味と香りを楽しみたい:浅煎り
- 酸味と甘み、コクのバランスを楽しみたい:中煎り
- しっかりとしたコクや苦味も欲しい:中深煎り
エチオピアの豆にはたくさんの種類があり、産地や精製方法、等級によって味わいが変わります。深く煎りすぎると、せっかくの華やかな香りや明るい酸味が苦味に隠れてしまいます。まずは豆本来の個性を生かした浅煎り〜中煎りで楽しむのがおすすめです。
そのうえで、好みに合わせて焙煎度合いを調整していくのがベストでしょう。
エチオピアコーヒーを美味しく淹れるコツ
エチオピアコーヒーの酸味と香りを引き出すには、淹れ方にもいくつかのポイントがあります。大まかにまとめると次のとおりです。
- 焙煎は浅煎り〜中煎りを選ぶ
- お湯の温度は低め(83〜88℃)に設定する
- 3つ穴タイプのドリッパーで軽やかに抽出する
お湯の温度を少し低めにすると、苦味の抽出が抑えられ、明るい酸味と華やかな香りが引き立ちます。3つ穴ドリッパーは湯抜けが速く、軽やかでクリアな味わいに仕上がるため、エチオピアコーヒーと相性が良い器具です。ドリッパー選びについては以下の記事で詳しく解説しています。


飲み方としては、豆本来の華やかな香りと酸味をそのまま味わえるブラックが一番のおすすめです。チョコレートやフルーツを使ったスイーツとも好相性なので、午後のティータイムにあわせて楽しむのも良いでしょう。
エチオピア産のおすすめ人気コーヒー豆5選!
たくさんのエチオピア産のコーヒー豆のなかから、コーヒー豆研究所が実際に味わって厳選した、美味しくておすすめ・人気のコーヒーを紹介します。
まとめると次のとおりです。
| No. | 商品名 | 種類 | グレード | 焙煎度合い | 豆の状態 | 内容量 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ラボカフェ カフェインレス エチオピアシダモ コーヒー豆 ![]() ![]() | シダモ | G4 | 中煎り | 豆のまま、中細挽き、極細挽き、粗挽き | 100g〜 | ¥2,100〜 |
| 2 | ジニスコーヒー エチオピア イルガチェフェ 豆![]() ![]() | イルガチェフェ | 記載なし(スペシャルティグレード) | ライトシティロースト | 豆のまま | 200g | ¥1,740 |
| 3 | 土居珈琲 エチオピア イルガチェフェ![]() ![]() | イルガチェフェ | 記載なし(スペシャルティグレード) | シティーロースト | 豆のまま、中挽き、極細挽き、粗挽き、細挽き | 100g・200g | 100g¥1,367 200g¥2,484 |
| 4 | THE BEANS エチオピア イルガチェフェ![]() ![]() | イルガチェフェ | 記載なし(スペシャルティグレード) | 浅煎り〜深煎りまで選択可能 | 豆のまま〜粗挽きまで8段階 | 100g〜 | ¥1,350 |
| 5 | 爲三郎珈琲 クラシックモカ![]() ![]() | ゲイシャ | G3 | ミディアムロースト | 中細挽き | 5袋(1袋10g入り) | ¥1,100 |
詳しい調査・検証内容
検証項目
コーヒー豆研究所では、コーヒーの美味しさを以下の5つと定義し、各商品をレビュー・判断(スコアリング)しています。
- 苦味
- 酸味
- コク
- 香り
- 甘み
週に3回以上コーヒーを飲む「コーヒー好き」なモニターが、上記の5項目についてそれぞれ「とても満足:5」〜「とても不満:1」の5段階で評価しました。
各項目の評価平均(小数点を含む)をもとに、以下の計算式で100点満点のスコアに換算しています。
最終スコア(100点満点)= 各モニターの5項目の合計点 ÷ 最大点(25点) × 100
たとえば、モニター1名の評価が「苦味:4」「酸味:4」「コク:5」「香り:4」「甘み:5」だった場合、5項目合計は 22点/25点 となり、22 ÷ 25 × 100 = 88点となります。
このようにして、モニター全員分のスコアを平均し、最終スコアを算出しています。
編集部・代表による主観評価
味のスコアだけでは伝えきれない「体験価値」や「ブランド性」なども考慮するため、編集部および代表による主観的なブラインド評価も実施しています。
以下の5つの観点をもとに、編集部3名が5段階で採点。合計点(最大25点)を100点満点に換算し、平均値を「編集部スコア」として算出します。
- 香りの複雑さ
- 飲みやすさ
- 余韻(後味)
- パッケージの工夫
- ブランドのストーリー性
編集部3名による5項目の採点(最大25点)をそれぞれ×4倍し、100点満点に換算。その平均スコアが「編集部スコア」となり、総合スコアの5%として反映されます。
ユーザー評価に加えて、ブランド体験や設計の工夫まで含めた多角的な評価を実現しています。
追加で確認している項目
以下の項目についても、コーヒーの美味しさを左右する要素として重要であると考え、検証時に合わせて確認しています。
- コーヒー豆の鮮度
- 焙煎度合い・技術
- 産地
- 欠点豆の割合
ただし、これらはスコアの算出には含めておらず、参考情報として扱っています。
検証器具




今回使用したコーヒー器具は全自動コーヒーマシンとして人気の「Panasonic NC-A57」。
コーヒー豆を約20g(2カップ分)使い、リッチモードでホットコーヒーのマグカップ1杯分(134ml)を抽出。
味のレビューにおける公平性を保つため、抽出方法の統一に努めています。
より詳細な商品レビューポリシーは、下記のページに記載しているのでご参照ください。
それぞれ詳しく紹介します。
1. フルーティーな香りと良質な酸味のおすすめデカフェ「ラボカフェ カフェインレス エチオピアシダモ」




最初に紹介するエチオピア産のおすすめ・人気コーヒー豆は「ラボカフェ カフェインレス エチオピアシダモ コーヒー豆 100g〜 」。
ラボカフェは研究(ラボ)×コーヒーをコンセプトに、美味しさを追求した新気鋭のコーヒーブランドです。
これまで1,500以上を販売し、2,000商品以上を見てきた中から、選りすぐりのコーヒー豆を厳選しています。
使用している豆はスペシャルティコーヒーです。
※スペシャルティコーヒーとは、味や香りなど決められた評価基準を満たし、豆の生育環境・工程・品質管理が徹底された高品質な豆のこと
二酸化炭素を使用してカフェインを除去する方法で、カフェインを99%カットしています。
とてもデカフェとは思えない、エチオピア豆らしいフルーティーな香りと良質な酸味が特徴的なコーヒーです。
ラボカフェ カフェインレス エチオピアシダモの詳細スペック
| 商品名 | ラボカフェ カフェインレス エチオピアシダモ コーヒー豆 |
|---|---|
| 種類 | シダモ |
| 焙煎度合い | 中煎り |
| 豆の状態 | 豆のまま、中細挽き、極細挽き、粗挽き |
| 内容量 | 100g〜 |
| 価格 | ¥2,100〜 |
\ 一定以上のご購入でお買い得 /


2. 手作業で丁寧に作られたコーヒー「ジニスコーヒー エチオピア イルガチェフェ 豆 200g」


次に紹介するエチオピア産のおすすめ・人気コーヒー豆は「ジニスコーヒー エチオピア イルガチェフェ 豆 200g」。
高品質の生豆を使用し、栽培から精製処理まで徹底した品質管理のもとで、健康的に熟したコーヒー豆です。
また手作業による一粒一粒の生豆の選別を行っており、体に優しく良品質な豆が楽しめます。
フルーティーさと甘味が強く、酸味とのバランスが良いのが特徴です。
丁寧に手作業で生産
想像を超えた丁寧な手作業のため、生産できる量に限りがあります。
常に新鮮な状態で味を楽しむことができ、開封した瞬間に感じるアロマは忘れられないはずです。
冷めるほど美味しくなる風味は、やみつきになります。
価格は¥1,740とコスパも抜群です。
ジニスコーヒー エチオピア イルガチェフェ 豆 200gの詳細スペック
| 商品名 | ジニスコーヒー エチオピア イルガチェフェ |
|---|---|
| 種類 | イルガチェフェ |
| 焙煎度合い | ライトシティロースト |
| 豆の状態 | 豆のまま |
| 内容量 | 200g |
| 価格 | ¥1,740 |
3. トロピカルな果実感の上質なコーヒー「土居珈琲 エチオピア イルガチェフェ」




次に紹介するエチオピア産のおすすめ・人気コーヒー豆は「土居珈琲 エチオピア イルガチェフェ」。
しっかりとした甘みとコク、トロピカルでフローラルな風味が感じられ、土居珈琲ならではの味わいに仕上がっています。
酸味系のコーヒーに初挑戦する方にもおすすめの味わいでしょう。
深煎り寄りにオーダーすることで、芳醇でエキゾチックな風味も楽しめます。
優しい甘みにシトラスフレーバーの爽やかな余韻が感じられ、上質なアイスコーヒーにも最適です。
土居珈琲 エチオピア イルガチェフェの詳細スペック
| 商品名 | 土居珈琲 エチオピア イルガチェフェ |
|---|---|
| 種類 | イルガチェフェ |
| 焙煎度合い | シティーロースト |
| 豆の状態 | 豆のまま、中挽き、極細挽き、粗挽き、細挽き |
| 内容量 | 100g・200g |
| 価格 | 100g¥1,367 200g¥2,484 |
4. フルーティーな酸味と甘みが味わえる「THE BEANS エチオピア イルガチェフェ」


次に紹介するエチオピア産のおすすめ・人気コーヒー豆は「THE BEANS エチオピア イルガチェフェ」。
こちらのエチオピア豆は、明るくフルーティーな甘い香りが特徴的です。
紅茶のような華やかなフレーバーとしっかりしたボディ感を堪能できます。
フルーティーなコーヒーの入門にもぴったりな味わいでしょう。
THE BEANS エチオピア イルガチェフェの詳細スペック
| 商品名 | THE BEANS エチオピア イルガチェフェ |
|---|---|
| 種類 | イルガチェフェ |
| 焙煎度合い | 浅煎り〜深煎りまで選択可能 |
| 豆の状態 | 豆のまま〜粗挽きまで8段階 |
| 内容量 | 100g〜 |
| 価格 | ¥1,350 |
5. 名古屋の有名実業家が愛したモカをゲイシャでモダンに再現「爲三郎珈琲 クラシックモカ」


最後に紹介するエチオピア産のおすすめ・人気コーヒー豆は「爲三郎珈琲 クラシックモカ」。
名古屋にある古川美術館のオリジナル人気商品です。
ドリップバッグタイプですが、焙煎したてのグジ地区のスペシャルティコーヒー、エチオピアゲイシャを使用しています。
時の流れと歴史を感じるコーヒー
103歳まで現役で過ごされた初代館長・古川爲三郎氏が愛飲していた昭和のモカを再現しようというコンセプトで、商品化されたストーリーあるコーヒーです。
名古屋の共和コーヒーの焙煎技術により、フルーティーな甘味と酸味が楽しめる美味しいコーヒーに仕上がっています。
そのままブラックで、エチオピアゲイシャ特有の甘味と爽やかな酸味を楽しむのがおすすめです。
爲三郎珈琲 クラシックモカの詳細スペック
| 商品名 | 爲三郎珈琲 クラシックモカ |
|---|---|
| 種類 | ゲイシャ |
| 焙煎度合い | ミディアムロースト |
| 豆の状態 | 中細挽き |
| 内容量 | 5袋(1袋10g入り) |
| 価格 | ¥1,100 |
よりおすすめのエチオピアコーヒーが知りたい方は、以下の記事もご覧ください。


エチオピアのコーヒーをより美味しく飲む方法


ここまでエチオピア産のコーヒー豆の特徴を解説してきました。続いては、エチオピアのコーヒーをより美味しく楽しむための方法を紹介します。
結論として、エチオピア産のコーヒー豆はブラックで飲むのがおすすめです。華やかな香りと軽やかな酸味という持ち味を、もっとも素直に味わえる飲み方だからです。
香りに優れたエチオピア産のコーヒー、すなわちモカは、フレッシュな酸味も持ち味のひとつになっています。この個性を考えると、酸味と香りを引き出す淹れ方が適しています。具体的には、前述の「浅煎り〜中煎りの豆を、低めの湯温で、湯抜けの良いドリッパーで淹れる」というポイントを意識してみてください。
浅煎りのコーヒーの特徴や淹れ方をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。


また、エチオピアコーヒーはチョコレートやベリー系のスイーツとも好相性です。モカの華やかな風味とスイーツを合わせると、より一層エチオピアコーヒーの魅力を堪能できるでしょう。
エチオピアコーヒーに関するよくある質問
- エチオピアコーヒーとモカの違いは何ですか?
-
モカは品種名ではなく、かつての積出港であるイエメンの「モカ港」に由来するブランド名です。この港から輸出されたエチオピア産とイエメン産のコーヒーが「モカ」と総称されるようになりました。つまりエチオピアコーヒーはモカの代表的な産地のひとつで、両者は対立する概念ではありません。チョコレートのような甘い香りを指す「モカフレーバー」も、このモカコーヒーの風味が語源です。
- イルガチェフェの正しい読み方は?
-
「イルガチェフェ」と読みます。現地の発音に近づけて「イルガチェフ」「イリガチェフェ」と表記されることもありますが、いずれも同じ産地を指します。エチオピア南部シダモ地方にある一地区の名前で、華やかな香りで世界的に人気の高いコーヒー産地です。
- 酸味が苦手でもエチオピアコーヒーは飲めますか?
-
飲み方しだいで十分に楽しめます。エチオピアコーヒーは酸味が個性ですが、中深煎りの豆を選べば酸味が落ち着き、ナチュラル精製の銘柄ならまろやかな甘さが前に出ます。リムのようにカカオ系のマイルドな産地を選ぶのもおすすめです。お湯の温度を高めにすると酸味よりコクが立ちやすくなるので、抽出でも調整できます。
- エチオピアコーヒーのカフェインは多いですか?
-
エチオピア産だからカフェインが特別に多い、少ないということはありません。カフェイン量は品種や焙煎度合いの影響を受けますが、産地による差はわずかです。カフェインを控えたい方には、二酸化炭素でカフェインを99%カットしたデカフェ(カフェインレス)のエチオピアシダモなども選べます。
- エチオピアコーヒーの保存方法は?
-
華やかな香りが身上のエチオピアコーヒーは、酸化による風味の劣化を防ぐことが大切です。直射日光・高温多湿・空気を避け、密閉容器に入れて冷暗所で保管しましょう。豆のまま購入し、淹れる直前に挽くと香りをより長く保てます。長期保存する場合は、密閉して冷凍庫で保管するのも有効です。
エチオピア産のコーヒーを一度飲んでみよう!


「エチオピアコーヒーの特徴とは?産地と精製方法ごとの味わい」というテーマでお伝えしました。
本記事の大切なポイントをまとめると次のとおりです。
- エチオピアはコーヒー発祥の地とされ、コーヒーセレモニーが根付くコーヒー大国
- 特徴は華やかな香りと軽やかでフルーティーな酸味。「モカ」のブランド名で知られる
- 有名産地はイルガチェフェ・シダモ・ハラー・グジ・リムで、味わいが産地ごとに異なる
- 精製方法はウォッシュドがクリアな酸味、ナチュラルが濃厚な果実感
- 等級はG1からG5まで。欠点豆の数で決まり、最高等級が必ず美味しいとは限らない
- おすすめは浅煎り〜中煎りのブラック。人気の豆は「ラボカフェ カフェインレス エチオピアシダモ」など
エチオピアは、コーヒーにおいてまさに宝庫と呼べる国です。発祥の地という歴史、産地ごとの個性、精製方法による味わいの幅広さは、ほかの生産国にはない大きな魅力でしょう。
産地名と精製方法、等級を手がかりに豆を選べば、エチオピアコーヒーの奥深い世界をきっと楽しめます。気になる一杯を、ぜひ味わってみてください。
世界三大コーヒーをはじめ、世界各国のコーヒーの個性を比較したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。


通販で失敗しないおすすめコーヒー3選
- ラボカフェ(公式:https://shop.coffee-labo.co.jp):当サイト運営ブランド。季節に合わせたブレンド中心で、初めてでも選びやすい!初回数量限定15%OFF!
- 土居珈琲(公式:https://www.doicoffee.com
):会員数3万人を超える人気商品!丁寧な品質重視で、ギフト/特別感で選びたい人向け。 - コーヒーソルジャー(公式:https://coffeesoldier.com
):バリスタチャンピオンシップ優勝がオーナー!まずはセットで試したい人向け。
より詳しく知りたい方は「コーヒー豆の通販おすすめ人気ランキング55選!専門家が厳選」の記事をチェック!
\ 約1分でぴったりの1杯を見つけよう /
















