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コーヒー豆のランクの違いとは?コーヒーの格付けの違いを徹底解説

ランクの違いによる役割ってどんなものがあるのかな?

コーヒー豆のランクの違いってどうやって出てくるのだろう…?

こういった疑問や要望にお答えしていきます。

コーヒー豆は基本的にランクごとに価格が決定します。

しかしそれは国ごとで格付けの基準が違い、何を持って良い質のコーヒーか判断するのが難しいです。

本記事でランクごとの違いを知り、自分好みのコーヒーを探しましょう!

この記事の結論
  • 人による官能検査で80点以上のコーヒーが「スペシャルティコーヒー」
  • コモディティコーヒーは世界で一番普及しているランクのコーヒー豆
  • コーヒー豆のランクを決める3つの要因は「標高」「生豆の粒の大きさ」「精製方法(度合い)」
  • 大手コーヒーチェーンは、独自の査定基準で高品質なコーヒーを取引きをしている
本記事を監修する専門家
コーヒー豆研究所 げんた
柏倉元太

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。

続きはこちら

コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。

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より詳しく知りたい方は「コーヒー豆の通販おすすめ人気ランキング55選!専門家が厳選」をチェック!

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コーヒー豆のランクの違い

コーヒー豆ランクの違い

コーヒー豆のランクの違いをまとめると以下の通り。

  • スペシャルティコーヒー
  • プレミアムコーヒー
  • コモディティコーヒー
  • ローグレードコーヒー

「スペシャルティコーヒー」と「プレミアムコーヒー」に関しては、味や付加価値に対して価格が付けられ、買い付けが行われます。

一方の「コモディティコーヒー」と「ローグレードコーヒー」は、先物取引により常に価格が変動し、味は劣るがお値打ちなコーヒーが多いです。

上記の画像を参考にするとよりわかりやすいでしょう。

一つ一つ解説していきます。

スペシャルティコーヒー

ラボカフェ コロンビア・ナリーニョ・スプレモ
ラボカフェ コロンビア・ナリーニョ・スプレモ

人による官能検査で80点以上のコーヒーがこのスペシャルティコーヒーというランクになります。

トレサビリティと言われる生産から皆さんの手元に届くまでの履歴やサスティナビリティという環境への配慮も求められるコーヒーです。

専門店が扱うような高品質コーヒーでしょう。

コーヒー好きなら一生に一度は飲んでみたいコーヒー豆ですね。

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プレミアムコーヒー

プレミアムコーヒー

生産国や等級、さらに細かく農園や生産者や品種等も絞り込むことが出来ます。

また、官能検査(味覚検査)で75~80点未満のコーヒーです。

自家焙煎店のコーヒー豆にはリッチなものになるでしょう。

しかし、ぜひ使っていただきたいランクです。

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コモディティコーヒー

コモディティコーヒー

コモディティコーヒーは、世界で一番普及しているランクのコーヒー豆のランクになります。

スーパーや量販店で販売されている「200g:500円前後」のようなイメージです。

しかし、このランクの幅は広く、さらに細かくランク分けが存在します。

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ローグレードコーヒー

ローグレードコーヒー

ローグレードコーヒーは、主に缶コーヒーやインスタントコーヒーの原料になります。

「ロー」は「Low」の意味で「低い」という意味ではありますが決して不味いというわけではありません。

この4つのランク全て合わせてコーヒーです。

コーヒーに対する価値観は人それぞれであるためぜひ色々なものに挑戦してみることをおすすめします。

コーヒー豆のランクを決める3つの要因

コーヒー豆のランクを決める3つの要因

本題のコーヒー豆のランクを決める3つの要因について見ていきます。まとめると以下の通りです。

  1. 栽培地の標高
  2. 生豆の粒の大きさ
  3. 精製方法(度合い)

大きく分けて3つです。

1つ1つ解説していきます。

1. 栽培地の標高

コーヒー豆のランクを決める大きな要因の1つ目は、栽培地の標高です。

「グアテマラ SHB」や「コスタリカ GHB」というような銘柄の表記を見かけたことはありませんか?

「栽培地の標高」に注目してみると、グアテマラとコスタリカは両国ともに産地の標高でコーヒー豆を分類、つまり、ランク付けしていることがわかります。

一般的にコーヒー豆は、生育された標高が高いほど、酸味が強く、香りが良いとされています。

高地ならではの昼夜の寒暖差により、コーヒーの実が締まることで、ゆっくりと時間をかけて熟していくためです。

品質が良質で特色が際立つためランクも高く、必然的に価格も高くなります。

例を挙げると以下の通り。

  • グアテマラでは、最高級グレードの豆は標高4500~5000フィート(約1350~1500メートル)で収穫されたものと定められおり、SHB(ストリクトリー・ハードビーン)と呼ばれています。
  • コスタリカは、3900~5400フィート(約1170~1620メートル)で収穫されたものと定められており、同様に、SHB(ストリクトリー・ハードビーン)と呼ばれています。

また、注意点としてコーヒー豆の生産国によって表記のされ方が違います。

2. 生豆の粒の大きさ

2. 生豆の粒の大きさ
グアテマラ農園の生豆

2つ目の大きなランクの要因は、生豆の粒の大きさです。

同様に「タンザニア AA」や「コロンビア スプレモ」といった銘柄の表記を見かけたことはありませんか?

これは、「生豆の粒の大きさ」を基準に品質を認定しているコーヒー豆のランク(グレード)評価になります。

タンザニア・ケニア・コロンビアなどでは、コーヒー豆の大きさを「スクリーン」という単位で表しています。

大きな粒のコーヒー豆ほど高品質とされ、7or8段階程度に分類してランク分けをしています。

例を挙げてみましょう。

  • タンザニアでは、「AA」と格付けされたスクリーン18以上のコーヒー豆を上位にしています。
  • ケニアでも「AA」と格付けされたスクリーン17~18のコーヒー豆が上位にランク付けされています。
  • コロンビアは「スプレモ」と呼ばれるスクリーン17~18の豆や「エキセルソ(EX)」と呼ばれるスクリーン15~17のコーヒー豆が存在します。

3. 精製方法(度合い)

最後に大きな要因として挙げられるのは、精製方法(度合い)です。

精製方法(度合い)を基準として、品質を認定している代表的な国としてはブラジルが挙げられます。

欠点豆を種類と個数で点数に加算し、そのトータルで品質をランク付けしています。

つまり、合計の点数が低いほうがランクが高いというわけです。

ブラジルのランク付けは、No.1~No.8までありますが、実質No.1のコーヒー豆ランクが無いと言われています。

それは、つまりランクNo.1は欠点豆が一切ないことを意味するからです。

コーヒー豆は農作物であるため、欠点豆が一つもないということはあり得ません。

コーヒー豆栽培地の標高の違いによってランクがかわってくるなんて意外だな…

【番外編】品種

全ての品種がランク分けされているわけではありませんが、人気の品種は「品種名」や「ブランド名」で高値で取引されるものもあります。

主に品種やブランド名で高値で取引されているのは以下のとおりです。

  • パナマ・ゲイシャ種
  • ブルーマウンテン
  • ハワイコナ

パナマ・ゲイシャ種

パナマ・ゲイシャ種はコーヒー業界で今最も注目されている品種の1つです。

栽培が難しく希少性が高い品種ですが、圧倒的な香りの良さとフルーティーな味わいが保証されています。

パナマゲイシャ種が有名になったのが、パナマのエスメラルダ農園のゲイシャ種が品評会で高価格で落札されたことが始まりです。

パナマ・ゲイシャのコーヒーに関してはこちらもご覧ください。

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ブルーマウンテン

ブルーマウンテンは日本人に馴染みのある高級コーヒーですね。

ジャマイカのブルーマウンテンの区画でとれ厳しい審査をクリアしたコーヒーが「ブルーマウンテン」の名前を使うことができます。

ブルーマウンテンの中でも格付けがあり、大きさや欠点豆数でランク付けされています。

厳しい条件の中で栽培されることにより「ブルーマウンテン」のブランド力が世界に広まっていきました。

ブルーマウンテンについて詳しく知りたい方はこちらもチェックしてみてください。

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ハワイコナ

ハワイコナも高級コーヒーとして有名なコーヒーのうちの1つです。

ハワイコナ地区で採れたコーヒー豆のみにしか名前を使うことができません。

希少性が高く、またハワイの人件費の高さからさらに高値で取引されています。

ハワイコナの中でも大きさや欠点豆の混入率でランク付けされています。

ハワイコナの記事についてはこちらもチェックしてみてください。

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各国のコーヒー豆のグレード・等級一覧

各国のコーヒー豆のグレード・等級一覧

各国のコーヒー豆のグレードと等級の一覧をまとめました。

今回紹介する国はこちらです。

  • グアテマラ
  • コロンビア
  • ケニア
  • エチオピア
  • ジャマイカ(ブルーマウンテン)
  • ハワイコナ

以下で詳しく解説します。

グアテマラ

グアテマラは標高によりランク付けされています。

標高グレード・等級
1350m以上SHB(ストリクトリーハードビーン)
1200m〜1350mHB(ハードビーン)
1050m〜1200mSH(セミ ハードビーン)
900m〜1050mEPW(エクストラ プライム ウォッシュド)
750m〜900mPW(プライム ウォッシュド)
600m〜750mEGW(エクストラ グッド ウォッシュド)
〜600mGW(グッド ウォッシュド)
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他にも標高でランク付けされている国は以下の通りです。

コロンビア

コロンビアはコーヒー豆の大きさによりランク付けされています。

大きさグレード・等級
スクリーンサイズ17以上スプレモ
スクリーンサイズ14〜16エクセルソ

スクリーンサイズが13以下のものは国内消費されます。

他にもケニアやタンザニアも豆の大きさでグレードが決まりますが、この等級の名称はコロンビアで採れたコーヒーにしかつけられません。

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ケニア

ケニアはコーヒー豆の大きさによりランク付けされています。

大きさグレード・等級
スクリーンサイズ18以上AA
スクリーンサイズ15〜17AB
スクリーンサイズ11〜15C
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エチオピア

エチオピアは300gの中の欠点豆の数によってランク付けされています。

欠点豆グレード・等級
300g中欠点豆が0〜3個グレード1
300g中欠点豆が4〜12個グレード2
300g中欠点豆が13〜27個グレード3
300g中欠点豆が28〜45個グレード4
300g中欠点豆が46〜90個グレード5

南米の国ペルーでも欠点豆数によりランク付けされています。

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ジャマイカ(ブルーマウンテン)

ジャマイカの中でも地区、標高、コーヒー豆の大きさでランク付けされています。

ブルーマウンテンは厳しい審査を通過したコーヒー豆のみが、ブルーマウンテンの名前を使うことができます。

大きさグレード・等級
ブルーマウンテン地区
標高800m〜1,500m
ブルーマウンテン
ハイマウンテン地区
標高800m〜1,000m
ハイマウンテン
上記以外の地区
300m〜800
プライムウォッシュ

さらにブルーマウンテン地区で採れたコーヒー豆は、サイズと欠点豆の混入率で以下のランクに分けられます。

大きさグレード・等級
スクリーンサイズ17〜18
欠点豆混入率3%未満
NO.1
スクリーンサイズ16〜17
欠点豆混入率3%未満
NO.2
スクリーンサイズ15〜16
欠点豆混入率3%未満
NO.3
ピーベリーだけを集めたピーベリー

厳選に厳選を重ねて審査されているのが、ブルーマウンテンのブランド価値をあげています。

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ハワイコナ

ハワイコナの中でもスクリーンサイズと欠点豆の数でランク付けされています。

大きさと欠点豆グレード・等級
スクリーンサイズ7.5mm以上
欠点豆が1ポンドあたり10粒以下
エクストラファンシー
スクリーンサイズ7.1mm以上
欠点豆が1ポンドあたり16粒以下
ファンシー
スクリーンサイズ6.4mm以上
欠点豆が1ポンドあたり20粒以下
No.1(ナンバーワン)
欠点豆が1ポンド中5%セレクト
欠点豆が1ポンド中25%以下プライム

上記の全てのランクが「ハワイコナ」という名前を使うことができます。

より大きな地域ごとの特徴をタブでまとめています。クリックすると詳細が見れます

苦みと深いコクが特徴。いつもと違うコーヒーを飲みたい方におすすめです。

代表的な銘柄はインドネシアの「マンデリン」。

苦みが強く、深いコクが感じられます。また香辛料のような独特な香りも魅力でしょう。

そのため、少しクセのあるコーヒーを試したい際や、普段からミルクや砂糖と一緒に飲んでいる方などの甘党の方にもおすすめです。

他にももっとコーヒーの等級やグレードを知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください!

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最高グレードのスペシャルティコーヒーを取り扱う有名コーヒー専門店

最高グレードのスペシャルティコーヒーを取り扱う有名コーヒー店

ここからは、スペシャルティコーヒーを取り扱う有名店について解説します。

今回紹介する有名店は以下のとおりです。

  • 珈琲きゃろっと
  • 土井珈琲
  • 丸山珈琲
  • ロクメイコーヒー

1つ1つ紹介します。

珈琲きゃろっと

珈琲きゃろっとは自家焙煎コーヒー豆店で主にネット通販で販売されています。

北海道恵庭市には実店舗のカフェ「花カフェきゃろっと」もあります。

ローストマスターズチャンピオンシップで優勝した実績を持っている人気のショップです。

1つ1つ丁寧に焙煎された高品質なコーヒーを手軽に飲むことができます。

コスパの良さが特徴

初回限定のコーヒーがコスパが良いです。

コーヒー豆400g(約40杯分)のセットが1,980円で購入することができます。

世界が認めた焙煎士のクオリティを気軽に試すことができるチャンスなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

他にも、高価ではありますが貴重なゲイシャのコーヒー豆を数量限定で販売したり、時期によってユニークなラインナップも豊富なので、コーヒー好きの方には一度試して頂きたいコーヒー豆ばかりです。

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土居珈琲

土井珈琲は1971年に創業したコーヒーの会社です。

一度に少量しか焙煎できない特別な焙煎釜を6台使用し、丁寧に焙煎された高品質なコーヒー豆が揃っています。

ネット通販がメインで、楽天やAmazonでも購入することができるので手軽に土井珈琲を味わうことができます。

豊富なラインナップのコーヒー豆

土井珈琲で取り扱うコーヒー豆は、農園の情報やコーヒー豆の情報がよく記載されていて「想い」が伝わってきます。

豊富なラインナップに加えて、ホームページが見やすく自分の好みのコーヒー豆を見つけやすいです。

また、焙煎度合いを自分の好みで選択できます。

「小さな焙煎」にこだわりを持つからこそのサービスですね。

\ 多数メディアに掲載 /

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丸山珈琲

丸山珈琲
出典:公式サイト

丸山珈琲は、丸山健太郎によって1991年軽井沢に創業されたコーヒーショップです。

素材独自の味を生かす丸山珈琲独自の焙煎技術によって、香り高い高品質なコーヒー豆が揃っています。

カフェも9店舗ほどあり軽井沢や都内、山梨などにあり人気のお店です。

こだわりのスペシャルティコーヒーが飲める

丸山珈琲のコーヒーの買い付けは、創業者である丸山健太郎さんが年間の約半数産地をめぐり現地で買い付けています。

現地の方とコミュニケーションをとりながら買い付けているコーヒー豆は、高品質なものはもちろんですが、生産者の方々のさまざまな想いが込められています。

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ロクメイコーヒー

ロクメイコーヒーは、1974年奈良で創業したスペシャリティコーヒーと厳選豆を取り扱う自家焙煎珈琲店です。

奈良に実店舗があり、こだわり抜いたコーヒー豆はネット通販でも販売しています。

おしゃれなパッケージなのでプレゼントにも最適です。

初めての方限定のお得なセットがおすすめ

初めての方限定でお試し飲み比べセットがあり、28%オフで3種類のコーヒー(各100g)が2,160円飲み比べできます。

3種類のコーヒーはバランスの取れた味わいの「ロクメイブレンド」、キャラメルのような甘さの「サスサワブレンド」、華やかなフルーティーな香りの「エチオピアシダモグジナチュラル」です。

ロクメイコーヒーの味を知るにはぴったりの3種類なので、初めて飲む方は購入する価値があります。

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コーヒー豆のグレード・等級と値段は美味しさに比例するわけではない

コーヒー豆のグレード・等級と値段は美味しさに比例するわけではない

コーヒー豆のグレード・等級と値段は美味しさに比例するわけではありません。

コーヒー豆の味わいは、以下によって決まります。

  • 生産国
  • 加工法
  • 焙煎
  • 鮮度
  • 淹れ方

味を決める要因はさまざまです。

生産国・加工法は自分好みで選ぶことができます。

しかし、品質の良いスペシャルティコーヒーを購入したとしても、焙煎・鮮度・淹れ方などを間違えると本来のコーヒー豆の味わいの良さを堪能することはできません。

コーヒーも料理と一緒です。

そのため美味しいコーヒーを飲みたいからスペシャルティコーヒーばかり追い求めず、自分好みの味を探求していくことの方が美味しいコーヒーと出会うことができるでしょう。

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大手コーヒーチェーンのコーヒー豆のこだわり

大手コーヒーチェーンのコーヒー豆のこだわり

大手コーヒーチェーンは、スペシャルティコーヒーを大々的に取り扱っているとあまり聞かないですが、果たして品質は大丈夫なのでしょうか?

答えは、大手コーヒーチェーンは独自の基準を定めて買い付けを行っており、スペシャルティコーヒーと同等の高品質なコーヒーを取り扱っています。

例えば、シアトル系コーヒーチェーンで有名な「スターバックス」。

全世界に32,000店舗も存在しています。

そのスタバの店舗で販売するコーヒーをスペシャルティコーヒーだけでまかなうとなると、大量のスペシャルティコーヒーが必要になります。

それは現実的に不可能です。

そのため、独自の基準を設けて高品質なコーヒーを独自のルートで購入しています。

スタバの品質基準について知りたい方は以下をご覧ください。

コーヒー豆のランク・等級に関するよくある質問

ここではコーヒー豆のランク・等級に関するよくある質問とその回答を紹介します。

コーヒー豆のランク・等級は明確に定まっていないこともある?

コーヒー豆のランクや等級は、生産国や地域、品種などにより異なる基準で決まります。

ただし一般的に、コーヒー豆の品質は今回紹介した要素によって決まります。

これらの基準は絶対的なものではなく、生産者やバイヤー間での取引時にも再評価されることがあります。

また、最終的なコーヒーの品質は豆のランクだけでなく、焙煎や抽出の方法にも大きく依存します。

したがって、コーヒー豆のランクや等級は一定の指標を提供しますが、それらが必ずしも最終的なコーヒーの風味や質を決定するわけではありません。

そのため、一部の専門家やコーヒー愛好家は、特定の豆の「ランク」や「等級」を一概に決定するのではなく、個々の豆の独特な特性や風味を強調する傾向があります。

これは特に、特定の農園やマイクロロット(特定の農園の特定の部分から収穫されたコーヒー豆)からの豆に対してよく見られます。

Qグレードとスペシャルティの違いは何ですか?

“Qグレード”と”スペシャルティコーヒー”という用語は、コーヒー業界で豆の品質を評価するために使用されますが、それぞれ異なる意味を持ちます。

  • Qグレード:これは特定のコーヒー豆の品質を表す公式の評価システムで、コーヒー品質研究所(CQI)によって開発されました。Qグレーダーと呼ばれる専門家が、コーヒー豆の風味、香り、酸味、甘味、苦味、口当たり、バランス、その他の特性を評価します。Qグレードの評価は100点満点で、80点以上のコーヒー豆はQグレードと認定されます。
  • スペシャルティコーヒー:スペシャルティコーヒー協会(SCA)は、スペシャルティコーヒーを「最高品質のグリーンコーヒー(生豆)」と定義しています。スペシャルティコーヒーは、栽培から収穫、処理、焙煎、そして提供に至るまでの全てのプロセスが厳しく管理されています。これにより、その豆の持つ最高の風味が引き出されます。また、スペシャルティコーヒーは一般的にQグレードの評価で80点以上のコーヒー豆を指します。

両者の主な違いはその定義と使用方法にあります。Qグレードは特定の評価システムとしての役割を果たし、スペシャルティコーヒーはコーヒー豆の品質カテゴリーを指します。

しかし、実際には、Qグレードとスペシャルティコーヒーはしばしば交換可能に使用され、どちらも高品質なコーヒー豆を指すことが多いです。

コーヒー豆のランクをおさえて美味しいコーヒーを飲もう!

コーヒー豆のランクの違いとは?その要因3つを徹底解説【決定版】

いかがでしたでしょうか?

コーヒー豆のランクの違いについて徹底解説しました!

本記事で重要なことをまとめると以下のとおりです。

  • 人による官能検査で80点以上のコーヒーが「スペシャルティコーヒー」
  • 官能検査(味覚検査)で75~80点未満のコーヒーは「プレミアムコーヒー」
  • コモディティコーヒーは世界で一番普及しているランクのコーヒー豆
  • コーヒー豆のランクを決める3つの要因は、「標高」「生豆の粒の大きさ」「精製方法(度合い)」
  • グアテマラ、コロンビア、ケニア、エチオピア、ジャマイカ(ブルーマウンテン)、ハワイコナのランクを紹介
  • スペシャルティコーヒーを取り扱う有名店は、「珈琲きゃろっと」「土井珈琲」「丸山珈琲」「ロクメイコーヒー」
  • 美味しいコーヒーを見つける近道は自分の好みを知ること
  • 大手コーヒーチェーンは、独自の査定基準で高品質なコーヒーを取引きをしている

大まかなランクの違いとその要因について解説しましたが、いちばん重要なのはそれぞれの価値観を理解することです。

当然、ランクですので味の違いは出てきますが、それはコーヒー豆の個性と言ってもいいでしょう。

つまり、多くのコーヒー豆のランクを買って試してみて色々な価値観を見てみるとまた違った視点が見えてくるはずです。

コーヒー豆のランクの違いとは?コーヒーの格付けの違いを徹底解説

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スペシャルブレンドの場合
甘み
95
 酸味
50
苦味
50
コク
90
香り
85

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この記事を書いた人

柏倉 元太のアバター 柏倉 元太 日本安全食料料理協会(JSFCA)認定コーヒーソムリエ/コーヒー専門家

日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ資格を取得し、現在はコーヒー専門家として活動。また独自のコーヒーブランド「ラボカフェ」も運営。

このサイトでは毎日"香りから始まるひと時を。"をモットーに、コーヒー豆についての情報や皆様に役立つ情報をメディアを通して発信しています。いいなと思ったら是非、拡散よろしくお願い致します。

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