カルディのコロンビアコーヒーの特徴は?
いろいろな商品があるけど何が違うの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
コロンビアといえば定番のコーヒー産地ですが、店により味わいが異なります。
本記事では、カルディのコロンビアコーヒーの味わいの特徴を実際に飲んで徹底検証!ピンクブルボンなど話題の限定商品や味わいの近いコーヒーも紹介します。
- カルディのコロンビアは、苦味と酸味のバランスが良くコクの強い味わい
- 全国の店舗やオンラインショップで購入できる(価格は200gで1,242円)
- ブラック・ミルクなどさまざまな飲み方で楽しめる
- 「コロンビア ウィラ ピンクブルボン」など限定商品もある
- カルディのコロンビアが好きな人におすすめのコーヒーは「ケニア」など3つ
- セールやカルディカードでお得に購入できる
日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修。
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コーヒーを愛し続けて約10年。現在はコーヒー専門家として活動し、様々な媒体・メディアにご紹介いただいています。独自ブランドのコーヒー豆を「ラボカフェ」で販売中。
それでは早速見ていきましょう!
カルディのコロンビアコーヒーとは?
コロンビアは、しっかりしたコクと酸味が特徴の日本でも定番の銘柄です。
カルディのコロンビアは品質と価格のバランスが良く、日常的に飲むにはぴったりのコーヒーといえます。
マイルドカルディよりもやや酸味とボディが強く、飲みごたえを求める方におすすめです。
カルディ コロンビアの基本情報
カルディのコロンビアの基本情報は以下の通りです。
商品名 | コロンビア |
---|---|
コーヒー豆の産地 | コロンビア |
焙煎度 | 中煎り |
内容量 | 200g |
価格 | 1,242円 |
購入できる場所 | 各店舗・オンラインショップ |


コーヒー豆の産地
コロンビア産のコーヒーは、標高が高いため酸味とコクが強いのが特徴です。
クセがなく飲みやすいので、コーヒーらしい味わいといえばまず思い浮かぶ産地の1つでしょう。
最近では個性的なコーヒーも登場していますが、カルディのコロンビアは昔ながらのマイルドな味わいです。
より大きな地域ごとの特徴をタブでまとめています。クリックすると詳細が見れます
苦みと深いコクが特徴。いつもと違うコーヒーを飲みたい方におすすめです。
代表的な銘柄はインドネシアの「マンデリン」。
苦みが強く、深いコクが感じられます。また香辛料のような独特な香りも魅力でしょう。
そのため、少しクセのあるコーヒーを試したい際や、普段からミルクや砂糖と一緒に飲んでいる方などの甘党の方にもおすすめです。
焙煎度
カルディのコロンビアは、シティロースト程度の中煎りです。
苦味と酸味のバランスが取れ、コクも強くなってくる焙煎度です。
後味には柑橘系の爽やかな風味も残ります。
ライトローストとシナモンローストは、浅煎りの焙煎度合いになります。
黄色から茶色へと変化する程度の焙煎度合いです。
コーヒーの風味はかなり弱い状態。
中煎りはミディアムローストとハイローストです。
この状態では茶褐色とまだ色は薄いものの、軽やかな風味を楽しめます。
特にハイローストは深煎りに近いため、コクと若干の苦味がありながら飲みやすいのが特徴です。
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
以上の順番で焙煎度合いは増していきます。
シティローストは最も人気な焙煎度合い。
苦みやコク、甘みのバランスが丁度よいのが特徴で、カフェで提供されるコーヒーもシティローストが多いです。
イタリアンローストになると、コーヒー豆の見た目はほぼ真っ黒です。
味もかなり濃く、味わいも濃厚になります。
精選方法
コーヒーチェリーを生豆に加工する方法を、精選と呼びます。
コーヒー豆は、コーヒーの木になっているコーヒーチェリーの中の種を取り出し、焙煎したものです。
この種を取り出す過程をどのように行うかで、味わいが変わります。
伝統的な精選方法と味わいの違いは以下の通りです。
- ナチュラル:まろやかで個性的
- ウォッシュド:スッキリしてクリーンな後味
- パルプドナチュラル/ハニー:ナチュラルとウォッシュドの中間的な味わい
- スマトラ式(ウェットハル):強いコクと個性的な風味
カルディのコーヒー豆には精選方法の記載はないため正確には不明ですが、国によりある程度は決まっています。
コロンビアは、伝統的にウォッシュドの精選方法を採用しており、スッキリした後味が特徴です。
近年では他の精選方法も増えている国ですが、ウォッシュドコーヒーは多くの人に好まれる味といえます。
コロンビアコーヒーの特徴
コロンビアは、世界のコーヒー生産量第3位を誇るコーヒー大国です。
日本への輸入量も多く、コーヒー専門店では必ず置いてある産地です。
ナッツのような香ばしさとコクがあり、後味にはオレンジなど柑橘系の爽やかな余韻もあります。
ウォッシュドコーヒーの名産地
コロンビアは、先に触れた精選方法のうち、ウォッシュドプロセスで古くから有名です。
コーヒーは、伝統的に以下の4つに分類されてきました。
- Brazilian Natural(ブラジリアン・ナチュラル)
- Colombian Mild(コロンビア・マイルド)
- Other Mild(アザー・マイルド)
- Robusta(ロブスタ)
ナチュラルの代表がブラジルだとすると、ウォッシュドの代表がコロンビアで、カテゴリー名に冠されるほどです。
ちなみに、上質なウォッシュドコーヒーとして、ケニアやタンザニアもコロンビア・マイルドに含まれます。
近年は個性派も増えている
マイルドで飲みやすい味わいのコロンビアですが、近年は精選方法や品種のバリエーションが豊かです。
ワインのようなフレーバーを持つアナエロビックプロセスや果物などと一緒に発酵させるインフューズドと呼ばれる特殊精選に加え、ゲイシャ種のような新たな品種の栽培も進んでいます。
しかし、個性的なコーヒーが増えたとしても、伝統的なコロンビアの人気は揺るぎないものがあります。
【実飲レビュー】カルディ コロンビアの味わいの特徴
- 苦味と酸味のバランスが良い
- コクが強く飲みごたえがある
- マイルドなため強い味が好きな人には向かない
ここでは、筆者が実際にカルディのコロンビアを飲んで感じた味わいの特徴を紹介します。
抽出した際の粉とお湯の比率、お湯の温度は以下の通りです。
- コーヒー粉:12g(中挽き)
- お湯:130cc(90℃くらい)
グラフにすると以下のようなイメージです。
まろやかですが苦味がしっかり感じられ、コクも強い味わいです。
冷めてくると少し酸味を感じますが、甘味も強く全体として飲みやすいコーヒーです。
バランスの良い味わいである分、苦味や香りの個性は弱めです。
甘味
濃厚な甘味があり、ブラックでも飲みやすい味です。
酸味
穏やかな酸味がありますが、それほど強くないので苦手な人でも飲みやすいでしょう。
苦味
一般的な中煎りに比べ苦味は強い印象です。
香ばしい香りと合わさりナッツのようなイメージです。
コク
しっかりしたナッツのようなコクがあります。
ミルクにも合いますが、ブラックでも重たい感じはしません。
香り
アーモンドやチョコレートのような香ばしさが強めです。
後味には柑橘系の爽やかさもあります。
【まずい?美味しい?】カルディ コロンビアの評判と口コミ
カルディのコロンビアに対する良い評判と悪い評判は以下の通りです。
良い口コミ
コーヒーらしい風味とコクがあり、どのような好みの人でも飲みやすいようです。
ブレンドにも多く使われるため、マイルドカルディなどが好きな人なら親しみやすい味でしょう。
悪い口コミ
マイルドなので悪い口コミは少ないですが、やはり好みに合わないという意見も見られます。
苦味・酸味ともにほどほどなので、はっきりした味が好きな人には物足りなく感じられるかもしれません。
カルディ コロンビアがおすすめな人・そうでない人
カルディのコロンビアがおすすめな人・おすすめではない人は以下の通りです。
- 苦味と酸味のバランスの良いコーヒーが好きな人
- 香ばしい香りが好きな人
- 深煎りのように強い苦味が好きな人
- フルーティーな香りが好きな人
中煎りの中では苦味が強い印象なので、苦味が好きな人におすすめです。
個性的なコーヒーではないので、多くの人に飲みやすい味わいです。
カルディ コロンビアの美味しい淹れ方
ここでは、カルディのコロンビアをもっと美味しく淹れるためのポイントをまとめてみましょう。
ホット・アイスそれぞれの淹れ方を解説していきます。
ホットコーヒー
- コーヒー粉:12〜15g(中挽き)
- 抽出量:130〜160cc
- お湯の温度:80〜90℃
どんな淹れ方でも雑味が出にくいコーヒーですが、苦味が強いのでやや温度は低めにすると良いかもしれません。
軽い味わいが好みの人は、粉を粗挽きにするとすっきりした味に仕上がります。
美味しく淹れるポイントは以下の3つです。
- 新鮮なコーヒー豆を使う
- 挽き方は中挽き〜粗挽き
お湯の温度が低いとまろやかに、高いとしっかりした苦味になります。
下記の動画や記事も参考に、自分好みの淹れ方を見つけてみましょう!
アイスコーヒー
- コーヒー粉:12g(中挽き)
- 抽出量:70cc+氷(抽出量150ccくらい)
- お湯の温度:85~90℃
苦味とコクがあるため、アイスコーヒーでも薄くならずしっかりした味わいです。
ミルクを加える場合は、やや粉の量を増やすと良いでしょう。
アイスコーヒーは酸味を強く感じるため、酸味が苦手な方はより深煎りのモーニングブレンドやリッチブレンドがおすすめです。
ミルクとの相性
コクと苦味がしっかりしているので、ミルクとも非常によく合います。
ミルク多めのカフェオレにする場合は、粉を細挽きにしたりお湯の温度を上げることで濃く抽出するのがおすすめです。
カルディ コロンビアのおすすめの保存方法
コーヒー豆は、長く置いておくと味や香りが落ちてしまいます。
特に粉で購入した場合は、1カ月を過ぎると酸味が強くなり、味が重たくなります。
コーヒー豆・コーヒー粉の美味しく飲める期間は下記が目安になります。
- コーヒー豆:1ヶ月
- コーヒー粉:2週間
可能であれば、豆のまま購入して自宅で挽いたほうが美味しさが長持ちします。
上記の期間より長く保存する場合は、密閉できる容器に入れて冷凍保存するのがおすすめです。
カルディでは、1袋分(200g)がぴったり入るキャニスター缶も販売されているので、ことちらで保存するのもおすすめです。
【限定商品】カルディのコロンビア産コーヒーのおすすめ2選!
コロンビアはバリエーション豊かな産地で、品種や農園によりさまざまな味わいがあります。
カルディでは、スタンダードなコロンビアに加え、農園や品種を限定した特別な商品も扱っています。
ここでは、そんな限定商品の中からおすすめを2種類紹介します。
一覧にしたものがこちらです。
NO. | 商品名 | コーヒー豆の産地 | 焙煎度 | 内容量 | 価格 | 購入できる場所 | 味の特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | コロンビア ウィラ ピンクブルボン | コロンビア | 中煎り | 200g | 2,721円 | オンラインショップ限定 | 華やかでスッキリした風味 |
2 | コロンビア ウィラ アセベド地区 ハイロースト | コロンビア | 中煎り | 10g(1杯分)ドリップバッグ | 160円 | 各店舗・オンラインショップ | ブラウンシュガーのような甘さとコク |
1. 華やかな甘さが魅力の希少品種「コロンビア ウィラ ピンクブルボン」
- フルーツティーのような華やかな香り
- 甘くスッキリした味わい
- 希少なため値段が高い
ピンクブルボンは、華やかなフレーバーで注目されている希少品種です。
通常、コーヒーチェリーは完熟すると赤くなりますが、この品種は名前の通り綺麗なピンク色に熟します。
プラムやシトラスのような華やかな香りに加え、アールグレイに似たアロマもある複雑な味わいです。
商品詳細
商品名 | コロンビア ウィラ ピンクブルボン |
---|---|
コーヒー豆の産地 | コロンビア |
焙煎度 | 中煎り |
内容量 | 200g |
価格(税込) | 2,721円 |
購入できる場所 | オンラインストア限定 |
2. ブラウンシュガーのような甘さとコク「コロンビア ウィラ アセベド地区 ハイロースト」
- ブラウンシュガーのような甘味のあるコーヒー
- ドリップバッグで手軽に淹れられる
- コーヒー豆の商品は無い
アセベド地区は、コロンビアの中でも名産地として知られるウィラ南部にある山岳地帯です。
数々の有名農園が集まる地域であり、クリーンな後味とバランスのとれた味わいが特徴。
ブラウンシュガーのような甘さと爽やかな風味があり、上質なコロンビアを体感できます。
商品詳細
商品名 | カフェカルディドリップ コロンビア ウィラ アセベド地区 ハイロースト |
---|---|
コーヒー豆の産地 | コロンビア |
焙煎度 | 中煎り |
内容量 | 10g(1杯分)ドリップバッグ |
価格(税込) | 160円 |
購入できる場所 | 店舗・オンラインストア |
カルディのコロンビアが好きな人におすすめのコーヒー豆3選!
ここでは、カルディのコロンビアが好きな人におすすめな味わいの近いコーヒーを3種類紹介します。
一覧にしたものがこちらです。
NO. | 商品名 | コーヒー豆の産地 | 焙煎度 | 内容量 | 価格 | 購入できる場所 | 味の特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ケニア | ケニア | 中煎り | 200g | 1,944円 | 各店舗・オンラインショップ | どっしりしたコクと酸味 |
2 | モカマタリ | イエメン | 中煎り | 200g | 2,592円 | 各店舗・オンラインショップ | 赤ワインのような芳醇な香り |
3 | キリマンジャロ | タンザニア | 中煎り | 200g | 1,285円 | 各店舗・オンラインショップ | キレのある酸味とコク |
1. ジューシーな酸味とコクのある味わい「ケニア」
- 重厚感のあるしっかりした味わい
- カシスやドライフルーツのような風味
- 酸味が苦手な人には向かない
標高の高さやウォッシュドの精選方法など、コロンビアと共通点の多いケニアのコーヒー。
ジューシーな酸味とコクを持ち、コロンビアよりも爽やかさの強い豆です。
フルーティーな風味や浅煎りコーヒーが好きな人におすすめです。
商品詳細
商品名 | ケニア |
---|---|
コーヒー豆の産地 | ケニア |
焙煎度 | 中煎り |
内容量 | 200g |
価格 | 1,944円 |
購入できる場所 | 各店舗・オンラインショップ |


2. フルーツのように芳醇なフレーバー「モカマタリ」
- 甘味が強くコクがある
- 赤ワインのようなフルーティーな香り
- モカ独特の香りが好みに合わない可能性がある
赤ワインや熟成されたフルーツに似た香りでファンの多いモカマタリ。
香りが特徴的ですが、味わいのバランスはコロンビアと近くバランスが取れています。
より個性的で甘い香りが好みな人におすすめです。
商品詳細
商品名 | モカマタリ |
---|---|
コーヒー豆の産地 | イエメン |
焙煎度 | 中煎り |
内容量 | 200g |
価格 | 2,592円 |
購入できる場所 | 各店舗・オンラインショップ |
3. キレのある酸味と爽やかな風味「キリマンジャロ」
- キレのある酸味
- 爽やかでスッキリした後味
- 酸味が苦手な人には向かない
コロンビアと並んで古くから知名度の高いキリマンジャロは、タンザニア産のコーヒーです。
焙煎度により味わいが大きく変わる豆ですが、こちらは中煎りで爽やかな酸味が特徴的です。
よりキレのある酸味を楽しみたい人にぴったりです。
商品詳細
商品名 | キリマンジャロ |
---|---|
コーヒー豆の産地 | タンザニア |
焙煎度 | 中煎り |
内容量 | 200g |
価格 | 1,285円 |
購入できる場所 | 各店舗・オンラインショップ |


カルディのコロンビアをお得に買う方法
最近ではコーヒー豆の値上げが続いており、コロンビアも例外ではありません。
※2025年5月時点
いつも買っているという人なら、なるべくお得に買いたいものですよね。
カルディでは、コーヒー豆をお得に購入できるセールやサービスがあります。
以下の方法を使うとお得になります。
- セールで買う
- カルディカードを使う
それぞれ解説していきます。
セールで買う
カルディでは、食品やコーヒー豆をお得に買えるセールを開催しています。
代表的なセールは以下の3つです。
- 周年セール
- お客様感謝セール
- 決算セール
周年セール・お客様感謝セールは、オリジナルコーヒー豆が通常価格の半額になるためチャンスです!
よく行く店舗で開催される予定があれば、まとめて購入しても良いでしょう。
また、夏に行われる決算セールも、一部のコーヒー豆が10%オフで購入できます。
カルディカードを使う
カルディカードとは、チャージして支払いに使えるカルディ限定のプリペイドカードです。
一番のメリットは、コーヒー豆を購入するとポイントが貯まること。
200円につき1ポイント貯まり、100ポイント貯まると1,000円分の電子マネーが付与されます。
※2025年5月時点
2万円分のコーヒー豆を購入すると、1,000円が戻ってくるイメージです。
カルディでコーヒー豆をよく購入する方は、作っておいて損はないでしょう。
カルディのコロンビアはコクがあり飲みごたえ十分な味わい!
いかがでしたでしょうか?
カルディのコロンビアの特徴や限定商品、口コミについて紹介しました。
本記事の要点をまとめると以下の通りです。
- カルディのコロンビアは、苦味と酸味のバランスが良くコクの強い味わい
- 全国の店舗やオンラインショップで購入できる(価格は200gで1,242円)
- ブラック・ミルクなどさまざまな飲み方で楽しめる
- 「コロンビア ウィラ ピンクブルボン」など限定商品もある
- カルディのコロンビアが好きな人におすすめのコーヒーは「ケニア」など3つ
- セールやカルディカードでお得に購入できる
カルディのコロンビアは王道の味わいで、期待を裏切らない満足感です。
お値段も比較的リーズナブルなので、普段のラインナップにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。